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高い建物がないということ【京都に住む】

2023年7月、つい最近まで大阪の梅田2km圏内に住んでいました。
高いビルが立ち並ぶ、大都会。日本一長いと言われている商店街までも近かったので、夜も人通りが途絶えることなく、とにかく明るかった。私はそんなにぎやかで眠らない町が大好きでした。

京都にきて初めて感じたのは、高い建物がないし、ネオンが少ないということ。落ち着いた生活を送れるかもしれない、そう思ってもいたけれど、賑やかな町が大好きな私が、友だちも一人もいないここで寂しくならないかとても不安でした。

先日鴨川沿いを散歩していて、写真をとっていて、ふと気づいたことがあります。
「空がきれい」「夕焼けもきれい」、「え、なんだ?とにかくきれいだー」
なぜだ?自分がとった写真を見て、気がつきました。
高い建物がないということ、つまり川の先も山も、先の先まで見わたせるということ。でもそれがなんなんだ?

大阪生活、別に閉鎖感を感じたことは一度もありませんでした。
むしろ、夜中でも明かりのついているビル群に、まだ起きている人がいるんだと安心すらしていました。

でも京都に住んで、なんだろう、どこか開放されている感じがします。
ほっとするような、とにかく気持ちがいい。
私、この生活が好き。
つい1ヶ月前までは想像もしなかった気持ちで、とても不思議です。

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