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非モテに必要なのは恋愛教育 その2

はじめましてこんにちは、モテゴリと申します。元非モテの視点から非モテがモテるようになるためのnoteを書いています。

 前回のnoteでは、親が見合い結婚の場合、子どもは恋愛に関する概念がなく恋愛教育を受けずに育つため非モテになり未婚率が高くなるという話をしました。しかし、親の結婚形態が子どものモテに影響を及ぼすのは男性だけなのです。これはいったいどういう事なのでしょうか。なぜ女性は親の呪いをはねのけてモテることができるのか。これの答えも恋愛教育なのです。

女性の恋愛教育~女は恋愛と共に育つ~

 ということで結論から書きます。女性は例え親から恋愛教育が受けられなくても、マンガやドラマから恋愛教育を受けることができるのです。そこが男性との大きな大きな違いなのです。

 少女マンガを読んだことがある方はわかると思いますが、少女マンガは恋愛をテーマにした作品が大半です。物語の舞台も学校や家庭がほとんどで、地球を救うために戦うことはありません。登場人物も現実離れした金持ちやイケメンが出てくることはありますが、特殊な能力や〇〇の末裔みたいなものはでてきません。あくまでも現実的な日常が舞台で、そこでの恋愛がテーマなのです。なので主人公やその他のキャラの悩みも恋愛や人間関係、サブテーマとなっているスポーツやその他の種目に関することなど、現実的な人間味のあるものになっています。また、化粧をしたり、オシャレな服を着たりと、自分の魅力を上げ恋愛を成就させる方法も現実に即したやり方をしています。つまりマンガを読み、ストーリーに没入し、主人公に憧れることが恋愛教育となっているのです。


 
 さらに、現代では女子小学生向けのファッション雑誌まで出ています。小学生のうちからファッション、ヘアスタイル、メイクまで本を読んで学ぶことができるのです。

少女マンガの次はドラマ~女子の恋愛教育は続く~

 女子の恋愛教育はまだまだ続きます。中学生や高校生になればファッション雑誌はステージをあげて、大人っぽいファッションやメイク、恋愛についても特集されることが多くなっていきます。この特集は具体的に男ウケする行動や物、また、こういう男はダメといった内容が多く、女子の深層心理に恋愛教育を施しているのです。また、マンガは卒業する人も出てきますが、今度はドラマによる恋愛教育が待ち受けています。
 
 皆さんご存じだと思いますが、ドラマでも恋愛ものは大定番です。特に一昔前にドラマのゴールデンタイムと言われた月曜9時のフジテレビ枠、通称月9のドラマなどは、9割以上が恋愛ドラマでしたよね。マンガからドラマになり、イケメンの金持ちがなぜか主人公を好きになるということはなくなり、イケメンの会社員と美人の会社員が出会って恋愛し、衝突しながらも恋愛を成就させるというストーリーが王道です。ドラマになり舞台がより一般化されることにより、理想の恋愛像、男性像を刷り込んでいくのです。

男性の恋愛教育~恋愛って何?~

 今あげたように女性は親から恋愛という概念を与えられなくとも、自然に恋愛に触れ恋愛教育を受けて育つことができます。それに対してぼくたち男性はどうでしょうか?このnoteを書いている2023年10月現在、小学生のバイブルである週刊少年ジャンプの連載作品は21作品ありますが、そのうち恋愛をテーマにしたものは1つしかありません。それに対し女子が読む漫画雑誌の定番であり同じ集英社から発行されているりぼんは、16作品中12作品が恋愛をテーマにしています。ここから、小学生のうちに恋愛に触れる頻度が圧倒的に違うことが分かると思います。少年漫画での恋愛はあくまでもおまけ要素なのです。

 さらに男子向けの漫画の場合、恋愛の仕方も違います。男子向け漫画の場合
 ・ 主人公がヒロインの窮地を救う
 ・ 主人公がヒロインの境遇に刺さるセリフを叫ぶ
 ・ 主人公が部活や修行に熱中している姿をヒロインが目撃する

ことによってヒロインが主人公に惚れるというパターンが大半です。

こんな事現実ではそうそうありえませんよね。また主人公が自分の見た目を気にする事はほぼありません。髪型は基本的に固定体型は最初から細身か細マッチョで完成されていますし、オシャレを気にすることは全くなく、外見を気にする暇があるなら修行に明け暮れ、ヒロインもその姿を見てときめくという展開ばかりです。当然現実ではこういうことはほぼありません。そもそもジャンプマンガ21作品のうち、特殊能力や〇〇の末裔といったファンタジー要素、ガンアクションなどがなく、普通の現代社会、学校を舞台にした漫画は4作品しかありません。現実に即していないのが少年漫画なので、ここから恋愛を学ぶことはできないのです


男子の事情~成長しても恋愛文化は近くにない~

 男子の場合、中学生高校生になっても女子と違い漫画を卒業することはありません。少年ジャンプから、マガジンやヤングジャンプ、ヤングマガジン等、やや対象年齢が上がる雑誌に移動することはありますが、漫画を卒業するのは少数です。これらの雑誌では少年ジャンプよりは現実的な漫画が増えますが、それでもやはり恋愛要素は現実的ではなく、上にあげたような主人公がヒロインの窮地を救う、主人公がヒロインの境遇に刺さるセリフを言う事や、現実にはそうそう起こらないシチュエーションをクリアすることでヒロインからの好意を得るものばかりです。

 そしてやはり外見を整えたり会話に気を付けるような描写はほとんどなく、あったとしても大体の場合が
  ありのままのあなた(主人公)の方がいいよ
みたいなオチで終わって見た目や会話を磨く事はありません。多少現実的なシーンと言えば恋愛対象にプレゼントを買うシーンくらいですが、これもプレゼント自体よりも渡すまでの過程にひと悶着あって~という感じでプレゼント自体にフォーカスが当てられることはほぼありません。このように、多少年齢層が上がっても男性向けの漫画にはリアリティがないので読者に恋愛教育をすることはありません。それどころかありのままの自分が一番という非モテ一直線の価値観を植え付けられるのです。

 漫画以外でも中学生や高校生が見るテレビと言えばスポーツやバラエティ番組が大半です。スポーツはモテ要素ほぼ関係ないので除外しますが、バラエティ番組において芸人さんの話術は非常に勉強になるのですが、あくまでもメインは面白さなので、話術は相当意識しないと勉強することはできません。バラエティ番組を見ているだけで意識せずに面白さを獲得することはできないのです。極論ですが、バラエティ番組から得られる価値観は、面白さは武器になるという事だけです。方法は自分で探さないといけないのです。


男は意識して恋愛を学ぶ必要がある

 このように、親の影響下以外でも女子は恋愛というものに触れながら成長していき、男子は恋愛に触れずに成長していく結果、男子は恋愛の仕方がわからず、そのうえお見合いという文化が廃れた現代では恋愛弱者となり未婚率が高くなるという結果になったのです。

 恋愛に関して女子は英才教育を受けている。男は教育を受けていない。だから男こそ意識して恋愛を学ばないといけないのです。

 これを読んでいるあなたに考えて欲しいのですが、
   ありのままの自分を好きになってくれないとイヤ
この価値観って漫画やアニメから得たものじゃないですか?漫画の主人公の様に、自分らしくしていたらヒロインがいつの間にか好きになってくれている。そんな世界観を現実に投影しようとしていませんか?ぼく自身思い返すと、昔のぼくの価値観は漫画やアニメから得ていたものが非常に大きかったのですが、やはり現実の価値観は現実から得る必要があるのです。
 
恋愛について学ぶことは恥ずかしいことでも自分を曲げる事でもありません。今まで自分に学ぶ機会、環境がなかったことだけの事なのです。事実、少子化が懸念されている中国では恋愛の授業が高校や大学で行われているのです。恋愛を学べば世界が変わります。少なくともコミュニケーション能力は格段に向上します。大人の教養として恋愛を身につけてみてはいかがでしょうか。

 今回のnoteは以上になります。読んでいただきありがとうございました。スキを押していただけたら嬉しいです。良ければ他の記事もご一読ください。


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