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読書感想文

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年内に100冊するのが目標なので、ついでに読書感想文書いていきます。
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記事一覧

100冊読書計画019『なんで僕に聞くんだろう。』幡野広志著

元狩猟家で現在では写真家として活躍する幡野氏が、ガンで余命宣告を受け、なぜか人生相談がた…

とまけん
2年前
9

100冊読書計画018『いちばんやさしい哲学の本』沢辺有司著

最初に白状しておくと、哲学の本で初めて最後まで読めた。 基本的に哲学の本は内容が難解で、…

とまけん
2年前
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100冊読書計画015『沖縄の怖い話』小原猛著

突然だが、僕は怖い話がとても好きだ。 どのくらい好きかと言うと、小学校低学年の頃から怖い…

とまけん
3年前
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100冊読者計画012『母は娘の人生を支配する なぜ「母殺し」は難しいのか』斎藤環著

親子関係というものを昔からよく考えている。 恥を承知で言うと、僕は親と仲が悪い。という…

とまけん
3年前
4

100冊読書計画011『コンビニ人間』村田沙耶香著

第155回芥川賞受賞作品。 そういえば芥川賞を獲った小説というものを読んだことがない気がする…

とまけん
3年前
11

100冊読書計画010『辺野古って、なに? 沖縄の心はひとつ』沖縄「建白書」を実現し未…

これは2014年に開催された島ぐるみ会議結成大会の発言録だ。 その前年に提出された建白書が実…

とまけん
3年前
4

100冊読書計画009『もし「右」や「左」がなかったら 言語人類学への招待』井上京子著

反省を込めて先に記しておく。 僕は日本語しか話せないのだが、心のどこかで、日本語とは他の言語に比べると複雑かつ多彩な表現ができる素晴らしい言語なのではないかと思っていた。 しかしそうではなかった。 いや、素晴らしい言語だと思うことはできるが、「他の言語と比べて」という部分は明確に否定すべきだ。 言語にはそれぞれの世界があり、多彩な表現とはその世界において必要な情報を言語化しているだけなのだ。 この本のタイトルは『もし「右」や「左」がなかったら』となっているが、我々が日常の

100冊読書計画008『今日もぼっちです』賽助著

僕の大好きなゲーム実況者グループ「三人称」の鉄塔氏が、賽助という名義で作家活動をしている…

とまけん
3年前
7

100冊読書計画007『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう』ブレイディみかこ×松尾匡×北田…

政治に少しでも関心のある方なら、誰もがドキっとするタイトルではないだろうか。 一番刺さる…

とまけん
3年前
5

100冊読書計画006『木曜日にはココアを』青山美智子著

職場に尊敬する先輩がいる。 7歳ほど年上の女性なのだが、彼女には他の人が絶対に真似できない…

とまけん
3年前
8

100冊読書計画005『容疑者Xの献身』東野圭吾著

これは前から気になっていた小説だ。 きっかけは映画化作品の方を高校生のときに観たことだ。…

とまけん
3年前
6

100冊読者計画003『若者文化をどうみるか? ー日本社会の具体的変動の中に若者文化を…

これは大学時代に読んだ本のなかでもっとも衝撃を受けた本だ。理由は二つある。 ひとつは、自…

とまけん
3年前
9

100冊読書計画002『最強の働き方』ムーギー・キム著

本の感想に触れる前に、ひとつ愚痴をこぼしたい。 僕は普段、ビジネス書や自己啓発本は読まな…

とまけん
3年前
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100冊読書計画001『新写真論 スマホと顔』大山顕著

恥ずべきことかもしれないが最初に記しておく。 僕はこの本を読むのにすごく時間がかかり、そしてこの本は何を記しているのかを理解するのにも時間がかかった。 それは恐らく、僕が写真や写真論に対する予備知識があまり無かったことに起因する。読んでいくと知らない知識や概念に出会うことが多く、それらを調べてからまた読み進めるということを繰り返していたからだ。先に知っておくべき基礎がたくさんあったと思う。 では何故この本を読むことにしたのか。それは僕がこの本の著者である大山顕氏に興味を抱い