算命学余話 #U106「守護神帝王と忌神帝王」/バックナンバー
ロシア移民のニコライ・リリンがイタリア語で書いた自伝小説『シベリアの掟』(原題『シベリア流教育』)が発表されたのは2009年で、当地でベストセラーとなった後の2013年、イタリアを代表する映画監督サルヴァトーレスによって映画化された。日本では『ゴッド・オブ・バイオレンス シベリアの狼たち』の邦訳で公開されたようだが、私はこのロシア語吹き替え版を先に見てから原作を読んだ。両者の違いは明らかで、これはとりもなおさずイタリア人とロシア人の価値観及び美意識の差であると認識している。