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算命学余話マガジン #R21~R30

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中国古代占星術、算命学を学ぶ人のための一考察として執筆中の短編読本です。算命学の基礎は学習済みだけれどもその先を知りたい、という中級者・上級者を対象に綴っています。技術的な話が半…
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#家系

算命学余話 #R30「正当な後継ぎ」/バックナンバー

 以前ブログで紹介した『血液型の科学』によれば、地球人口の大半はO型であり、次にB型が多く、A型・AB型は極端に少ないか、地域によっては存在すらしないそうです。その原因は人類の進化の歴史にあります。アフリカに発祥したとされる人類はO型で、O型の人というのは今でも当時の食生活である獣肉食や果実の摂取に適応した体質なのだそうです。裏を返すと、その後人類が獲得した家畜肉や乳製品、穀物や栽培野菜などは比較的苦手で、お腹をこわしやすいとか。  次に登場したB型は人類が遊牧を始めた頃に広

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算命学余話 #R29「養子の役割」/バックナンバー

 前回の余話は家系をテーマにとり上げてみましたが、想像以上に多くの読者を獲得し、関心の高さが伺えました。筆者は後継ぎでない東京人なので、家系など顧みずに長年暮らしてきましたが、世の中は自分のような人間ばかりではないことを今回思い知りました。算命学の家系論は膨大なのでとても余話で紹介しきれませんが、この通り関心の高いテーマであることが知れたからには、この種の話題を少し増やしていこうかと思います。  というわけで今回のテーマは養子についてです。前回の余話では、養子になると運勢が

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算命学余話 #R28「家系の終わりと宿命」/バックナンバー

 地方からの移住者があまりに多い東京では、出身の異なる隣人同士が互いに地元の風習を主張することで角が立つことを避けるため、各人が地元色を表に出すことをなるべく控えるのが礼儀ということになっているようです。江戸時代からそのような習慣で暮らしている東京人は、長年のこうした礼儀作法の影響ですっかり地元色を失ってしまったか、「地元色が希薄」なのが特徴的な性格になってしまいました。そんなちゃきちゃきの東京人がうっかり地方へ出て行くと、まだ親しくもなっていない人から出身地を訊かれたりあれ

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