4時間の舞台を31回観劇できる腰を手に入れるために

どうも観劇ヤクザです。って書いてみてなんだこの自己紹介、って思いました。そもそもこの名前どうなんだ。

メタマクもdisc1がそろそろ終盤という今、なぜ、という感じですが下書きしていたのを思い出したから書き直しました。髑髏城に通い詰めたおたくがなんとか健康を維持して完走したシリーズ、前回は内臓・ソフトの話でしたが、今回はハードの話です。

すべてを解決するもの、それは筋肉

私はもともと中学生のころからB'zが好きなのですが、そのB'zさんは今年2018年で30周年、そしてイナバコーシ今年54歳、TAK松本57歳です。40代になったときも驚きましたが、まさかのTAK松本アラカンです。今年そんな彼らのライブをみて、改めて思ったことがあります。

やっぱ筋肉だわ。

筋肉がすべてを解決するんや。

そう、彼らのライブはいまだに激しいものです。右へ左へ走りまわりながら歌う53歳(8月5日現在)をみて確信しました。やはり人間に必要なのは筋肉だ、と。

観劇はドMの趣味

3時間立ちっぱなしのライブも疲れますが、座りっぱなしの観劇のほうが実は過酷です。ライブでアーティストと一緒に歌い踊りジャンプすれば身体は疲れますがその後比較的健康になれます。指定席であれば本当に疲れたら最悪座るという手段もあるし、スタンディングの前方ブロックがきつければ後方に逃げることもできます。

しかし観劇は違う。疲れたからって立ち上がることは基本許されませんし、気分転換に身じろぎすることすら憚られることもあります。上演中唯一立ち上がることを許されるのは幕間の休憩時間のみ、あとはカテコがスタオベでない限り終演まで身動きを許されません。完全拘束です。あれっドMかな? ドMの趣味かな?

インドアおたくには耳の痛いことですが、動かないって身体にはよくないことです。しかし4時間身じろぎひとつできなかったとしてもどうしても観たい演目がそこにはある!!!!!!!そんなとき人は輝くものです。輝きたいのなら、そう、筋肉だ!

量は無理なので質だけでも上げたい

筋肉、筋肉と言っていますが、体質もあるし基本運動ができないおたくにとって筋トレは鬼門中の鬼門です。もちろんあるに越したことはないのですが、今回はとりあえず付け焼刃的に今ある筋肉でどうにかすることを目的とします。

そこでどうするか。そう、筋肉をやわらかくします。つまりストレッチです。

というわけで私は一年くらいストレッチ教室に通っています。

ゆーて私はとにかく身体が固く、立位前屈(立って腰を曲げ奴)は「冗談でしょwwwww」と言われるぐらいしか曲がらなくて足首にも届かないし、長座体前屈(足をのばして前に身体を倒し奴)にいたっては長座の段階ですでに膝裏が痛いというありさまです。べつに昨日今日こうなったわけじゃない。人生の3/4ぐらいはずっとこうです。残り1/4は昔すぎて覚えてないだけ。

観劇おたくが戦う身体の不具合・ハード部門、第一位は腰痛(観劇ヤクザしらべ)ではないでしょうか(ちなみに第二位は痔・観劇ヤクザしらべ)。

ズキーーーーン!と刺すように痛い人、これはもう、医者に行こう。こんなnote読んでる場合じゃない。何科?とか言ってる場合じゃない。適当にかけこめば「あんたこれはうちじゃないよ」って言ってくれます。

じんわりだるい、または動かすとイテテテってなる人。9割がたみんなこっちだと思うんですけど。私もそうでした。そして、これは私に限った話ですが、この原因は「筋肉が固いこと」だと言われました。

腰痛と戦うのであるから腰回りを重点的にほぐしてやわらかくしていきたいと思うのですが、ここで大きな壁にぶちあたります。

「服を買いに行く服がない」現象

たとえばツイッターなんかで流れてくる「腰を伸ばすストレッチ」みたいなのを見よう見まねでやってみたけど、別に伸びてる感じしない……イマイチ効果のほどがわからない……と感じたことはありませんか? わたしはあります。やり方がおかしいのかな? でも全然腰にきいてる感じしない、むしろ足が痛い……みたいな。あるでしょ? あるよね?

「腰を伸ばすポーズのはずなのに腰が伸びてる感じがしない」「腰を伸ばすストレッチをしてるのに腰じゃないところが痛い」、これはつまり「本来このポーズで腰が伸びるはずだが、その前に周囲の筋肉が固すぎて、腰の筋肉が伸びるところまで身体が動かない」という現象です。まさに「服を買いに行く服が必要」同様「ストレッチするためのストレッチが必要」という状態です。詰んでる! わたし生きてるだけで詰んでる!!!

そこで「腰痛と戦うために必要な腰以外のストレッチ」という概念が浮上してきます。

人は一人では生きていけない

結論からいうと、わたしに効果があったのは尻・股関節・腿です。

理屈は調べればいくらでもでてくるし私はプロではないので省きますが、ざっくりいうと腰とつながっているところです。とにかく尻と股関節と前腿と後腿をストレッチします。というかさせられました。

「腰は腰の筋肉だけで支えているものではなく、周りの筋肉の協力があり支えられているのです……人は一人で生きられないのと同じですね……」前腿を限界まで伸ばされ悶絶する私の耳元でおだやかに語るトレーナー。正直こっちはそれどころじゃない。(わたしのトレーナーちょっと変な人なんだとおもいます)

でもこの周辺ストレッチのおかげで、半年ぐらいで立位前屈で地面にてのひらがつくぐらいまではいくようになりました。コンディションによるけど、指先すらつかないってことはまずないです。(個人の感想です)

逆に「背中が痛い」ってなる人もいるかもしれません。その場合はもちろん背中のストレッチをしましょう。首が痛い人は首を。腰を伸ばした時に、腰以外で「あれっ痛いな、これ以上いかないなー」って思ったところを先にストレッチしておくと、あとで腰のストレッチしたときに腰が伸びます。わたしは伸びた。(個人の感想です)

健康にも課金していこう

あとこれは絶対言っときたい。おたく無理すんな。わからなければ一人でやらないで人に頼ろう。

いやさあ、運動の仕方とか知らないんですよ。インドアおたくだから。そんな奴がいきなりやったって間違ってるし、やりすぎたら怪我するし、意味のない努力を重ねて徒労感に苛まれるだけなので、ジムでもいいしストレッチ教室でもヨガでもいいから、とにかく一度習おう。内臓のときと同じで、第三者の目を入れよう。とにかくこれを啓蒙していきたい。わたしは。

もちろんそういうのはだいたいお金がかかりますけど、安くない場合もありますけど、そろそろ自分の健康にも課金していこう。継続的に支払うときついけど、マッサージ初回料金とかヨガ体験1回とか、スタートダッシュガチャもいっぱいあるので……。その店?教室?が合わない場合はリセマラしてほかの店行けばいいんですよ。自分に合った課金を探していこう。

以上、腰痛と戦いながら豊洲の荒野を回っていた観劇ヤクザでした。というわけでこれからもよろしくお願いします。2018年いっぱいはがんばって回るぜ!

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