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白ワイン片手にダンスを。

ZINE、私は個人で作った1冊とお砂糖ひとさじとして作った1冊、合計2冊しかまだ作ったことないけど、確かに2冊とも作るのはすごく楽しかった。ただ、作るまでのエネルギーと時間が必要なことも確かで、もっとみんなZINEを作ったらいいのにって思う一方で、作りたくても作れない、形にできないもどかしい感じも、ものすごくわかる。現に私たちも12月に作ってから、2冊目に取り掛かるまでに半年以上経ってしまったしね。
だからこそZINEのワークショップ的な、ZINEを作りたいって思っている人のきっかけになるようなことをできたらいいよね。

こないだ「サステナブルな取り組みを、楽しく生活に取り入れるには?」っていうテーマでインスタライブをやってみたけど、この半年で個人的に一番変わったのは、やっぱりエシカル、サステナブルなことについて考える時間が増えたことだと思う。
インスタライブでも話したんだけど、私は仕事の仕方が憑依型のタイプで、担当しているテーマとか特集と私生活が曖昧になりがちだから、コンポストの記事を作ったりサステナブルなライフスタイルを送っている人にインタビューさせてもらったりするごとに、どんどんライフスタイルが変化していったし、単純にすごく楽しくてどんどんのめり込んでいった感じがする。

それと同時にすごく苦しんでいたことがあって、それは仕事でも仕事以外でも、相手の言っていることとか意見、仕事の仕方がどうしても理解できなくてイライラ・モヤモヤするっていうことがものすごくたくさん頻発していたの。私ってこんなに毎日イライラしてる人だっけ?って自分で自分のことがすごく嫌になって。

あまりにもそういうことが続くから、あるときネイルサロンに行ったときずっと通っているネイリストさんにそういうことをちょっと話したら、勧めてくれたのが、『ザ・メンタルモデル』っていう本で(あすかも読んでくれたよね)。

著者の由佐美加子さんのYoutubeも何本か観て、一番ハッとしたことが、イライラ・モヤモヤしている状態の裏側には、自分の中の何かか刺激されている状態がいつもあって、その何か(本では「痛み」って表現されていた)を紐解いていくと、あぁ、相手の問題ではなくで自分側のことだったんだなってすごく腑に落ちたんだよね。
まだ完璧には理解できてはいないんだけど、本を繰り返し読みながら、自分の奥にある大元の痛みに今向き合ってる途中、っていうのが今の私の状態かな。

それで、私の中には「〜べき」っていう自分ルールみたいなのが多くて、自分自身もそれに縛られて身動きが取りずらくなっているのかもって思って。それで今は『「わかりあえない」』を超える』っていう本を読んでる。正義と正義がぶつかったとき、お互いの正義をぶつけ合う以外の考え方を知れたらいいよね。
(あんまり関係ないけど、“「愛は勝つ」と歌う青年 愛と愛が戦うときはどうなるのだろう”っていう俵万智さんの歌をなぜか思い出した)

この本との出会い、あとは街のごみ拾いをすることになってそこから感じたこと、40歳になったこと。そういういろんなことが自分に一度にやってきて、「今まで私はたいていのことは自分一人でできるって偉そうに思っていたけど、本当は大きな循環の中にいるすごく小さな存在で、一人では何もできないけれど、自分が持って生まれたささやかなことを差し出して、大きな流れに身を任せていけば、そうしていけばなんかいい感じに流れていくのかな」っていう風に感じるようになったんだよね、なぜか。

お母さんにそういう話をしたら、「由ちゃん(私のこと)は、これからすごく穏やかになって、小さい時みたいな優しい人に戻っていくんじゃないかな」って言われて、なんかそうなっていけたらいいなと思ったの。

もちろん悪いことばかりではなかったと思うけれど、子どもの頃から気がついたら競争社会の中で揉まれてきて(小学生の頃通っていた塾で、毎週末テストがあって、1位から順番に座席の順番が決められて毎週席替えさせられてたこととかなぜか思い出した笑)、だけどもうそろそろ、そういう世界じゃないところで、ふわふわと生きていけるような気がしてきたんだ。心地いい音楽に合わせて白ワインでも片手に適当にダンスするみたいに。

思うがままに書いてたら、なんかよくわかんない内容になっちゃったけど笑、最近はそんなことをぼんやりと考えてるよ。

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〈かつて女の子だったすべての女性の日常にお砂糖ひとさじを〉#お砂糖ひとさじ
Instagram:@osatouhitosaji

「お砂糖ひとさじ」は編集者である千田あすかと堂坂由香のクリエイティブユニット。
インスタグラムではひとさじのお砂糖のような、普通の日がちょっとワクワクする内容をお届けします


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