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ピラティスとバイオリン

2年半くらい前のお正月、鏡に映った自分を見て、これ以上太ったら服が着れなくなる...!という恐怖を感じ、ここは投資だ!と思って週一回マシーンピラティスのプライベートレッスンを受けることにしました。

週一回コツコツと通っていたら体重がスルスルと落ちただけでなく、体幹がしっかりしてきたせいか、以前より頭もクリアになって、判断力も付いてきた気がして、食べることを我慢するストレスもなくなり、私にはピラティスが合ってるな、と思って今も続けています。

ピラティスはすごーく地味なエクササイズで、目に見えない身体の奥の方の筋肉や骨を繊細に動かすため、とても想像力、イメージする力を使う気がします。

先日いつものようにセッションを受けているとき、ふと、この言語化が難しい細かい動きをイメージする感覚が何かに似ている...と思っていて、あ、バイオリンだ!と気がつきました。

私は3歳から18歳までバイオリンを習っていて、特に小学生まではバイオリンの練習が生活の重要な位置に存在していました。

バイオリンを弾くとき、まずは楽譜通り、音程を正しく取って弾くことが基本ですが、テクニックだけだと機械が弾いてるみたいになってしまうので、
きちんと弾けるようになったら、曲想を付けていきます。
抑揚をつけたり音色を変えたり、そういうやつです。
私はテクニックはごく普通だったけれど、そういう感性で弾くみたいなところは割と得意で、そのとき先生から言われていた、
例えば、もっと歌うように!馬がパッパカ歩いてるような感じで!優しくささやくように!
というイメージをしながら弾く感じや、弦を押さえる指のちょっとした角度の違いや弓の力の入れ具合の何とも言えないあの感じが、ピラティスの筋肉の場所や動かし方をイメージする感じと似ている!
と気付いたのですが、誰かこの感覚を共有できる人はいないかなぁ...笑

そしてピラティスでもバイオリンでも、頭の中でイメージすると、身体の動きや出る音が全然変わって、人間の想像力って本当にすごいなぁと思います。

ジョンレノンもイマジン って歌っているし。

人間の持っている想像力って計り知れないし、クリエイティブなことだけじゃなく、相手の立場を想像する、みたいな日常生活でも重要なことで、そういう意味でも日々想像力を働かせていきたいなと、ふと思った朝でした。
#エッセイ #コラム #イラスト

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