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お砂糖ひとさじの往復書簡

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千田あすかと堂坂由香のエディター2人の雑誌編集者ユニット、お砂糖ひとさじの往復書簡。ほのかに甘くて儚いものやことを形にします。 instagram: @osatouhitosaji
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「お砂糖ひとさじ」とは?

※2023年10月16日更新 お砂糖ひとさじは、千田あすかと堂坂由香のエディター2人の雑誌編集者ユニット。「ほのかに甘くて儚いものやことを形にする」をコンセプトに、ZINEの発行やインスタマガジンの運営、ブランドのコンテンツ制作などを行なっています。 はじまりはnoteの往復書簡からたとえばそれは、海外の素敵な風景が出てくる映画。または、自分の体になじむランジェリー。または、お気に入りのティーカップに淹れた朝一杯の紅茶。そんな、日々の生活を少しだけ良くしてくれる自分だけの

常夏の国でのファッション模様

日本はもう秋だよね。 9月になって、少しずつ涼しくなる感じ、私はとても好き。 夏が終わってちょっと切なくなるけれど、でも秋もいいなって毎年思う。 そして、今は四季がない国にいるのだけど…(笑) シンガポールは、雨の多い時期と少ない時期の違いはあるけど、一年中最高気温が30〜32、33度くらいの気候みたい。 そういう場所にいると、季節ごとに服を更新していく感覚って、四季のある国独特のものなのかなって気がしてくる。 パリ、ミラノ、ニューヨークとか、コレクションが毎シーズン行

会社員だからって、匿名の人でいなくてもいいと思うの

mi-molletの大森編集長が退任されたんだね。 由香に教えてもらうまで知らなかった。 大草直子さんのような、カリスマ的で名前の知れた人のあとに、編集長になるというのはとてもプレッシャーのあることだったと思うけど、 由香が言うように、自分が大草さんとは違うというのをあえてさらけ出して、自分のパーソナリティを見せて編集してらっしゃったというのは、とても素敵なことだよね。 雑誌の編集者って、出版社に所属している限り、やっぱり一会社員であるっていう立場じゃない? 私たちも以前

シンガポールの住宅事情

由香が社会人になって最初にひとり暮らしをしていたおうちにお邪魔させてもらったことがあったけど、 由香のインテリアはそのときからとても素敵だった! おしゃれな人は暮らし方にもこだわりがあるよね。 私は服に対するこだわりに比べると、お部屋に関してはちょっと手を抜きすぎているかも。というか、全体のバランスを整えるのが下手なんだろうな。 着こなしについては、人に対してアドバイスできることもあると思うけど、逆に誰かにインテリアについてのアドバイスをしてもらえたら、きっと目からウロ

私もおしゃれルール書いてみたよ

お洋服のことを考えるのは、本当にいくつになっても楽しいね。 きっと私はおばあちゃんになっても、今と同じく装うことを楽しんでいると思う。 今日は自分のクローゼットを少し見直していたよ。 というのも、最近また新しい服が欲しい熱が高まっていて。 今の時代、インスタで気になるブランドをフォローしておくじゃない? そうすると毎日毎日、素敵な新作を目にすることになるでしょ。 もちろん、それで「可愛い!欲しい!」という気持ちになるんだけど、その一方で、自分の手持ち服を最大限に活用しきれ

「抜け感」とは何ぞや

由香のやりたいことを読んだら、私までワクワクできたよ。 シェアしてくれてありがとう。 誰かの前向きな気持ちは、周りも前向きにしてくれるね。 夢中になってワクワクしながらやれることって、絶対にパワーがあるよね。 私はここ1~2週間、どんな服を着るか、どう着こなすか、日常と服の関係とかをずっと考えてた。 だから、今日は久しぶりに、大好きなファッションのことについて書いてみるね。 ファッション誌をずっと作ってきて、「抜け感」ってキーワードをさんざん使っているじゃない、私たちは

今、37歳の私が挑戦したいこと

あっという間に10連休が終わったね。 由香はゆっくり過ごせた? シンガポールのカレンダーは、もちろんGWとは無関係なんだけど、夫の両親が遊びに来てくれたり、私もなんだか連休気分だったよ。 さてさて、由香のやってみたいこと、夢…とても由香らしくて、本当に素敵だと思う! これまで雑誌を作ってきて、やっぱりメジャーな雑誌であることってとても大事なことだというのは感じてた。 売れるって、作り手としてもとても気持ちがいいし、多くの人に必要とされているものを作りたいという気持ちはモチ

女子の“カスタマイズしたい欲”、さく裂中

日本では10連休がスタートしたね。 こちらに来て、日本のテレビを観ていないから全然イメージがわからないけれど、改元ってどんなムードなのかな。 由香が前回書いてくれた、ある百貨店の婦人服フロアで半数以上のお客さんがパーソナルスタイリストをつけているという話、すごく驚いたと同時に、新しい時代を感じたよ。 もちろん、私たちが個々に好きなものを選び取る力を身に着けるというのは大前提で。 私も、自分でお気に入りを見つけたり、自分にしっくり来るブランドを見つけたり、着こなしを考えたり

脱「おじさんのイメージする女子」を目指したい

『ハンサムな彼女』懐かしい!!  私も『りぼん』派だった、『なかよし』じゃなくて。 あの当時の『りぼん』は、今でも語り継がれる名作ぞろいだったもんね。『ハンサムな彼女』もそのひとつで。 今もストーリーの詳細まで、覚えてるよ。 中学生にして女優の未央を、のちに彼氏になる一哉が、映画の制作発表会から突然連れ出しちゃって、映画を観に行くんだよね。 それが、マレーネ・ディートリッヒの出演する往年の名作で、マレーネが女性なのに「ハンサム」と形容されていたことを、一哉が教えてくれるの。

とにかく、私自身が女っぽいのが好きなんだ

4月になったね! 4月って、日本では新年度スタートだし、昨日は新元号も発表されたし、なんか新しくリセットできるというか、やっぱり気持ちが新たになるな~なんて思ってた。 ずっと、暑いシンガポールでは、みんなどうやって気持ちを切り替えていくんだろう(笑) 前回、女性らしさとかフェミニンさについて、由香の感じていることを教えてくれてありがとう! すごく納得できた! 確かに、色気って計算されて作るものというよりも、本能的なものだよね。 ベタなドラマや漫画でもよくあるけど、いつ

身体がまとう、お洋服の美しさ

由香、前回の書簡、全然長いと思わなかった! ファッションについて語ろうとすると、本当に止まらないね(笑)。 ファッションについて考えることは、編集者としてもはや仕事なのに、それでも趣味としてもちゃんと好きでいられるよね。 由香のミックス感、すごくわかる! 小学生のころから、そういうことを考えていたなんて、由香は本当に生粋のお洒落だね。 私も、お母さんが若い頃に着ていた服からスタートして、そこからヴィンテージのものが好きになったな。 全身鏡の前でひたすら、持っている服を組み