マガジンのカバー画像

お砂糖ひとさじの往復書簡

86
千田あすかと堂坂由香のエディター2人の雑誌編集者ユニット、お砂糖ひとさじの往復書簡。ほのかに甘くて儚いものやことを形にします。 instagram: @osatouhitosaji
運営しているクリエイター

2020年10月の記事一覧

私の憧れの女性

由香の女子校時代の話は、自分のまったく体験したことのない世界で、いつ聞いてもワクワクする。由香にとっては何気ないエピソードや思い出なんだろうけど、きっと女子校の話って聞きたい人、たくさんいるんじゃないかな。 由香が最近行ってた京都旅行、インスタで見せてもらってたよ。行く場所、切り取る絵がすべて由香らしくて、独自の京都ガイドになりそうだった。鉄板のお寺や神社に行かなくても、違う角度から京都らしさを楽しめていて素敵だったな。 由香が行ってた本屋さん、セレクトがとても面白そう。荒

女子と自立

久しぶりの往復書簡、ありがとう! noteの往復書簡を「お砂糖ひとさじ」という名前で始めたのが去年で、今年はそれが少しずつイラストやデザインにも広がって、純粋に嬉しいのはもちろん、不思議な感覚もあるよ。新卒の頃、あすかと二人でカフェとかでおしゃべりしてたことが10数年後、なんだか朧げながら形になってきて。 先週京都にふらりと行ってみたんだけど、京都の本屋さんで偶然手に取った写真家のアラーキーの奥様の荒木陽子さんのエッセイをきっかけに、荒木夫妻のエッセイとか、そこから派生して

女子校育ちと共学校育ちの価値観って

noteの往復書簡をしばらく止めてしまっていてごめんなさい。 最近は、お砂糖ひとさじを名義でイラストの仕事や編集、デザインの仕事を請け負えるようになってきたけど、やっぱり私たちのやっていきたいことの一つに、文章もあるよね。 この往復書簡も大事な場だから、あらためてちゃんと続けていきたい。 寝かせていた間に、由香とこういうことを話してみたいと思ったことがあったの。 私たちはふたりとも、80年代の初め頃に関東近郊で生まれて、ふたり姉妹の長女で、幼い頃から楽器を習っていて、会社