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法は誰のために。 石子と羽男最終話

声をあげるということ。

石子と羽男、最終話はマンション投資詐欺。
いつの時代も詐欺はなくならない。そして泣きを見るのはいつも被害者だ。

奥さまを無責任に批判する人は奥さまを守ってはくれません。声をあげ続けてください。
私が騙されたのが悪いんだ。そう思って泣き寝入りをしてしまう人も多いだろう。そう思う被害者に対して石子がいった台詞だ。

法は誰が作るのか

法律は強い人間がつくる。力の弱い人間が勝つようにはできてない。ラスボス、御子神のいった台詞だ。
日本の法は官庁や政治家が作る。確かに力の弱い、権力のない人間と言えるだろう。では権力のない、我々市民はどうすればいいのか。
そう、声をあげ続けるしかない。

日本人は我慢が美徳と教えられる。訴訟の件数も外国とは違う。でも我慢だけしても状況はよくならない。声をあげてほしい。
いつか誰かが共鳴してくれるまで。それが世論を動かし、法改正につながるはずだなら。

いままでの石子と羽男の各話も、現実で、力の弱いひとたちが声をあげ続けたことによって改正されたり、新設された法律も多くあった。いままでの話は最終話までの布石だったのだ。

弁護士、石子

小さな街弁事務所の弁護士とパラリーガル。石子は弁護士を目指すことを決めた。
石子にはトラウマがある。司法試験のときにおきた事故だ。そのトラウマが甦るが、いまの石子には羽男が隣にいる。もう大丈夫だ。

とっとと受かってこい。

頑張れ石子。

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