2024.4.30モーニングノート

今年の一月から休職で休んで、実家に帰ってきて、4ヶ月。明日で5月になる。
みずのくんは毎日がゴールデンウィークだものね。と母親のスパイシーな冗談を言われたことが
ふっと頭によぎりながらも、僕はその母親に養われているものだから、頭が下がらず、つらい。
つらいけれど、今日は自ら決めた古巣のバイトが休みで、平日誰もいないので、「籍を置いている派遣会社の社会保険料、去年いた大分での住民税の残りの払込、図書館への近代文学全集の返却、今日の家族分の夕飯の買い出し、調理」という固定タスクはあるものの、久しぶりだ。

去年働いていた時の土日は普通に一人で眠りに耽っていたが、実家に帰ってからの土日は常に騒がしく、昼まで眠れなかった。
記憶では今年に入ってから2回目くらいの自由な睡眠。投げやりのような睡眠。行ったことのない、佐賀県の身投げスポットとして有名な嬉野の轟の滝の想像の中の、ひんやりとして真っ暗で、絵画のように美しい青くて黒い湖に甘い匂いがして、惹かれてたくさんの暗い手にひきずられて、苦しいけれどこれでいいんだ…と思いながらも、結局酸欠と溺れる苦しみで上がりそうになって覚める夢。
結構前に見たへんてこな民宿で泊まる夢。
シナモロールのような生き物と会話して、「この会話…めっちゃ官能的…」と思いながらも、そう思った記憶しかない夢。
それらの夢を見た後、やるせない気持ちで、Twitterのトレンドにあった#イワナガキクエさんを探していますというモキュメンタリーを見て、そういえば見てなかったと、レクイエムフォードリームという映画を一気見して、孤独と様々な境遇から抜け出す壁に耐えられず自らあるいは騙されて薬物に溺れていく、主人公、母親、彼女、悪友の4人。
俳優達の並々ならぬ演技や、不安定なカット、不安定でギリギリで今にも崩壊しそうな、しかし中毒性のありそうなOP曲、作中曲。
皆、寂しそうで、人生は孤独と居場所づくりの戦いだともいいたげに突きつけられるテーマに心をうたれ、まだ薬物にも溺れておらず、働くチャンスがあるかもしれない俺にはまだできることがあるんじゃないか、周囲の人を、自分を悲しませないようにできることがあるんじゃないかと、人生を考えさせられる内容だった。
レクイエムフォードリームは、胸糞映画の特集記事に必ず挙げられるほどにはよく見る映画だ。
しかし、僕にはとても、なければならない映画の一つだと思う。これよりも胸糞な映画が他に思い浮かぶからというのもあるし、人生がいかにして転落していくのかという具体的な一例だと思うからだ。
他にもあるが、書いていくとキリがない。
米津玄師の感電とさよーならまたいつか!のmvを見て、これも素晴らしいな…と思ったくらいだ。
虎に翼を見て、これから買い出しに行ったあと、
miu404を見て、もうちょっと求人検索をしよう。
今日(22時まであと8時間)できることをやろう。
ちなみにモーニングノートもとい日記を書こうと思ったのも本日の虎に翼で、主人公が自分の父親から罪を犯したかの是非を問うために調書と母親が結婚してから30年綴っていた日記が鍵になったのを見て、やはり日記をつづるのも、感情や出来事の記録になるし、文章をつづる練習になるからと思ったからである。ここまでで一時間。
もっと簡潔に、短く、書けるようになりたい。

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