一期一会バレンタインデー
※個人の体験です。
バレンタインデーの日は人によって思い出が違う。
それはどのシチュエーションにも言えるかもしれません。
・職場でチョコを渡されて強制ホワイトデーで出費がかさむ。
・地味な人生を送っていたら義理チョコを味わうだけでも娯楽になる。
・互いの会話ネタにするためにイベント感覚で友チョコやらを渡して「やっぱ本命がいい」に落ち着く。
これはかたよった例でしかないので振り返って頭抱 えてしまいましたがこんな出来事がありました。
小学校が一緒でたまに会うときはクラスの荒れっぷりに愚痴を言い合う女子がいた。
多分それだけシンプルな関係だったのに自宅までバレンタインを忘れていた私にチョコレートをくれた人がいた。
ほぼ初めての経験でホワイトデーのことも知らなくて返せなかったのに関係は変わらなかった。
その女子は勉強熱心で後に風の噂で塾講師もしていたと聞いた。
男勝りの部分もあってしゃべるときは警戒していたのに人の痛みが分かっていて距離感もとれる方だった。
それだけでも充分すぎるぐらいのバレンタインだったのでそれ以降2月は義理チョコ…いやバレンタイン だからチョコを買うくらいのイベントになった。
それでも2月は好きじゃない。
この時期に観るねほりんぱほりん「喪女」回を見た後にこだ×むろのべしゃりを聞いて
「3人とも魚群になっていたらいいなあ」
と下世話な物語を想像して夜に寝るだけ。
欲なんか出せない。
過去とはいえその方の当時の気持ちだけでも目を輝かせられた。
逆にいえばクラスには強者が多数派ばっかりであの方は愚痴すら誰にもいえなかったのかもしれない。
だからマニアックと中間点を冒険する。
賛成も逆張りも距離を置いて、声にならない声を聞くために。
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