またあんたか
※最近の話です。
じっくり休みが取れた時に限って玄関の傍に現れる。
ほんの少し覗くだけ。
陰湿な者だ。
「ここにいるよ」
と合図だけはする。
ほんの少し覗きながらね。
霊も私に似ているのかもしれない。
存在を仄めかして圧をかける。
霊が本当にいるとしたらシンプルなものでね。
怖がらせるのではなくただ覗いているということだけを知らせる。
少々味付けのこいホラーを嗜み過ぎて全然平気だよ。
髪が乱れた陰に塗れた顔なんて怖いのにね。
宛ら口寄せをしたようだ。
私固有の遁術があり、名付けるとすれば
「霊遁!着色髪露!」
と言った感じになるかも。
性質変化は土と火になるのかな?
井戸に出そうだったら水と土になるのかも知れない。
そういえばNARUTOには霊化の術とか屍鬼封尽とかありましたね。
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