憲法といわれて皆様はどんなイメージを持つでしょうか?
・法律のような守るべきもの
・国としての思想、進むべき道
・etc
他にも意見があるかもしれません。
個人的には、国としての思想的なものかなぁというイメージでした。
そして成文法や不成文法があります。
日本国憲法は成文法です。
しかし、当たり前のことは書かない不成文法の国もあります。
このあたりのことは憲法の歴史を学ぶとわかりやすいかなと思います。
十七条の憲法
憲法と言って思い浮かべるのは「十七条の憲法」ではないでしょうか
飛鳥時代に憲法なんて言葉があったのかどうかは甚だ疑問ではありますが、、、
ただ聖徳太子は
・仏教を基本として考えていたこと。
・儒教も入ってきていたが日本国流にアレンジしていたことがわかります。
特に後者。本場中国では「仁義礼智信」ですが、太子は「徳仁礼義智信」に変えました。
中国と比べて「義」が下がりました。
これは上下関係を表す言葉。なので日本は上下関係はない(少ない)ので序列を下げたのでした。
ただ、こちらでは本当の意味の憲法とはいえないと思います。
世界初?!の憲法 マグナカルタ
大事なのは主権者である王でも「法の元では平等」ということです。
つまり、圧政をすれば王でも裁くことができるということです。
できた経緯としても王の圧政に対して、反抗した貴族たちが王の独裁を許さないということで作られました。
権利の章典
続いてイギリスでは市民革命(清教徒革命)が起こり、主権が王から国民へと変わります。そして出されたのが「権利の章典」でした。
これは権力者から議会と市民を守るためのものです。
イギリスでは当たり前のことなので、憲法に載せられていません。俗に言う不成文法です。
憲法とは弱者の権利を守るもの
このイギリスの憲法関連2例を見てもわかるように、権力者から弱者を守るためのものが憲法なのです。
これは知っておかないといけないことです。
しかしどうでしょう。
今の日本では権力者(政権与党)が憲法を変えようとしているのです。