マガジンのカバー画像

読書系

96
運営しているクリエイター

#時代小説

伊東潤「武田家滅亡」

 先日読んだ「天地雷動」の続編にあたる。  長篠の合戦で宿老の大半を失った武田家のその後…

泥辺五郎
2年前
3

伊東潤「天地雷動」

 武田信玄の死去から長篠合戦までを、武田勝頼、羽柴秀吉、徳川家康、及び実戦を代表して、武…

泥辺五郎
2年前
4

天野純希「もろびとの空」(そして回復についての長い自分話)

 羽柴秀吉による三木城攻めを題材にした時代小説。  三木合戦は約二年に渡る。兵糧攻めを受…

泥辺五郎
2年前
6

伊東潤「城を噛ませた男」

戦国時代、乱世に生きる様々な立場の人々を描いた短篇集。 状況に応じて臣従する家を決める為…

泥辺五郎
2年前

天野純希「燕雀の夢」戦国大名の父親たちの物語

戦国時代の大物大名たち、の父親たちの物語。 「下刻の鬼-長尾為景」上杉謙信の父 「虎は死す…

泥辺五郎
2年前
8

天野純希「南海の翼 長宗我部元親伝」

続けて天野純希の本を読む。 私の時代小説好きは、ほとんど小中学校時代にやっていた「信長の…

泥辺五郎
2年前
6

天野純希「信長嫌い」

信長に翻弄された武将、信長さえいなければ天下を取れていたかもしれない武将、信長に人生を狂わされた武将、などを書いた短篇集。取り上げられるのは ・今川義元(今川家大名) ・真柄直隆(朝倉家の武将) ・六角承禎(六角家大名) ・三好義継(養父は大名三好長慶) ・佐久間信栄(織田家古株佐久間信盛の息子) ・百地丹波(伊賀忍者の頭領) ・織田秀信(信長の嫡男、信忠の息子。幼名三法師) 六角承禎あたりのチョイスが嬉しい。 個々の能力が優れていようと、戦略を間違えていたり、時勢に乗れ