始祖と真、呉爾羅とgodzilla(前編)



今回は二本立て前編です。子供の頃映画二本立てって聞いたらすげえワクワクしたよね。それはさておき、今回は説明不要のゴジラ(1954)とシン・ゴジラだ!!

キングオブモンスター、言わずと知れた怪獣王ですよ。そういえば一番最初のゴジラって見たことないなと思って今回見てみようと思った所存。それと同時に「何回か見たけどシンゴジラも平行して見返したら新しい発見があって面白いかも」と思って今回比較して見ることにしました。
ちなみにどぶ男さんが最初に見たゴジラは恐らくゴジラvsキングギドラかな。vsシリーズはビデオでほぼ全部見た記憶あるから、ごっちゃになりすぎてどれが最初か把握してないが。ただ劇場で初めてちゃんと見た記憶があるのはゴジラvsデストロイヤー。
とりあえず初代ゴジラから見ます。シンゴジは何回も見てるし……

 以下ネタバレてんこ盛りの実況ログ



いきなりタイトルコールとおなじみの咆哮、テーマとスタッフロール。昔の映画って逆なんだ……

モールス信号だ……すごい人になると聞いて一発で意味が理解できるらしいけどほんとかね?

昔よくあった「新聞の見出しを羅列していく描写だ!」これとことん見なくなったなあ。少し前に友人と「あーいう描写はなくなったけど、ニコニコ動画とかyoutube風のコメントがついた動画サイトに動画が上がる描写がそれの代替になってる」って聞いて確かにな……って思った
いやあテンポいいですね。捻りがないとも言うけど。12分ちょいでガッズィーラ様の伝承まで言っちゃうなんて……
やっぱり冷戦当時の日本って超おとなりにソ連があったせいか「よくわからん奴が、想定外に近いところから攻めてくる」もしくは「理解の出来ない敵勢力が海底or宇宙とかのあり得ん場所から攻めてくる」ってシチュエーションが多いよね。
ゴジラ初登場。足音で雰囲気は出してるけど、以外と雑というかあっさりというか山影からニュッと出てくる。てか冷静に考えて50メートルの生物ってやべえよな。クジラでさえ記録にある最大の個体で34mらしいから……
芹沢博士かっこいい。眼帯!白衣!!キャラ立ちすぎィ!
念を押すが誓ってくれるね?(フラグ
ゴジラが近付くと演出のためか重い足音が鳴り始める。これによってうまくパート分けをしてるというか。しかしゴジラに機関銃撃っても意味ないと思うんだけど……
鉄条網でゴジラ捕獲?いやだから無理ゲーでしょって……でも細かい描写や町並みが時代を感じるね。こんな光景、もう日本のどこにも残ってないんだろうなって。この当時はありふれた光景だったのかもしれないけどさ。
鉄条網突破!!知ってた。
白黒だから放射熱線が煙か冷気に見えないこともない。当たったときのエフェクトで熱線だってわかるけど、まあこれは白黒ゆえの欠点かな。今となってはモノクロの液晶の方が探さないとないぐらいだけど、やっぱりカラー映像って革命だったんだなって。しかしゴジラの足回りの質感凄いな?これ確かゴム製なんだっけ。
容赦なく人が死んでいく描写が入っていくなあ。やっぱり製作時期が太平洋戦争から10年も経ってないから、人の死ってのが今よりはるかに身近だったんだろうなって。
いやゴジラに狙われてる鉄塔から中継し続けて、襲われる瞬間に「それでは皆さん!さようなら!!」じゃあないんだよ!!イカれすぎだよ!!公共の電波乗ったらトラウマもんでしょうが!!
頑張れ自衛隊!!だいたいどんなオチか分かるけどがんばれ!!
オキシジェンデストロイヤーだ!こいつが後のゴジラに与えた影響は計り知れないよな……デストロイアの復活、機龍の誕生、そしてレジェゴジへの出演……いやしかし博士はこれをどうやって捻らずにそのまま社会の役に立てられると思ったのか。
あれ?もしかしてこのままクライマックス?派手にゴジラが町で暴れてるところを……とかじゃあないんだ……
オキシジェンデストロイヤーの容器見るとゴジラVSデストロイアのOP思い出す。ちなみにどぶ男さんの一番好きなゴジラ怪獣はデストロイアです。最終形態の悪魔じみた見た目がイカすよね
モノクロだから水中の映像見にくいな?ただこれ合成とかじゃなく実際にプールの中とかで撮ってるっぽいな
オキシジェンデストロイヤー!!ゴジラは死ぬ
芹沢博士……あんた立派だよ……確実に英霊の座に刻まれてるレベル。
出たー!「このゴジラが最後の一匹だとは思えない」!!最初は反核メッセージだったんだろうけど、この台詞のおかげでバンバン続編が作られる羽目に……

そしてそのまま終の文字。エンドロールもなし。余韻をあえて残さないんだな……

総評:流石に今の時代のエンタメに慣れすぎてる身からすると、感性が噛み合わない点や演出や技術面の古くささは感じるんだけど、何故これが名作として語り継がれ、数多もの亜流作品を生み出し、60年以上経った今でも語り継がれてるかはよくわかる。反核、反戦、このまま戦争を続けると、核以上の危険な兵器がいずれ開発されるのでは?という人類への警鐘……スタッフロールが無い分、芹沢博士の死で気持ちが下がって終わって現実に引き戻されるので、それらがより顕著になり、虚構の世界から現実の未来への「警告」を持ち帰る……俺あんまりメッセージ性の強い映画とか作品好きじゃないんだけども、説教臭くせず、他の方法でここまで強調してやってくれると逆に許せる。そしてここからゴジラは同じ怪獣とも戦う「アンチヒーロー」的な側面を見せることになるが、それが本当に初代ゴジラで描きたかった事の延長に果たしてなっているのか……って観点から描いたのがシンゴジなのでは?

とりあえず次はシンゴジ見ます。後半へ!!つづく!!

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