すしとあの人・156 「大島渚」
前回に引き続きまして、映画監督です。ただしこちらは現代、といっても昭和30年代半ばから活躍した、大島渚です。
それまでの監督、たとえば戦前の小津安二郎が、学暦は中学卒であり、それでも人々の感動をさらっていったのですが、昭和も40年代に入ると、映画監督といえども歴とした大学卒。制作映画も「それなりのもの」をレベルキープしていなければなりませんでした。
大島渚も京都大学出身です。作る映画は政治に関するもの、反社会勢力に関するもの、性に関するもの、など、タブーの世界に踏み込んでいっ