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買ってよかった2023


まえがき

QOLを上げることを目的に「2023年は買物の年にしよう」と決めて、いいだけ買物した1年でした。

モノをアップグレードしていくことで、結果的に目的や志向や嗜好と言った、自分の軸になる部分を補強できたんじゃないかと思います。まあまあ散財したんですが、こういう年もたまにあったらいいよねと実感。思いつくままに書いてみます。


01.Samsung Galaxy Z Fold 5

言わずもがなのフォルダブルスマホ。信じられないくらい高い買物をしておきながら、個別のレビュー記事を書いてないんですね。そもそもそれが信じられないんですが、まあそれは置いておくとして。
別途記事にした通り一連の紆余曲折を経て、自分にとって最良のモバイル端末を突き詰めて考えた末、至った境地がZ Fold 5でした。

「至った」というのが本当に相応しいというか、もうこれしかないなという感覚。

変な表現なんですが、体験として「1台なのに2台ある」んですよね。
スマホしか持ち歩いていないはずなのに、必要な時にはするっとミニタブレットが出てくる。これ魔法だよ本当。

多くは語りませんが、もう「必要な時にタブレットが出てこない」普通のスマホには戻れないような気持ちです。伝われ。


02.3E Prier

長年「理想のモバイルキーボード探しの旅」を続けて来ましたが、このキーボードに出会って旅は終焉を迎えた。敬愛する伊藤浩一氏が買ってたので真似しただけなんですが。餅は餅屋。

右shiftあり、マルチペアリング、スタンド内蔵。そして何より細長く折り畳める特異な機構。仕事用のクラッチバッグにするっと差し込めるスリムさが最高で、毎日持ち歩いています。Z Fold 5と合わせて最小構成の作業環境がいつでもどこでも構築できるのが本当に強み。

残念なことにもうディスコンなんですよね。
もうすこし大きくなっても全然いいので、ひと回りキーピッチが大きくてUSB-CになったPrierが出たら最高だなと夢想しています。


03.水月雨(MOONDROP) Space Travel + 竹-CHU

中華イヤフォンです。Space Travelは水月雨の廉価TWSモデル。
んんー音が好き。繊細で切実な音像なんですよね。単純に音質面で言うなら同時期に買ったEarFunのAir Pro2がコスパ最強だといまでも思ってるんですが、Space Travelの纏う世界観がどうにも深く刺さってしまって、結局こればっかり使っている。
音だけじゃなくて、チープでレトロな外観とか、可愛いパッケージとか、そもそも「水月雨」というブランド名とか、そういうあれこれ全部込みでこのイヤフォンが好きになってしまっています。ずるい。

そして有線の廉価モデル「竹-CHU」ですが、こちらはマジで意味がわからないくらい音がいいです。3千円ちょいで買える音じゃない。
Space Travelの重心を少し低くして、全体に明瞭感をプラスした感じの上位互換サウンド。なんというか音楽が気持ちよくて、ずっと聴いてしまいます。

最廉価帯のこの2モデルだけでこんなに楽しいので、上位機種が気になって仕方ない。そのうち買ってしまうと思います。


04.AZLA SednaEarfit XELASTEC

で、イヤフォンって結局、フィットしないとまともに使えないんですよね。TWSだと紛失に直結するし。これまでフィット感重視でチップを選んできて、一時期はコンプライで思考停止していたんですが、やはりフォームタイプは音がこもります。せっかくの水月雨の煌びやかなハイが死んでしまう。

そういうことでチップもいくつか試して、これに行き着きました。
やはり音質は多少犠牲になります。もう少しカラっと鳴ってくれるとうれしい。でもコンプライほどウォームではなく、明瞭な音質です。そして抜群のフィット感。エラストマー由来の独特な素材なんですよね。

好みはあるかもですが、フィット感と遮音性、音質がかなり絶妙にバランスしているチップだと思います。普通のチップだと外れやすい、でもフォームタイプは嫌、というひとは是非お試しを。
…と、書いているうちに新型の「Ⅱ」が出ていました。リンクはⅡです。こちらも近々試したいです。


05.AKG K361

質実剛健な仕事道具。一万円ちょいなのに、極めてフラットな音を聴かせてくれます。ボーカルなどセンターの音場が少し遠く感じますが、それは側圧の加減によるもの。
総じてめちゃくちゃコスパのいいシンプルなモニターヘッドフォンです。
全DTMerの標準装備になっていいと思います。おすすめ。

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/265808/


06.LEKATO WS-80

ギター用ワイヤレスです。昔は巨大なラックシステムを組んで実現していたことが、なんとこんな値段でできてしまう。

ワイヤレス欲しいなと思い、Amazonに無数にひしめく中華ギターワイヤレスの中から厳選した、おすすめできる一品。リハでもライブ本番でも度々使っていますが、ここまで故障なし・混線なし・ペアリングトラブルなしと極めて優秀です。遅延も自分は気になりません。ちょっと家で弾くにも、アンプに繋ぐハードルが格段に下がるのでおすすめです。
これもType-Cなら満点だった。でもレシーバーとリミッターの両方を一度に充電できる分岐のmicroBケーブルが付いてくるので悪くないです。


07.Spark Go + Spark Control

ミニアンプ+アンシミュという、ありそうでなかった機材。唯一、IK Multimediaが以前出していたiRig Nano Ampが近しいコンセプトかなと思いますが、あれを現代仕様にブラッシュアップした感じの製品です。

練習用おうちアンプとしても、ちょっと聴きのBluetoothスピーカーとしても、なんならライブ用のアンプヘッドとしても使える万能マシン。しかもBIASと違って、Androidでも使える。これは震える。
ガワもかわいいし、ギタリストは一台持ってていいやつだと思います。

敢えてこれでライブする必要はぜんぜんないんですが、ライブギアとしても使えなくもないよという話をXに色々書いたので貼っておきます。


08.Hofner Shorty

トラベルギターが必要になって調達した一本。2020年モデルの「Rootbeer」という限定カラーらしいです。楽器屋さんがデジマートに出していたものを捕獲しました。出物だった。

Hofnerというブランド感、ヘッドレスじゃないところ、潔い1ハムなどが刺さってかなり好き。まあ弾きにくいんですが、弾けないというほどではないし、何と言ってもポータビリティが凄まじいです。

サウンドも「慣れ親しんだ廉価ギターのリアハムのソレ」でありながら、ローノイズで使いやすい。いいギターだと思います。


09.CHUWI MiniBook X N100

「理想のミニノート」が顕現したとしか思えない、現時点で最高峰のN100搭載ミニノート。コストと性能のバランスが本当に素晴らしいです。

少し話が逸れますが、個人的にCHUWIって「コスパ」に対する姿勢が極めて誠実だと思うんですよね。外れ個体もあるし、技適の件とか広報のインディー感とか、微妙だなと思う面は確かにある。でもそういうあれやこれやの前段が、すべて「超コスパPC作り」に全振りした結果のように感じます。潔い。

本機は、高品位な筐体とボディバッグに収まってしまうサイズ感、そしてN100のパワーが相まった唯一無二の「廉価モバイル2in1ノートPC」です。キーボードも好みの配列で非常に打ちやすい。唯一値段なりだなと思うのがバッテリー持ちで、フルで使うと3~4時間が限界です。最近のPCとしてはかなりバッテリー持ちが悪いように思います。
充電はType-Cなので、PD出力対応のモバイルバッテリーでカバーできるのが救いですね。やたら買ってしまうモバイルバッテリーの出番が増えてうれしくはある。

もちろんお金を出せばもっといいUMPCが買える訳ですが、「これだけ実用的なUMPCが5万円で買える」という状況を実現してしまったのは本当に奇跡としか言いようがないです。
メインのサブノート()として愛用しています。N100は本当にできる子。


10.ASRock DeskMeet X300

組んだのは今年に入ってからですが、パーツは買い揃えていたということで。詳しくは別記事を書きました。


おわりに

いや、本当にいいだけ買ったな…。
今回書いてないんですが、別記事で書いた通りタブレットを買いまくったのと、ブラックフライデーでプラグイン類もいくつか買ってるので、本当にいいだけ買ったな~という感想しかないです。

そういう訳で「2024年は買い控えよう」と心に決めていたはずなんですが、3月現在、何故かまだ物欲が止まっていないんですよね。どうした。年度末までOKなのか。

なんにせよ買物が楽しいうちは正常だと思ってます。おわり

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