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【#あきやさん講演会】答えはぜんぶ自分の中にある / アウトプットインプットのはなし

2023年4月8日に行われた幻冬舎大学「ファッションの<インプット><アウトプット>で自信を作る方法」を見ました。安定のアーカイブ組です。

◇◇◇

深い呼吸をしたいときは、まずは息を全部吐き切ることからはじめたほうがいいらしい。
吐き切ってから息を吸うことで、多くの空気を吸うことができて、新鮮な空気が体中をめぐる。
今回のあきやさんの講演会を聞いて、アウトプットとインプットの関係は呼吸と同じようなものなんだなと思った(講演中では違う例えを用いていたけれど)
吸って吐く。吐いて吸う。動作は同じようなものでも、順番が違うことで効能は些細に変わるのだろう。

思えば、スタバでの自問自答タイムもアウトプットから始まっていた。
(自問自答ファッションとの出会いはムーンプランナーさんのインスタライブだったので、スタバ自問自答が一番印象がつよい)


理想の服を思い描いてアウトプットから、実際に商品を見てインプットいく。
妄想クローゼットも、PDCAのプランも。全部全部アウトプットだ。
自分の中のぼんやりした像を形結ぶための。わたしの形を探っていくための。すべてを吐き出してから、ようやく情報を仕入れていく。
うわーん、ずっとずっとそう伝えてくれていたのに、全然理解していなくてすみません!あきやさん!


幻冬社大学のあきやさんの講演会第2回では、PDCAのどこに今の自分がいるか把握しましょう、という話があった。
アウトプットとインプットも、同じように今どこの場所にいるかは考えたほうがいいのかもしれない。
わたしはコンセプトが決まっているので、それに合わせて制服を探し出している途中である。
そのためにはどこにどんな服があるのかインプットをしなくちゃいけない、試着に行こうと思っていた。
――でももしかしたら、アウトプットがまだまだ足りないのでは?

ファッションで迷子になったとき、頼りになるのは自分自身だけだ。
正解は外側にはなく、自分の中に眠っている。
なにが好きで、なにが着たいの、どうなりたいの。
心の中の幼い自分にささやく。
それをきちんと書き出して、並べて。答えを見つけなければいけなかった。
ファッションは敵ではない。わたしを支えてくれるものなのに、どうしてこんなに怖いと思ってしまっていたんだろう。
きちんと味方につけられていなかった。もうちょっと頼ってもよかった。
完璧な自分じゃなくても、きっと鞄や靴やお洋服がわたしを完璧にしてくれる。
そしてそれらは現物から完璧さを求めるのではなく、完璧なものを現物から探さなければならなかった。

紙とペンを持て。話はそれからだ。

自分の望むものをきちんと把握していないと、いざ目の前に現れたときに手を伸ばすことができないのだから。

「クローゼットに自分らしさがある」とあきやさんは言った。
あきやさんにとってのクローゼットは、わたしにとっての本棚だった。
本棚の前はとても落ち着く場所だ。わたしの全てがここにあると素直に思える。
となれば、クローゼットが本棚のようになればよかった。
ファッションが不得手で、未知の世界だと思っていたけれど、もうすでに揃える手立てはわたしの中にあった。

本棚のようにクローゼットを育てる。
それってどうすればいいんだろう。

わたしの本棚は最愛なものばかりではない。今のわたしに足りないと思っているものも詰めている。島本理生さんの「波打ち際の蛍」で「自分は色気がないから本に憧れがある」という会話が出てくる。

「それにしても、こんなに本が好きな人だと思いませんでした」
「憧れ、に近いんだと思う。俺自身はすごく色気がなくて、機能とか合理性とか、そういうものを優先する頭だから」

島本理生「波打ち際の蛍」


それと同じで、足りないものを本で(知識で)埋ようとしているところがある。
服もまた、今必要だから手に取りますって言うものがあってもいいんじゃないかと思うのだ。
不要になったら、またきっと違う人の助けになりに行くのだろう。
今は戦いのターンだからモードのものを身につける。やわらかさが欲しいからレースやフリルを身につける。そういうのでよかった。人生のステージで求めるものは変わっていく。
そしてその考え方はブリコラージュのようだった。

ブリコラージュ(Bricolage)は、「寄せ集めて自分で作る」「ものを自分で修繕する」こと。「器用仕事」とも訳される。元来はフランス語で、「繕う」「ごまかす」を意味するフランス語の動詞 "bricoler" に由来する。

ブリコラージュは、理論や設計図に基づいて物を作る「設計」とは対照的なもので、その場で手に入るものを寄せ集め、それらを部品として何が作れるか試行錯誤しながら、最終的に新しい物を作ることである。

Wikipedia

必要なものを必要なときにきちんと構成(寄せ集め)していけば、わたしにとっては良いクローゼットになるのではなかろうか。
ファッションって全然未知だったけど、本当はわたしの世界の隣にあったんだなあとようやく思うことができた。そんな講演会だった。

アウトプットの手段について、「書くことのほかにお話しもしましょう」とあったけれど、車を走らせながらスマホの音声入力を使ったら、すごく楽しかった。誰にも聞かれないし、気兼ねなくできる。
今回のnoteも半分くらいはそうやって書きました。
新たな手段の一つになるといい。

◇◇◇

魔法少女と使い魔理論のくだりは、わたしの悪魔ちゃんは全然隠せなくてかわいいねえとニコニコしました。堂々とお外にでましょう。
ただ普段一緒にいるわけでないので、分身みたいなのがあるといいなあとは思っている。
悪魔と契約をするイメージはダイアナ・ウィン・ジョーンズ「ハウルの動く城」と紅玉いづき「MAMA」からだったので、魔法少女になる気はないらしい。

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