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T・P隊員、疫病禍をゆく(藤子・F・不二雄『T・Pぼん』「死神の大軍」より)

    • 『ダンジョン飯』終わってしまった。

      「次の冒険に出発だ!」にならないところに寂しさもあるけども、同じ瞬間は二度と巡ってこないという退き際が九井諒子作品らしさが最大限表された結末だった。 実はミックスルーツだったマルシルや最年少のイヅツミの願いは叶うことはない。ダンジョン運営の発想がビオトープやビオスフィアのようなものだったことが明かされる。悪魔のひきだしから解放されたテラリウム。種族の差別なく宴に招く。 世界の全員が少しずづ呪いを引き受けて、途方に暮れるほど噛み合わない歯車だったものを多少は噛み合う歯車に変

      • マガジンで『少年時代』を連載していたころ‥‥

        • 『ルバイヤートの謎』を追う金子民雄自身の物語

          金子民雄著『ルバイヤートの謎 ペルシア詩が誘う考古の世界』(集英社新書) 30代のころウマル・ハイヤームの『ルバイヤート』に傾倒した著者が、作者や作品に関する数少ない情報を掻き集めて、傍証と傍証を集めてもっと傍証にしましょうということでハイヤームが生きた時代のペルシャの様子などをひたすら推理してゆく試み。 金子氏自身のこれまでの見聞の積み重ねから直感的に「こうではないか」と気付いた事象があっても、物証がないのでここまでと涙をのんで見送ったものがあったのだと思う。この新書に

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        T・P隊員、疫病禍をゆく(藤子・F・不二雄『T・Pぼん』「死神の大軍」より)

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