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フローラSの結果 ~末脚爆発、いざ樫の舞台へ~

アドマイヤベルが直線大外を駆け抜けて、2着のラヴァンダと一緒に樫の舞台へと向かうことになりました。

1着 アドマイヤベル
彼女は8歳上の姉がヴィクトリアマイルを制したアドマイヤリードという良血馬ですが、新馬勝利の後の1勝クラスの特別戦を2着、3着と勝ち切れませんでした。それでも、昨日の勝利を見ると、今後の活躍に期待大です。
スタート直後、内と外の両馬に幅寄せされるも、そこで体格の良さを生かして進路を譲らず真っ直ぐ走り、5番手のポジションをとったことが勝因だと感じました。しかも、他馬との接触があるとスイッチが入ってしまう若駒が多いなか、道中落ち着いたレース運びをできた人馬の我慢が最後の直線での末脚に繋がったと考えます。横山武史騎手もゴール後に大きなガッツポーズをしていましたが、会心の勝利だったと思います。
関係者の皆様、おめでとうございます。

2着 ラヴァンダ
彼女は3番枠だったこともあって、道中は内ラチ沿い先頭から4番手で脚を貯めていました。向こう正面から4コーナー回るところまで、常に外側を二されたために、直線も内側を突き抜ける決断をします。しかし、先行した2頭が壁になって、なかなか前進できません。それでも、残り300mくらいで逃げた馬がバテて落ちていったので、入れ替わるように内ラチ沿いの進路を確保しました。そこからはど根性で抜け出すも、順調さを欠いた分アドマイヤベルに負けました。それでも2着を確保し、オークスの優先出走権を獲得しました。本番での巻き返しに期待です。

◆ 内ラチ沿いの攻防
YouTubeにも映っていますが、直線の内ラチ沿いでは、とても狭いスペースに4頭の馬が入れ代わり立ち代わり激しく競っています。先日来、落馬事故が続いていますが、この攻防を見ると各騎手が如何に危険を顧みず、勝負に徹しているかを強く感じます。本当に、本当に毎週素晴らしいレースを見せてくれている騎手のみなさま全員に、心の底から深く感謝します。また、いま治療している各騎手が元気に戻ってくることを心から祈念します。


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