富士ステークスのプレビュー 〜超一流マイラーへの登竜門〜
明土曜日、府中で行われる富士ステークスのプレビューです。近年、秋から翌春のマイル界に多大な影響を与える、見逃し厳禁のレースです。
◆ 富士ステークス
富士ステークスはまだ今年で27回目と、歴史の浅いレースです。しかし、過去3年の勝ち馬、ソングライン、セリフォス、ナミュールは、全馬その後にマイルでG1を制しています。
つまり、超一流マイラーへの登龍門です。
◆ マイル界
安田記念の上位入着馬ナミュール(5歳牝)、ソウルラッシュ(6歳牡)、ガイアフォース(5歳牡)、セリフォス(5歳牡)が、トップクラスを構成しています。
そこに、3歳馬を含む新星が登場することを期待しています。
6月時点のマイル界の見立てを、文末に投稿します。
◆ 見どころ
最初の見どころはソウルラッシュ(6歳牡)とセリフォス(5歳牡)の9回目の対戦です。彼らの対決は、今のマイル界の名物です。
同じくらい個人的に注目しているのは、3歳世代のトップマイラーたちの参戦です。ただし、世代最強マイラーのジャンタルマンタルは先週末に発熱し、出走を取り辞めたことは非常に残念です。
さらに、アルナシーム(5歳牡)、レッドモンレーヴ(5歳牡)、ジュンブロッサム(5歳牡)という、夏に成長した同級生トリオの走りも楽しみです。
◆ 3歳世代のマイラー
NHKマイル優勝馬のジャンタルマンタル(3歳牡)こそ発熱で出走回避となりましたが、NHKマイル3着馬ロジリオン(3歳牡) 、4着馬ゴンバデカーブース(3歳牡)が富士Sにエントリーしています。
今年の3歳世代は、牡馬牝馬共に優秀なマイラーが揃っていそうです。彼らの走りが、今後のマイル界を占う意味でも注目されます。
一方、今回発熱で一旦牧場に戻ったジャンタルマンタルも回復して、マイル戦線に参戦してくることを願います。
なお、最後に、話が思いっきり横道にそれますが、NHKマイル2着の3歳牝馬ベストマイラーのアスコリピチェーノ(3歳牝)は、豪州のザ・ゴールデンイーグルに挑みます。こちらも楽しみです。