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重賞の紹介 (宝塚記念、東京ジャンプステークス)

今週末は、上半期の総決算として、日曜日に第65回宝塚記念(芝2200m @阪神 G1)が行われます。また土曜日には第26回東京ジャンプステークス(3110m @府中 JG3)が行われます。

◆ 東京JS
年間10あるJRAの障害重賞の中で、秋の東京ハイジャンプと並んで最も距離の短いレースです。昨秋に王者に就いたと思われたマイネルグランが怪我による戦線離脱。再び混迷期に戻った障害界のニュースター登場を期待します。
前走を勝利、或いは2~3着だった馬が全部で9頭もいて、ここで名を上げようとするメンバーが揃いました。
その中でも、中山GJ2着で昨年の東京JS覇者のジューンベロシティ(6歳牡)や、現在障害3連勝中の2頭オールザワールド(7歳牡)とブラックボイス(5歳牡)、障害重賞3勝の古豪ホッコーメヴィウス(8歳騸)などに注目が集まります。

◆ 宝塚記念
暮れの有馬記念と同じく、ファン投票が行われるレースです。ただし、阪神競馬場の改装工事に伴い、今年の宝塚記念は京都競馬場で行われます。
今年のファン投票1位は昨年末に引退した最強馬イクイノックスの好敵手で、ダービーと有馬記念を勝っているドウデュース(5歳牡)です。去年のイクイノックスを上回る、史上最多の得票数でした。
宝塚記念は梅雨時、且つ例年は阪神開催最終日の実施ということで荒れた馬場を嫌う馬が多く、メンバーが寂しくなる年があります。今年もフルゲートに満たない13頭ですが、G1馬4頭と豪華なメンバーが集まりました。

◆ 宝塚記念の出走馬決定ルール
宝塚記念に出走登録した馬の中から、ファン投票上位10頭が先ず出走権を得ます。ファン投票の上位でも、出走予定のない馬はスキップされます。今年の10番目の出走馬は、ファン投票59位のカラテです。
それ以外に収得賞金上位馬が出走できます。

◆ 今年はポスト・イクイノックスの混迷期
今年は「ポスト・イクイノックス」の混迷の年ですが、未だ混乱の世を平定する王者は登場していません。年明け以降ここまでで、G1を2勝した馬はおらず、またG1を2勝した騎手もいません。人馬共に群雄割拠の状況です。
そんな状況下で、宝塚記念の有力馬はイクイノックスの同級生たちです。且つ今春に悔しい思いをし、それを糧に宝塚記念に挑んできた馬たちです。有力馬は後日紹介します。

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