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オークス展望 〜今年も1強ムード〜

◆ 近年のオークスの傾向
桜花賞とオークスを連勝した馬は、これまでの83回の歴史で13頭しかいません。(うち、三冠を達成したのは7頭) ところが、ここ6年で4頭の桜花賞馬がオークスにも勝って二冠を達成しており、うち3頭が三冠馬になっています。最近は二冠馬、三冠馬の量産体制が進んでいます。
マイルの桜花賞と2400mオークスは、本来求められる資質が異なるレースです。しかし、3歳春の時点では、距離適性よりも、その時点で顕在化している実力の影響が大きいようです。

◆ 全体のムード
今年のオークスも近年の傾向と同じく、桜花賞馬ステレンボッシュの1強ムードです。特に、最大のライバルで桜花賞2着のアスコリピチェーノがNHKマイルに回ったため、そのムードはより強まっています。

◆ ライバル その1(桜花賞組)
ライバルも桜花賞組が中心です。特に以下の4頭は桜花賞上位入着、且つ重賞やリステッド競走に勝っている実績馬たちです。
・ライトバック:桜花賞3着、エルフィンS1着
・スウィープフィート:桜花賞4着、チューリップ賞1着
・クイーンズウォーク:桜花賞8着、クイーンC1着
・チェルヴィニア:桜花賞13着、アルテミスS1着

◆ ライバル その2(桜花賞未出走組)
桜花賞未出走組の有力馬は以下の通りです。桜花賞組を凌駕するようなインパクトを感じた馬はいないのですが、ヴィクトリアマイルのテンハッピーローズのような番狂せがあるかもしれません。
・タガノエルピーダ:忘れな草賞1着
・アドマイヤベル:フローラS1着
・ミアネーロ:フラワーC1着
・コガネノソラ:スイートピーS1着
・サフィラ:兄姉が重賞勝ち馬の良血馬

◆ 注目
ここ2年、桜花賞馬がオークスも勝っています。あくまでも私見ですが、その時と比べると、ステレンボッシュは昨年のリバティアイランドほどの絶対感はないものの、スターズオンアースのような懸念感はありません。
阪神JFや桜花賞で鎬を削った好敵手アスコリピチェーノが、NHKマイルで実力の高さを見せたこともあり、ステレンボッシュの中心は動きません。
彼女に迫れるのは誰かが注目点だと思います。ジジイとしては、トウショウボーイやスイープトウショウの血を引き継ぐ、スウィープフィートを無条件に応援します。

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