宗教 その6

3DYASと名付けられたセミナーは
ビデオで学んだ内容を復習(より詳しい内容で)する
かたちで進んでいった。

ビデオの内容、ようするにのちにわかる統一教会の教義である
原理講論を、おおまかに説明すると・・・

神様(GOD)がいて地球を7段回にわけて(聖書には7日間と書かれている)宇宙、地球、地上の万物(植物、動物、有機物・・・)を創造された。最後に「この万物を治める人というもの」を自分の姿に似せて作られた。

これが創造論と呼ばれる教義で、つぎに堕落論という教義につづく。

神様はその人(男性)にアダムという名前をつけ、1人だと良くないとアダムの体の一部をとってエバ(女性)を作られた。アダムとエバの住むエデンの園には命の木と善悪を命知る木があった。アダムとエバの世話役のヘビ(天使)がエバに近づき「食べてはいけないと神様からの教えられた善悪を知る木の実」を、そそのかしてエバに食べさせる。そして次にエバがアダムにその実を食べさせる。それが神様を裏切ったとしてエデンの園から追い出される。

もう一つの大きな教義の名前はうる覚えだが復活論だったかな?

つまりそれからの人類歴史は、その失敗をとりもどし神様の創造理想の
人、世界、宇宙を取り戻すために失敗を繰り返しながら神の理想世界(地上天国)の実現に進んでいる、それがこの世界の歴史なのだ。という教え。

なんだか聖書の解読が中心で全くのオリジナルではないのだが・・・
まあ妙に納得のいくストーリーでキリスト教っぽいなぁーとは
思ったりしていたのだが・・・

そして、このセミナーの最大のメインイベントは
今この時代に地上に再臨のメシア(救世主)が生きている
という、その方の発表が!

セミナーには関東周辺のビデオセンターから参加している受講生が
数十人いたが、他の県からの参加者のひそひそ話から
どうやらそのメシアは韓国人らしいという声が聞こえてきた・・・

僕は世間知らずというか、鈍感だったというか・・・

もちろんその時
僕は韓国人のメシアと聞いても
特に違和感なかった・・・
そしてこのセミナーが宗教のセミナーという
感じにもまだ捉えていなかった・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?