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MtG統率者デッキ「虚空喰らい、ズロドック」強化案(マナアーティファクト、コスト軽減カード編)

今日はズロドック構築済みの統率者デッキ「エルドラージ解放」に使うマナアーティファクトを説明していきます。

過去の記事はこちらをどうぞ。


コンセプト

シンプルなコンセプトです。沢山マナ加速してエルドラージを出す。

ここにズロドックを加えることで、10マナ級の大型エルドラージから続唱につなげてスーパーアドバンテージを獲得し、そのまま殴り抜けていくのがコンセプトとなります。

ただ回した感じ、エルドラージに拘らず「マイアの処罰者」や「金属製の巨像」といった0マナで出せる7マナ以上のカードを連打していくほうがずっと強いです。今回はあくまでエルドラージのファンデッキでいきます。

展開の考え方

土地を36枚採用し、4ターン目までに土地を4枚出したうえ、それまでに2マナ出せるアーティファクトを最低1枚出せれば、5ターン目にはズロドックを出すことができます。次のターンに土地を出せれば7マナのアクションを取ることができます。

ただ、現実にはコスト7のエルドラージは部族カードまで含めても7枚程度しかいないため、ウラモグやコジレックのマナ域である10マナ帯までしっかりマナを伸ばしていく必要があります。

コジレックと違う?

エルドラージの統率者として有名なのは(多分)コジレックだと思います。

ちょっと調べた印象ですが、コジレックのゲームプランは、
①大量のマナアーティファクトを展開
②統率者コジレックを出す
③補充した手札で打ち消しを構えつつ更に展開

というプロセスになると思います。

一方ズロドックの場合はというと、
①マナアーティファクトを展開
②統率者ズロドックを出す
③7マナ以上の呪文を唱える
④続唱で展開したカードから更に展開

という形になります。

コジレックは統率者を唱えた時点でコンセプトの何割かを達成しているのに対して、ズロドックは「統率者がいる状態で7マナ以上の呪文を唱える」というもう1アクションが必要になります。

しかもより気持ちよくガチャを回すためには続唱でよりよい効果を得るためには構築の段階からカードの取捨選択が必要です。例えば「ライオンの瞳のダイアモンド」「モックス・ダイアモンド」は超強いカードだと思いますがズロドックの続唱ではイマイチのカードになってしまいます。

そこで、ズロドックの構築の際にはこのような軸が必要と考えました。
①続唱の起点となる、7マナ以上のカード
②序盤を支えつつ続唱でめくりたい、6マナ以下のカード

マナ・アーティファクトは②に分類されます。つまり序盤の展開を支えつつ、6マナ以下の続唱でめくれても強力と言える、超欲張りなカードが必要というわけです。それに基づいて選んだのが以下のカードです。

マナ加速系カード(19枚)

こんな感じで仕事中まであれこれ考えてましたが結局シロウトなので4マナ以下で安定して2マナ出そうなヤツ全部入れます。

魔力の墓所

これ使っていいのか!?

極めて強力な1枚。無色マナしか出ない事がデメリットにならず、ライフを支払う機会もそこまで多くないことから積極的に採用して良いと思います。

お前にも暗黒面のパワーの素晴らしさを教えてやる!!

エンジョイで採用するのは賛否両論あるそうですが、いにしえの最強カードを使えるだけでもワクワクしますね!ウギンの迷宮買わないでこれ買うのは自分でも謎ムーブ過ぎるけど

太陽の指輪

4マナのマナアーティファクトと同じテキストが1マナのカードに書かれている化け物。2ターン目にシッセイの指輪につなげれば、土地が2枚でも3ターン目にズロドックを唱えられます。構築済みに入っててうれしい。

太陽のタリスマン

太陽の指輪のパチモンです。一見弱いですが、最初の手札にこれがある場合1ターン目にこれを出せば4ターン目に出てくるので、土地1枚でも回せる事があります。続唱でめくっても実質4マナ相当で当然強力です。

魔力の櫃

クセが強いですが爆発力がデカいカード。魔力の墓所と同様、ここぞというタイミングで出します。巻き直しの時計で相手ターンに起こすとお得です。昔は数百円で買えた気がしますけど……。

厳かなモノリス

3マナ出る2マナアーティファクト。魔力の櫃のパチモンなのに本家を差し置いて高騰しました。値段程強いカードではないですが、家に寝かせるより使ったほうが良いです。昔は数百円で買えた気がしますけど……。

摩滅したパワーストーン

3マナで2マナ出るアーティファクトです。タップインですが次のターンに6マナ出せるので、序盤は4マナのマナアーティファクトより強力です。即座に起動できないため、続唱で出した場合は一歩劣ります。

パラジウムのマイア

3マナで2マナ出るマナクリーチャー。パワーストーン同様に4ターン目に6マナ出せます。後述の金属細工師より強いこともあります。

栄誉に磨り減った笏

3マナで1マナ出るアーティファクトで一見非効率的ですが、ズロドックがいれば最低2マナ保証の強力カードです。更にウギンやウギンの目からもマナが出るようになります。80円で買える面白い1枚。ガチのマジで推奨のオススメのカード!

シッセイの指輪系のカード5種

シッセイの指輪、ウル=ゴーレムの目、面晶体の記録庫
ストーンスピーカー・クリスタル、胆液の霊薬

4マナかかりますがズロドックを1ターン早く出せます。他にも同型カードあったら教えて下さい。

火創者の器

このデッキでは実質シッセイの指輪の下位互換ですが、それでも4ターン目に出して5ターン目にズロドックを唱えられます。

スランの発電機

4マナで3マナ出るマナアーティファクト。実はかなり強力なカードです。

コジレックの媒介者

マナ加速のエルドラージです。5マナで2マナ生成と性能はイマイチですが、アーティファクト破壊に巻き込まれないので案外強いです。エルドラージのシナジーもあるので案外強い。

金粉の睡蓮

このデッキではスランの発電機の下位互換に近いカードですが、シッセイの指輪が1マナ重くなったら出るマナが1マナ増えたと考えるとまぁまぁ強力。コレを出した次のターンに8マナ帯までジャンプできます。

夢石の面晶体

6マナで3マナ生むカードです。序盤のマナアーティファクトとしては重すぎますが、続唱でめくれると超強力。息切れしたタイミングでドローに変えられるのも嬉しい。最初からデッキに入ってた嬉しいカード。

彩色の宇宙儀

続唱の起点になるカード。色々書いてありますが、タップで5マナ出せるので、続唱でシッセイの指輪がめくれればなんともう一回7マナ行けます!

コスト軽減系のカード(4枚)

コスト軽減系のカードも合わせて紹介していきます。コスト軽減系のカードは同一ターンに2枚、3枚と呪文を唱える場合には有用ですが、毎ターン1回しか唱えないのであれば、用途の柔軟性が高いマナ・アーティファクトの方がデッキはきれいに回るという印象です。

ただしコストを2軽減してくれるとなると話は大きく異なります。例えば「ズロドック(6マナ)を出してからバーラ・ゲドを滅ぼすもの(7マナ)を出したいな」と考えたとき、コストを1軽減するだけだと合計コストは11ですが、2軽減できれば9となり同一ターンに動ける可能性が大幅に上がります。

更に戦場にウギンの目がある時に唱えると4マナ軽減となり、ズロドックが2マナで着地し、そのままバーラ・ゲドを滅ぼすものが3マナで出てくるようになります。こうなると手がつけられなくなるので皆もやってみてね。

そのため、今回はコストを2下げるカードを中心に採用しています。

ウルザの保育器

2枚目のウギンの目のようなカード。これでエルドラージ呪文のコストを2減らします。ウギンの目と違って適用されるのはクリーチャーのみなので部族同族カードを使う場合は要注意です。

破滅を導くもの

7マナ以上のクリーチャーをサーチするほか、最初に唱える無色クリーチャー呪文のコストを2下げてくれます。サーチカードは控えようと思ったんですがエルドラージだから採用(謎理論)

人知を超えるもの、ウギン

無色の呪文のコストを2下げます。更に単体除去能力もついてきます。

ダークスティールのモノリス

毎ターン1度だけ0マナで唱えられるようになります。浮いたマナで別のことができるのでだいぶ助かるカード。大型エルドラージを唱えられればだいぶオトクです。なお「ダークスティール」というのはミラディンという金属の世界にある壊れない金属のこと。本当?ホルグレンが叩いても破損しない?

その他(2枚)

エルドラージの合流点

どのモードも強いです

3つの能力がありますが、主に使うのは3つ目の能力。場面に合わせて変えられるのも強み。

走り回る侵略

ズロドックの続唱の起点に最適のカード。シンプル2コストが7マナで、更に落とし子は即座に5マナを生み出せるので、次の続唱に繋げられます。部族カードなのでウギンの目で軽減されるところも嬉しい。エムラクールの手ともシナジーがあります。

いまのとこ不採用カード

強力ですが続唱で出したくない、あるいは強すぎて抜いたカードです。

モックス・ダイアモンド

超高額!!

高額すぎて流石にちょっと手が出ないカード。店頭で悩んだ末に魔力の墓所を買って帰りました。色マナ出てもしょうがないしね。同様の理由でほかのモックスも採用を見送りました。

ライオンの瞳のダイアモンド

ズロドックで続唱が誘発するのは手札から唱えた場合です。手札も全部捨ててしまうのは噛み合いが悪すぎます。本音は高額すぎて流石に……。

宝石の睡蓮

2~3ターン目にズロドックをチャクチさせられます。ただ、後が続かない。3~4ターン目にコスト7のカードを展開できるプランがあるなら良いと思いますが、自分のコンセプトでは3ターン目に7マナ用意できないのであまりメリットなかったです。続唱でめくれた場合には何もしません。

通電式キー/多用途の鍵

往年の茶単デッキみたいで楽しいのですが、マナアーティファクトと一緒に引かないと微妙に弱いです。

金属細工師

いわゆる茶単デッキであれば6〜8マナくらい生むことも可能ですが、今回は強力なエルドラージを多数採用する都合上、アーティファクトの枚数はやや控え目です。上振れするとヤバい展開になる面白いカードですが不採用にしました。エルドラージの細工師でないかな

通報の角笛

コスト軽減とドローの両方持っているので強力なカードではありますが、ズロドックの場合土地とマナアーティファクトだけでデッキの半分を占めてしまうので、ドローの方はあまり期待できないかなと思いました。もっとエルドラージでいっぱいのデッキにしたいけど難しい。

スカイクレイブの秘宝

3マナで1マナ出せるアーティファクトを1つ、キッカー3マナを払えばコピーを2枚出せるカードです。続唱のタイミングでキッカーを払えばコピーを出すことができますが、その3マナの余裕がない場合が多いため、不採用としました。

玄武岩のモノリス

3ターン目にズロドックを展開できるので、使い勝手の良いカードです。見捨てられた牌があればタップして4マナを生み、3マナでアンタップして…と無限マナになりますが、無限マナはカジュアルにふさわしくないそうなので不採用。ガチ勢だったら入れましょう。

カイレンのオモチャ

モノリスとか発電機が強いだけで、これが弱いわけではないと思う…

出した時に蓄積カウンターをすぐに置けば劣化シッセイの指輪として使えない事もないです。3ターン目にこれを出し、4ターン目に1マナ増やせば5ターン目にはズロドックが出せますが、マナが伸びないので続唱の呪文に届かない事が多いです。ちょっと微妙かな。

類似の金床

手札から追放したカードと同じタイプのカードのコストを2軽減してくれます。一見強そうなのですが、手札にクリーチャーが1枚しかいない場合など追放の種にするカードがあまりなく持て余す事が多いです。40枚くらいクリーチャーを入れられたら強いかもしれない。

ジョイラの使い魔

歴史的な呪文のコストを1下げます。流石に1軽減だけでは微妙な印象ですがマナアーティファクトのコストも下げてくれるので案外使い勝手はよいかもしれません。

マイトストーンとウィークストーン
5マナのアーティファクトで、アーティファクト呪文のみ使える2マナを提供します。ドローできて盤面に干渉できるのは強力だと思いますがマナ能力がちょっと限定的すぎる。

Stone Calendar

なにこれ?

自分の呪文のコストを1減らすカード。1枚で2マナ軽減できると大幅に変わりますが、基本的にはマナ・アーティファクトを使ったほうがオトクです。

不滅の太陽

コスト軽減以外にも毎ターンドローできたり、自陣のクリーチャーが+1/+1されるなど、6マナとは思えない効果があります。ただし精霊龍ウギンと凄く相性が悪いので抜きました。もちろん不滅の太陽も強力ですが、不利な場面での打開力のあるウギンのほうが役立ちます。

Planar Gate

なにこれ??

クリーチャー呪文のコストを2減らします。コストは6と重いですが、4ターン目にシッセイの指輪を出して5ターン目にこれを出せば、6ターン目には8~9マナまでアクセスできるわけで、デッキの大半をクリーチャーにできればかなり強そうではあります。それができないから厳しいわけですが

今回はここまで!カードが多すぎて全然追えてないんですが、なにかの参考になれば幸いです。これで土地とマナ加速で61枚リストにしてみました。

次回はクリーチャーについて語っていこうと思います!

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