ふみを綴ろう…
今週の大河も面白かった…。
まひろが「書く」ということに対して,新たな意味を見出し,書きたいという気持ちを紙と筆に乗せ始めた。一方の道長はまた一歩権力の中枢に近づこうとしている。
文のやりとりをして心を通わせていたこの時代の人たち…。
姿を見たこともない人に文を送る。紙に,文字に,ゆわえる花木に,炊きしめる香に気を配り,想いを綴る。送った文は相手に届いたろうか…気に入ってもらえただろうか…お返事はいただけるのだろうか…
ヤキモキしながら待つ時間の長いこと…
🐶
思えば,私たちが今SNSの世界でしていることもある意味同じなのかもしれない。
ただ,SNSは不特定多数の人と繋がる可能性のあるパブリックなものである。また,墨をする時間も従者に忍んで行ってほしいと頼んで見送り,帰りを待つ時間もそこにはない。ポチッとしたら世界中に広がる可能性を持っている。そして,燃すことも破り捨てることもできない。
わたしは手紙が好きだ。便箋を選ぶ時相手の顔が浮かぶ。伝えたい気持ちと相手の好みにドンピシャだと感じる便箋に出会えた時はなんとも言えない喜びを感じる。もらった手紙を見て,素敵な便箋だなと感じる時はなんだかほっこりする。
古の人々と同じ感覚が私たちの中にもあるのだ。手段が変わっただけだ。
もちろん注意しなければならいないことはたくさんあるけれど,SNSも悪いことばかりではない。
🐶
ふと考えた。最近送った手紙で最もインパクトが強いのはなんだろう。
あぁ!雄大さんに宛てた手紙だ。オフのトークショーでプレゼント受け付けますとの案内を見て,書いた。人生初のいわゆるファンレターだ。
だけど…気がついたら高橋周平さんのことを書いていた。どうしても書かずにいられなかったのだ。ピッチャー陣の中心となって後輩たちに背中を見せている雄大さん。本来なら,若い野手陣に背中を見せるべきは高橋周平さんだとわたしはずっと思っている。それなのに…本人も我々ファンも望んでいない形で周平くんはベンチの隅っこで迷子の子犬のような顔をしていた。だから,雄大さんに頑張ってくださいと伝えるつもりが…周平さんのことばかり書いてしまったのだ。周平くんに伝えてほしいとまでは流石に書かなかったが…文字になっていないだけでこれでもかというほど滲み出ていたに違いない。本当に失礼な話だ。
🐶
もらった手紙はどうだろう…。
この春,3年間一緒に働いた若者が転職して,職場を去った。うちで働くよりずっと前から彼を知っていたので,本当に立派になったと思っていたし,これからが楽しみな青年だったが…さまざまな事情が彼に転職を決意させた。
今時の若者だが,最後に手紙をくれた。
あれこれ綴ってあったが…どうやらわたしと働いた日々は彼にとって居心地が良かったらしい。彼は突き詰めて追い込んでいくことが苦手らしい。もちろん仕事はちゃんとするが趣味も自分の時間も楽しみたいし,難しい仕事も平気な雰囲気でさり気なく楽しくやりたいと思っていたらしい。
そんな彼にとって,残業中にradikoやDAZNでこそこそ試合をチェックして,思わず声を漏らしたりする私はいい意味でいいガス抜きになっていたらしい。職場の隅っこでメソメソしているのも…。
決して褒められたことではないが,私のそんなドラゴンズ❤️が仕事に行き詰まりそうな彼の慰めや励みになっていたと手紙には綴られていた。
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結論は…つまりそういうことなんだ。
ドラゴンズ最高😃
高橋周平さんの笑顔は世界を救うんだ🌎
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さて,我が愛しのドラゴンズさん,このところ苦しい戦いを強いられている。昨日も延長12回スコアレスドローだ。終盤は毎回ランナーを出し,ずっとチャンステーマを歌っていた。申し訳ないけれど,こちらのピッチャー陣は安泰で,守備もカチカチ。ずっとチャンステーマを歌っていた印象しかない。だが…勝てなかった😣
あと一本が出なかった。
苦しみの原因はなんだろう…。
色々な要素が混ざり合っているのだろうが…いろいろの中の一つに高橋周平さんの離脱があるのではないかと思っている。だからね…周平さんに早く帰ってきてほしいのよ。
周平さんの足に住んでいるヒラメさんはお元気になったのかしら。椅子に座ってティバッティングとかしているのかしら。ゴットハンドのところにちゃんと通っているかしら。
そんな想いを手紙に書いてみたくなった。
どんな便箋にしよう…
周平くんが元気になりそうなものがいいなぁ
🐶
古の人も手紙を書いても出さないことがあったらしい。
手紙をいつか出そうと思ってか,こんな手紙届けるべきではないと思ってか,書くことで満足してしまったのか…文箱にしまっておくものもあったようだ。
私たちがXさんでポストしかけて,ちょっと待て…となって,下書きに溜め込んでいるのと同じだ。
それがいい…そうしよう。
今日は試合の後,便箋を探しに行こう🐶