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柊一星に恋しよう


今日は単純に
ドラマ『星降る夜に』の話をしたい。


前期で『silent』が大バズりしたおかげで
また手話かよ、と思う人もいるだろう。


北村匠海くん演じる柊一星は耳が聞こえない。
だけど、『silent』とはまったく違う。

『silent』では音のない世界と音のある世界でのすれ違いや難しさ、音がなくなっていく怖さ、
聾者の気持ちに寄り添ったラブストーリーだったと思う。

ちなみにわたしは『silent』も大好き。
毎回泣きながら観ていた。


でも『星降る夜に』は音のない世界を特別なものとして描いていない。

一星のまわりにいる人たち、出会う人たちはみんなすんなりと、当たり前のように聾を受け入れている。
受け入れるという言葉を使うのも不自然なくらいに自然に接している。


少しネタバレになってしまうのだが、

1話の冒頭で
一星と鈴が出会うシーン。

一星が手話を使って何かを言い去ったシーンで、
鈴はwebサイトで、一星が使った手話を1つずつ調べていき彼がなんと言ったのかを知ろうとする。

鈴にとっては一星が手話を使っていることではく、一星が手話で何と言っているかの方が重要だった。


わたしはこのシーンで、
『silent』とは全然違う、と強く実感した。




『星降る夜に』の世界観は新しい。
令和の今もまだ、あんなに優しい世界はまだないのではないかと思う。

受け入れる受け入れられないの葛藤や健聴者への憧れを強く描いている『silent』の方がきっと現実に近いだろう。

現実はもっと残酷で、うまくはいかない。



『星降る夜に』は障がいにフォーカスを当てるのではなく、
鈴が働く産婦人科や、一星の働く遺品整理会社、
命の始まりと終わりに携わる職業の葛藤や厳しさ、人間関係を丁寧に描いている。

そして一星と鈴の関係性が少しづつ深くなっていく様子がこのドラマの楽しいところだと思う。



とにかく北村匠海くんがかっこいい。
いや、かわいい。かっこかわいい。まるで子犬だ。

間違いなく北村匠海くんを好きになるドラマだと思う。


みんなで北村匠海くん演じる柊一星に恋しよう。

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