【☠️実害報告あり☠️】エグいSCAM
NFTの大敵 SCAM(詐欺)との戦闘記録&SCAM図鑑
こんにちは、どらごんです🐲
僕といつもご協力頂いている管理人さん達と運営している、Bomb Cryptoのオープンチャットで、とある事案が発生しました。
↓↓
『BombcoinをBNBにswapした所 SCAMによりswapした全額200$分のBNBを盗まれてしまいました。』
只事ではございません…❗️
その怒りから典型的なSCAMパターン、そして対抗策についてチームで学んだものを共有させて頂きます。
✅せっかく増やした資産をズルいやり口で盗まれたくない!
✅敵(詐欺師)のやり口を知りたい方
✅詐欺 許すまじ!の精神の方
この記事を読むことでクリプト界隈で生き抜く為に重要な「守り」に貢献できれば幸いです!
詐欺に合わない屈強な知識を一緒に身につけていきましょう💪
詐欺師の取引を確認すべくBscScan(取引履歴が一覧できるサイト)を見ました。 なんと!!Bomb Cryptoをプレイしていないウォレットからも盗み出していました…。なんてヤツだ💢
被害にあったSCAMの種類は「Sweepers(最も悪質なSCAM)」でした。
Bomb Crypto以外をプレイしている方も注意してください。
何かしらの方法でMetamaskをhackされた後は下記の現象がおこりました。
・取引の内容を瞬時に別のものとすり替える
・承認ボタンを押すとコインを盗まれてしまう
・パスワード、ブラウザ、プロファイル(※Googleの内容保存機能のようなもの)を変えても無駄
・googleのログアウトをしようが無駄
要は
『一度hackされてしまったMetamaskは、ホワイトハッカー(※サイバー攻撃から守る人)によるハッキング返しをしなければ、セキュリティを取り戻すことができない』
現状まだマーケット機能の無いボムクリプトのアカウントを捨てるのも悔しい。
そのために下記を決行
『自ら10回程Sweepersにわざと少額のBNBを盗ませ、そのパターンを記録する』
最終的に、手持ちのBombcoinを盗まれずに別ウォレットへと移す方法を発見しました。
そんな戦いの記録と、ついでにSweepers以外のSCAMのパターンと対策方法について、このnoteでまとめます。
【 典型的なSCAMとその回避方法 】
まずは『メタマスク公式記事の翻訳』
メタマスク公式記事を要約すると
詐欺師が多いから注意して、自分の資産は何としてでも自分で守り抜きましょうね。
という内容です。
重要事項のおさらい(※添削あり)
秘密のリカバリーフレーズ(シードフレーズ)は何があっても絶対に他人に教えないでください。
MetaMask は、カスタマーサポートの問題に関して、公式ルート以外では決してあなたに連絡を取らないことを覚えておいてください。(※NFTゲームの運営がdiscord等で連絡してくることもほぼありません。)
ハードウェアウォレットの購入を検討してください。
Spoofing(スプーフィング)/ なりすまし
スプーフィングとは?⇒身元を偽装し、なりすますこと
詐欺師はこの方法を、フィッシングと合わせて使用することが多いです。
・フィッシングで直接個人情報を取得
・スプーフィングで身元を偽り信用させた上でシードフレーズを盗む
※質問者を信用させる為に詐欺アカウントは作り込まれています
詐欺アカウントはMetaMaskの公式サポートチャンネルに似せています。
・MetaMask狐のロゴや開発者の顔写真等をアイコンに使用
・何となく説得力のあるTwitterハンドルを使用(@MetaMask_support 等)
・詐欺アカウントのツイート一覧には(質問者に信じ込ませる為に)専門的と取れるコンテンツやツイート、リツイートを事前に用意
事案発生までの具体的な例
①質問者は不安なことや分からないことをツイッターのリプライでMetaMaskのサポートに関する質問をする。
(※詐欺師やBotのエサとなりえる行動の為、お勧めできません。必ずMetamaskの公式チャンネルをご利用ください。)
②詐欺アカウント(Botの可能性もあり)は、質問者がMetaMaskのサポートを求めていることからターゲットとして特定
③質問者のツイートに返信 or DMを送信
④作り込まれた詐欺アカウントを質問者は信用し返信
⑤ 質問者からシードフレーズを聞き出した詐欺師は、質問者のウォレットにアクセスし、質問者のウォレットから詐欺師のアドレスへ資金を流出させる
質問者が不安に思っている時こそが
詐欺師にとっては付け込みやすい状況となります。
質問者は作り込まれた詐欺アカウントを見て信用し、リプライやDMに返信してしまい、情報を渡し資金流出してしまう。というのが大まかな流れです。
※Twitterだけでなく
メッセージングサービス、フォーラム、discordなど、質問者が情報を公に共有するあらゆるプラットフォームで上記が発生する可能性があります。
その為、暗号やデジタル資産の普及に伴い、ハッキングの手口も巧妙化し、Web3の世界に入り込む潜在的な被害者はますます増加傾向にあります。
なりすまし攻撃から身を守るには?
まず『無視』しましょう!
サポートや運営から連絡先や秘密のリカバリーフレーズ(シードフレーズ)、サポート問題の詳細について絶対に尋ねてきません。
それをしてくるのは詐欺師と断定して間違いないでしょう。
SCAMその① 「Sweepers」
『 マルウェア(コンピュータウイルス) Sweepers 』
公式原文の翻訳ではシードフレーズを教えなければ大丈夫みたいに記述されてますが、被害者は誰かに教えたことはありません。
公式記述文によると
①コードは人間よりはるかに速く反応しする
スクリプトより速くウォレットに資金を移動させようとすると、常に二の舞になります。
②スクリプトは目に見えないところで動作する
ハッキングされたことがすぐにわかるわけではありません。
重要な取引を行ったのに、自分も相手も資金を受け取れなかった場合、最初は取引が止まっているか保留になっているか、MetaMaskが誤動作したのだと思うかもしれません。(これが本当にやっかいでした正常にスワップをしていたつもりが、気づいた瞬間0BNBになっていたのです。認証ボタンを気軽に押すのはやめましょう。)
Clipboard hacking(クリップボードハッキング)クリップボードハッキングとは?
普段から便利で誰もが使う「コピー&ペースト機能」を悪用されたもの
①詐欺師はマルウェア(ウィルス)を撒きます
②感染したマルウェアは自動的にPCメモリのクリップボード(一時的にデータを保存する場所)を傍受して暗号化アドレスをスキャンします
③詐欺師の受取アドレスに自動で置き換えます
④ペーストする際には③で詐欺師の受取アドレス置き換わっているので、そのまま詐欺師への送金が完了してしまう
①強力なマルウェア対策ソフトウェアをインストールし、常にアップデートしておく
②ハードウェアウォレットを導入する
③良く分からないファイルやサイトは踏まないようにする
④送金時にはアドレスのチェックを入念に行う(2回、3回)
現実世界で行っていることをCRYPTO界でも心がけましょう!
現実世界では、私たちは幼い頃から犯罪の被害に遭う可能性を減らすための習慣を身につけるよう教えられてきました。
・街のどのエリアには近づいてはならないか
・カード決済の際には暗証番号を隠す
・外出時にはドアのロックを確認し、家のアラームをオンにする
これらの行為は、あまりにも身近であるため、自然に身に付き、何も考えなくなるのです。
それと同じように、私たちはWeb3のセキュリティの最善案を採用し、それを内面化する必要があるのです。
このような詐欺の種類を問わず、2つのことが一貫しています。もし、この記事の一部分しか覚えていないのであれば、この2つの点を覚えておいてください。
・シークレットリカバリーフレーズ(シードフレーズ)は絶対に誰にも渡さないでください。
シークレットリカバリーフレーズは、あなたの秘密鍵にローカルにアクセスするために使用されます。つまり、このフレーズを持っている人は、あなたの財布の中身に完全かつ自由にアクセスすることができるのです。
・MetaMask は公式サポートチャネル以外では決してあなたにコンタクトを取らず、カスタマーサポートとのやり取りにおいても、あなたの秘密の復旧フレーズを尋ねることは決してありません。
やばい!ハッキングされたかもと思ったら
もしあなたがハッキングされたとしたら、その原因はいくつか考えられるでしょう。
あなたのコンピューターが(マルウェア/スパイウェア)に感染し、あなたのコンピューターに個人情報が保存された。
悪質なフィッシングサイトにアクセスし、情報を盗まれた。
秘密鍵やシークレットリカバリーフレーズ(シードフレーズ)を誰かやサイトに渡してしまった。
Web3サイト/スマートコントラクトに、あなたの資金への無制限アクセスを与えた場合(誰にアクセスを与えたか確認し、ここで取り消す:
上記までがSCAMの流れや手法。MetaMaskの注意喚起でした。
■最後に…実際に行ったBCOINを救出する方法
いきさつ
SweepersによってBNBが盗まれるトリガーとなる通信はまさかのBomb Cryptoの CONNECT WALLETを押したタイミングでした。
(通貨の移動はその際に一切発生しない)
初めて盗まれた際は、そもそも盗まれたことに気づきませんでした。
いつもどおりPancakeswapを用いてBCOINをswapしようとし、
ガス代が不足していたのでBUSDではなくBNBを選択しました。
その後、ボムクリプトを起動し、しばらくしてから、Pancakeswap上やBscScan上では取引成功と表示されているのに、BNBが0であることに気が付きます。
転送速度は一番遅い通常にしていたし、夜だから転送に時間がかかっているのかなと気にしませんでした。
翌日になってもBNBが0のままであるものの、BCOINの反映に1日かかるバグがあることを知っていたので転送でも同じ様なことがあるのかなぁと軽く捉えていました。
ガス代が足りない状況は変わっていないので更に追加で40BCOINをClaimし、同様の手順でpancakeswapを用いてswap。
今回は10秒ほどですぐに転送され、ウォレットも表示されました。しかしその10分程後に、BNBが再度0になっていることに気が付きます。
そしてBscScanで自分のアドレスに関する取引を確認したところ、swapした数分後に、全く知らないアドレスに送金していることに気づきました。
あわてて昨日の分も確認し、全く同じアドレスに全額送金されていたことが発覚。
ここでついにSCAM被害にあったことに気が付きました。
上記アドレスを確認すると、BCOINを保有していない方がたくさんいることもわかりました。(=ボムクリプトだけでなく様々なゲームユーザーから盗みまくっている)
そのためSCAMに対しての情報を調べていて、今回翻訳した内容にたどり着きました。
まず初めに、ボムクリプトで、googleにログインしたままMetamaskと連携するとhackされるケースがあるというSCAMアラートを以前見ていたので、プロファイル分離を試したり、別のブラウザを試してみたりしつつ、少額のBNBをウォレットに入れ、検証したところ、
・BCOINは盗まれない
・BNBが0.0001以下の場合盗まれない(ガス代の関係?作成者がそういう設定にしているのか?)
・BOMB CRYPTO のCONNECT WALLETを押し、署名をクリックした瞬間にBNBが盗まれるスクリプトが組まれている。
・アンチウイルスソフトでウイルスを5個発見
『※削除した後、プロファイル分離、別ブラウザ、メタマスクのパスワード変更をしたが効果が無かった』
・新Metamaskを作成したら盗まれなかった
※旧Metamask自体が侵食されている
ということが判明し、やはり説明どおりMetamaskを変えるしかないことは理解した。
しかしボムクリプトにはまだマーケット機能が無いため、すぐさまこのMetamaskを捨てたくはない状況。
模索した結果!
BCOINを救出する方法を発見!
①BNBを盗むトリガーはBOMB CRYPTO起動時の署名
BNBが無い状態でもBOMB CRYPTOを起動できる
②BCOINはBNB介入無しでClaimできる
ゲーム内でClaimし、BCOINをウォレットへ
③BCOINを別ウォレットに移動
ガス代ギリギリのBNBのみ用意
以上です。
仮にSweepersに感染してしまい
他ゲームをプレイしている場合、もし盗む際のトリガーが何なにかが分かれば、同様の手段でコインを抜くことができるかもしれません。(これがMetamask公式の言う特殊な手段に当てはまるのでしょうか?)
現在MetamaskとBOMB CRYPTOの運営側に、Sweepersの被害にあってしまったが、NFTのみ別ウォレットに移動できないか?
という確認をダメ元でしています。
返事があり次第こちらに追記させて頂きます。
👊SCAM ダメ絶対 奴らを許すな👊
Chromeのプロファイルを分離し、googleにログインしていない状態でMetamaskを運用する方法(及び同一ブラウザで複数アカウント使う方法/別のプロファイルの作り方)
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