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なぜオープンプロポーザルは早めに出すといいのか

はじめに

これはスクラムギャザリング&スクラムフェス Advent Calendar 2022 11日目の投稿です。

スクラムギャザリング&スクラムフェスを始めとして、オープンプロポーザル形式でセッションを採択するイベントが多数あります。RSGTに関してはセッション採択のプロセスについても公開されています。

このプロポーザルを提出するプロセスについて思っていることを書きます。

皆さんは、どのタイミングでプロポーザルを提出していますか

10/14に締め切りを迎えたRSGT2023のプロポーザル提出ですが、Twitterで " #RSGT2023 until:2022-10-14 from:@ConfEngine" で検索すると、締切の2-3日前からかなりの数のプロポーザルが提出されていることがわかります。

これ、ちょっともったいないな、と思っています。

早めの提出がブラッシュアップの機会を生む

Confengineを利用してプロポーザルを募集している場合、プロポーザルに対してコメントをつけることができます。私のRSGT2023のプロポーザルへは、以下のようなコメントをいただきました。

方向性に対してのポジティブなフィードバックと、タイトルへの提案
プロポーザル中の分かりづらかったところ、もっと知りたいところへの的確なフィードバック

自分ひとりでは気づかないところに気付かせてくれるコメントをもらうことは、プロポーザルをブラッシュアップすることにつながります。

これが、2-3日前の提出だとなかなか得られないのでは?仮にコメントを得られたとして、それを踏まえたブラッシュアップは締め切りに間に合わないのでは?という風に考えていて、個人的にはもっと早くだしたほうがいいと思っています。(できれば2週間くらい前には初稿があるといいのではないでしょうか)

なんせ、ここで得られるフィードバックって「顧客の声」そのものずばりなわけです。わざわざConfengineを見ている人はRSGTに参加する人である可能性がとても高い。であれば、その人達がくれたフィードバックに向き合いアップデートすることは、自分のプロポーザルが「顧客が本当にほしかったもの」に近づくまたとないチャンスなのです。

個人が頭の中でベストを尽くしたものよりも、参加者の共通の学びに寄与するものを価値とする

もちろん、プロポーザルの提出がギリギリになるのは怠慢が理由ではないことは知っています。提出していいものか気後れしている間に時間がきてしまった、時間がなくギリギリになった、自分で満足のいく状態になるまで作り込んでいた。いろいろあるでしょう。

ベストを尽くすことにはもちろん価値があります。時間がないのも仕方ないでしょう。提出していいんだろうか・・・っていう気持ちも、正直わかります。

でも、個人的なベストを尽くすより、本当にそれが求められているか顧客の声を聞いたほうが顧客にフィットしやすいです。
時間がない、という理由が頭をもたげるなら、高い優先度でプロポーザル作成に当たれていないので次の機会をまったほうがいいでしょう。
提出していいんだろうか・・・と悩んでいるなら・・・そういうときほど、提出してしまいましょう。提出自体に良し悪しはありません。勇気をもって提出することで、その提案が聞きたいものかどうかに真摯なフィードバックが得られるのです。

個人的にはオープンプロポーザルの良さって、この「参加するであろう方々から直接フィードバックが得られる」ことだと思ってます。なので、皆様さまざまなご理由はおありのことと存じますが、ぜひ早めの提出にチャレンジしてみてください。

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