『知らない人んち(仮)』第2話シナリオ

『知らない人んち(仮)』第2話シナリオ

シナリオ設定・シーンアイデア

<第1話からのポイント:kubomi考>

アクが拾った(?)カバンの中身、二階の開かずの部屋など、回収されてない謎は引き続きあり。第2話では、キャンに指示したメール送信者がいるのか、「ニゲテ」のメッセージは誰からのものなのか、の謎も加わった。

部屋内の録画映像を監視するのが「アク」で、1話できいろが拾った画用紙の絵の裏に「まなかきいろ」の名前があり、それを見てジェミが「あいかわらず絵が下手ね」と関連性を匂わす発言もした。

「知らない人んち」はもしかして「きいろと関係ある家」なのか?

<第2話からの概要:kubomi考>

第1話の応募をした時には想定した概要を書かなかったために、わかりにくいと御判断されてしまったことが多々あった、と気づきましたので、今回は私が考える「第2話以降の概要」を先に説明いたします。

まず、この家は、きいろが昔、住んでいた家です。正確には、きいろの生家を模して建てられた家です。

ジェミ(きいろの生家が火事になり半焼し、その際に倉庫ごと奪われた大金の行方も操作していた女性刑事)が軍手で探していたのは今も見つかっていない生家の鍵。探していた場所は、昔、きいろの生家が建っていた場所で、放火の疑義があり、その証拠をつかむために長らく保存していた半焼の家の、使える部分を利用して家を別の場所に再び立て直していたのです。(なので、外見が焦げていたり、古かったりのつぎはぎなので映すのはダメだと言っていた。もちろん放火犯に知られたくない事情もある)

火事事件の起きた際「きいろ」は小学5年生。火事のショックで記憶をなくした。親戚の家で育ち、高校卒業と同時に親戚の元から出た。「人生いつも黄色信号」は自分の境遇を支えてきたきいろ自身の迷(名)言だ。

最初に火事を目撃したけど怖くて通報できなかった男の子が「アク」(アクは双子(または三つ子)で、兄弟仲が悪く、火元に気づいて兄に言ったのに「嘘つくな黙っとけ」と言われ、通報しないできいろの家が大火になった、と今もトラウマを抱えている(赤いハンカチは兄への心のフックと、赤い炎のダブルの意味)。

キャンは放火事件の犯人の子だと言われて育ち、その汚名をはらしたくてジェミに誘われて家に住んで協力している。放火犯だと疑われた父を病気で失い、残された母のかなりの借金を返すために苦労し、その母も数年前に病気で失っている。キャンの涙は「取り戻せない家族との時間」を思うときに流れている。

 そして、次回にゲスト出演いただく濱津さんの設定ですが、きいろを庇ってジェミが3話か4話冒頭で消える(死んでいるとも限らない消え方だとしても)ので、その危険を知らせるため、メッセージを伝えにきた元刑事で、今は美術の私塾を立川あたりで開いている男性、と考えました。

 以下、ここまでのアイデアを入れたシーンを2つ書いています。↓↓↓

*第2話シナリオ*

①シーン想定:

きいろが拾った「ニゲテ」のメモの謎について→実は人の名前だった

⚪和室内

 私のうさぎちゃんがいなくなった、と探しにきたジェミ。

 きいろ、心配そうに

きいろ「不吉な感じで嫌ですね。実はこんなメモがあったんです」

 と、ジェミに「ニゲテ」のメモを見せる。

ジェミ「え、これ?」

きいろ「部屋に運んでもらった布団の中にありました」

 ジェミ、飛び出して玄関まで走って、戻り、

ジェミ「もういるわけないか・・・(濱津を探したい)」

きいろ「私たち、逃げるべきなんでしょうか?」

 ジェミ、メモをくるりと90度まわして

ジェミ「はい、これ、見て」

 メモの向きを変えると「ニゲテ」は「ハットリ」に見える!!

ジェミ「とっても読みにくいけど、これね、ハットリって書いてあるの。

   私の元上司の名前。優秀な刑事だったんだけど、放火犯を捕り逃がし

   てやめたの」

きいろ「今さら、なんでメモなんかを?」

ジェミ「私に合わせる顔がないんだよ。でも来た証は残したい。だから、これ書いたのね」

きいろ「かなり小心な人ですね。それに字がド下手!!」

  大笑いのきいろとジェミ。

  しかし、実際はジェミにだけ危険を知らせ、きいろには安心してもらうための二重暗号のようなメモだった(ことにジェミは気づいた)。

②シーン想定:

ゲストの濱津さん演じる元刑事(現私塾美術の教師)が

きいろの秘密を明かす

⚪リビング内

満足に食べてないので、濱津さんが買ってきた(例えばピザ)にすいよせられるように集まってきたアク、キャン、きいろ。

Youtuberきいろのファンだと言って、サインをねだり、ピザを持参して、家にやってきた濱津(ほんとはメッセージを伝えるためだが)

濱津(役名はままで書きます)「みんなそんなにお腹すいてるなら、あと二枚くらい買ってくればよかったねえ」

 猛烈にピザにぱくついている3人。

濱津「持ち帰りだと1枚無料だったし」

きいろ「ええ〜!」

濱津「ハハハ、きいろちゃん、驚く顔は昔と同じ、可愛いなあ」

 きいろ、その言葉にハッとなる。ジェミは濱津を睨む。

ジェミ「先輩、久しぶりに再会したと思ったら、なんか勘違いしてないですか?」

濱津「(厳しい顔になって)きいろちゃん、一緒に買いに行こうか、ピザ屋さん」

ジェミ「(慌てて)何いってるの?」

濱津「きいろちゃんの絵、ぼくはすごく好きでね、とても褒めたことがあった」

ジェミ「(ぼそっと)それが信じられないんだって」

濱津「自由な感性。これが人生には大事。たとえ、崖っぷち人生でも」

火事の後、手をつないでピザを買いに行った刑事の頃の濱津と少女のきいろ。

その姿がぼんやりと浮かんでくる(インサート)

きいろ、なにか思い出している顔で。

きいろ「(思い出してつぶやく)描きなさい、人生を・・・」

 当時、聞かされた刑事からの言葉を思い出したきいろ。

濱津「赤信号だって、いつかは青信号に変わるんだ。もっとも、青だと思ったら、急に赤に変わることもあるけどな」

  「赤」でジェミをじっと見つめる濱津。

  ジェミ、わかった感じだが無視。

アク「なんか、もういいよ、ごちそうさま」

キャン「私も、もうお腹いっぱい」

 きいろ、周囲の後手後手の取り繕う気配にカッとなって、

 持っていたピザを投げつける。

 星座のポスターにべっとりと付くピザ。

きいろ「(投げたことにびっくりしている)私、前にもこんなこと(した気がするんです)」

濱津「・・・ほんとに昔と同じことやる子だなあ」

 濱津が星のポスターを剥がすと壁にはダイイングメッセージのような文字

 があった。「ほうか」と読めそうな、でもきいろには読めない壁の文字。

 ジェミ、アク、キャンだけは顔をそむける。

きいろ「まつか? まつか、ですかね」

 文字の一部が消えて、「まつか」に見える壁文字に安堵するジェミたち。

 きいろ、壁に近づいて、覚醒したように眺める。記憶が戻ってきた表情。

きいろN「私は戻ってはいけない道に、いつの間にか足を踏みいれていた」

* 設定補足説明*

きいろは、少女の頃に、幸福だった家族のことを思って絵を書いて、悲しみを癒そうとしていた(家事の後の心理療法で)。

その絵を見守っていたのは女性刑事のジェミだった。

なので、絵はわざと棚の裏に置いていた。

←記憶を失った現在のきいろを助けるためもあって、家を再構築し、

 回想療法できいろの記憶を自然に思い出させようとしている。

<謎について:2話以降での展開とサプライズ>↓↓↓↓↓↓↓

この説明をしてないと、上記の内容も不足している感があり、と思ったので、

核にあたる部分で(推敲はいると思いますが)考えていることを書きます。

* アクの拾ったカバン=カメラが仕込んであり、人物をチェックしていた。

→アクがパソコンでメモリ映像を管理していたが、アクの個人的な不安から室内の映像まで撮って監視をしていた(3話でわかる)

* 二階の開かずの間=実は、きいろが暮らした少女時代の部屋だった。(正確には半焼の家から再構築してつくった模倣のきいろの部屋だった)

→部屋に入ると、きいろの記憶が戻る。

そして、放火はきいろのライターの不始末が原因だと思い出す。

きいろN「炎の色がきいろに見えて、私は試したかったのだ。

 自分の名前の由来を、私は見たかったんだ!」(4話?)

* キャンのきいろへの接触をセリフまるごと指示していたのはアクで、アクからキャンが指示されていることは「ジェミには内緒」のことだった。

→キャンの過去の傷(家の悲惨な事情)を知って、心理的に揺さぶっていたのはアク。外から物を拾ってきて収集する癖のある、泥棒の前科もあったのは実は「キャン」だった(3話)

〜〜〜以上、第2話シナリオの設定・シーンアイデアでした〜〜〜


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
ありがたし この嬉しさを 詠む人ぞ
コピーライター/フリーライター/第2回(2019)「ふう太の杜文学賞」佳作受賞/取材・企画・執筆/現在はシナリオと短編小説を中心に執筆。歌詞の執筆も始めています/まだまだ描かれていない「大人のドラマ」を描きたい。/執筆記事もアップしていきます。