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インテル次世代「XEON」開発は順調?

次世代「XEON」の生産開始が2022年第1四半期になると明らかにした。

🟩サファイア・ラピッズ(Sapphire Rapids)

インテルは同社のウェブサイトに、次世代の「XEON」のサファイア・ラピッズ(Sapphire Rapids)の生産開始が、2022年の第1四半期となると表明した。

「サファイア・ラピッズの性能向上の幅広さを踏まえ、生産開始前に追加の検証期間を設ける」

次世代「XEON」はAMDのEPYC Milanプロセッサと、競合するチップのため注目されている。

🟩当初予定は2021年内に生産開始

サファイア・ラピッズは当初は 2021年第4四半期に生産開始し、2022年上半期に量産する計画であった。今回の発表では2022年第1四半期に生産開始し、2022年第2四半期に量産するとなる。生産開始は遅れたが、量産の時期はほぼ計画通り。

インテルは通常チップが生産に入った直後はフェイスブックやアマゾンなど最大の顧客へ出荷を優先し、一般の顧客向けの量産はその6か月後ぐらいに開始される。今回の生産開始の変更では一般のユーザーはあまり影響を受けない。

🟩サファイア・ラピッズの新機能

サファイアラビッツはインテルの10nm Enhanced SuperFinプロセスの最初の製品である。前世代Ice lakeで既に10nmプロセスへの移行済みのため、大きな問題はないだろう。新機能としてはAdvancedMatrix Extensions(AMX)およびData Streaming Accelerator(DSA)が追加されている。

AdvancedMatrix Extensions(AMX)

機械学習のトレーニングおよび推論ワークロードのパフォーマンスの向上を目的としたもの。前世代Ice LakeのXeonに比べて2倍のパフォーマンス向上を可能にしている。

Data Streaming Accelerator(DSA)

特定のハイパースケーラーの顧客からのリクエストにより採用した、データをストリーミングするための高性能データコピーおよび変換アクセラレータ。

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🟩まとめ

インテル次世代「XEON」開発は生産開始は遅れたが量産に向け順調のようだ

今後数か月以内に次世代「XEON」サファイア・ラピッズに関する情報を公開するとのことで楽しみにしておきましょう。

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