見出し画像

ディスコが半導体の種類を減らす

半導体製造装置大手のディスコは、装置の動きを制御するために使う半導体の種類を9割減らす

🟩高性能マイコンに切り替える

ディスコは半導体素材のシリコンウエハーを小さく切り分ける(ダイシング)装置メーカー。装置を制御する半導体のマイコンを、装置ごとに50種類使い分けていた。製造装置の機能は変えずに回路基板の設計を変え、複数の働きをする高機能品に置き換えて4種類の半導体で全ての装置に対応できるようにする。種類を減らして大量調達する狙いだ。

🟩半導体不足の調達リスクへの対応

半導体製造装置も自動車や家電と同様に半導体不足に直面している。特定の種類の半導体が調達できず、装置の生産に支障が出ることを防ぐのが目的です。半導体製造装置の需要は過去最高水準にあるため、調達リスクを減らして増産に支障が出ないようにするようです。

在庫も積み上げる

これまでマイコンは調達しやすかったため、在庫を多くは抱えてこなかったが、今後2~3年をかけて在庫量を1年分まで積み上げる。

🟩まとめ

ディスコは半導体不足に対応するためマイコンの種類を9割減らす

高性能品に置き換えることでマイコンの調達価格は上がるが、大量購入による調達費の削減などでコストの増加を抑えるという。いつまでも古いプロセスの製品を使ったほうが製品個別のでは最適とう考え方が、日本から最新テクノロジーを無くした理由の一つだとおもう。このように新しく良いものを採用する動きがあれば、日本にも最新テクノロジーの工場ができるかもしれないと思う。

よろしければサポートお願いします! いただいたサポートは電子立国 日本を支える子どもたちのためにに使わせていただきます。