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予測と予言 #1979002

駅のホームに立っていたら、
看板が揺れて、地震が来た。

本当は大地が揺れて、看板が揺れたのだろう。
それでも、外にいた自分の体感としては、
看板が揺れて、大地が揺れたそんな感覚があった。

電車が止まり
アナンスが流れる。
22時30分過ぎ。

ホームを見渡すと、
電車に乗れない人々がパニックを起こす訳でもなく
ただひたすら「待つ」態勢にある

ホームの外では、
自転車に乗った警察官が、
付近に異常はないかと見回りに走っている。

水曜日、
「この1週間内に震度5強の地震がある可能性」
とニュースが流れていたから、
頭ではなんとなく「予想」はしていたところはある
それでも

実際、電車が止まり
帰れなくなると、
さてどうしたものかと立ち止まらざる
おえなくなる

1999年 ノストラダムスの大予言
本やテレビや雑誌や漫画
小学生の時から、「世界は終わる」と
聞いてきた

「今後30年以内に
 首都直下地震が起きる確率70%」
「1週間以内に震度5強の地震がある可能性」

予測と予言は全く別ものだ。

ただ、「終わる」「起きる」「かもしれない・・・」
という言葉が積み重なっていくと
知らないうちに
’見えない覚悟’
がついてきてしまうのかもしれない

小学生の時から
やってきた避難訓練

起こる訳ないのに、
と言いながら被った防災頭巾
隠れた机の下

まだ、あの訓練は終わってない











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