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Tabi. #1979 009-6

Tabi. 009-5 より続く

早朝。
バスに乗り込む。
宿の女将の言うことを聞いて2リットルの水を購入。
2リットルと言っても、
500mlのペットボトルを4本。
行きに2本。
帰りに2本の消費率だろうかと
うすらぼんやり思う。

女将には、おにぎりも持っていけ、
と言われたが、コンビニがない街で
朝早くからおにぎりを手に入れることはできない。

かといって、おにぎり握って下さいと
言えるほどの厚かましさもない。

さらに言えば、
40を過ぎてから胃の調子
腸の調子が明らかに変わった。

自分は深夜にどうしても夕飯を取ることが多い。
12時を過ぎる。

20代の頃は、12時をすぎても、
パスタでも、
ご飯1合でも、
平らげていた。

翌日、胃に不快感など感じることもなく、
かと言って太るわけでもなく、
どうして、中年は太るのか、
そう思ってきた。

だが、今自分が中年になり、
よくわかる。

消化が悪い。
代謝が悪い。
胃に残るし、
腹はでる、
のである。

1日3食食べると、
胃の調子が悪くなる。

なので最近はもっぱら2食。
夜も炭水化物はなるべく
取らないようにしている。
情けないものである。

飲み会で
若いんだから、食え食えと
やたら言ってきたオヤジ達の気持ちが
いまわかる。

羨ましさと、
すでにその道に辿りついて
しまった人間からの
エールのようなもの。

夜でもなんでも
ワシワシ食べ、体が喜んで
受け入れてくれることの幸せ。

グラスと共に
そんな幸せを受け取れよと、

ほまれの押し売りとも言えるもんが
自分の20代の時の飲み会にはあった。

そう。
話は戻り、
1日2食の自分だもんだから、ということで
おにぎりはなし。

バスは山を目指して走り続けた。


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