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筑波大学に石田さんを訪ねて

 こんにちは。東京藝術大学 Diversity on the Arts Project(通称:DOOR)受講生の細尾です。受講生有志とトリーチャー・コリンズ症候群の当事者である石田祐貴さんと一緒に、実習を進めています(詳細をこちらにまとめています)。

 12月7日に、石田さんが学生生活を送る筑波大学へお邪魔しました。前回の楽天のミーティングで話し合ったアイデアのうち、Youtubeで使う動画の撮影と、Instagram・チラシ・ポスターで使う写真の撮影を行いました。また、Youtubeのインタビュアー、座談会・講演会の参加者の方に記入していただくアンケート用紙を作成しました。

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1.Youtube撮影
 Youtubeでは、様々な年齢・職業の方がインタビュアーとして、石田さんに3つの質問を尋ね、石田さんが答える様子を撮影します。まずは私達メンバーがインタビュアーとなって、撮影してみました。

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 それぞれに石田さんに3つの質問を用意します。プライベートな質問でも構わないと石田さんがおっしゃってくださったので、少し踏み込んだ質問も用意しました。

「人に指を差されたことはありますか?」
「見た目を理由に好きな人に振られたことがありますか?」
「もしどんな顔にでも変えられる手術があったら、ご自分の顔を変えたいと思いますか?」

 これらの質問に対して、石田さんが答える様子をiPhoneで撮影しました。ここでは石田さんの回答を載せませんが、石田さんはどんな質問にも誠実に答え、ご自身の考えを丁寧に説明してくださりました。石田さんの人柄が伝わってくる動画になると思います。今後公開されるYoutubeをぜひご覧ください。

2.写真撮影
 チラシ・ポスターでは、「普通ってなに?」というコピーと共に石田さんの大きな写真を載せ、見た目問題について問題提起しつつ、トリーチャー・コリンズ症候群について理解を深めていただけるような内容にします。また、Instagramでも、石田さんの写真を載せて同様に問題提起するつもりです。
 上記それぞれに用いる写真の撮影を行いました。改まって撮影したので、石田さんを少し緊張させてしまいましたが、このような写真が撮れました。

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3.アンケート用紙の作成
 前回のミーティング後に、小出さんから、Youtubeのインタビュアー、座談会・講演会の参加者の方を対象に、石田さんと出会う前後でどのように考え方が変わったかを尋ねるアンケートを行ってはどうかと提案していただきました。石田さんを初めて知った時の印象と、実際に話してみてその印象が変わったかなどを聴取します。石田さんを交えてみんなで話し合い、内容を決定しました。

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 雨のよく降る寒い日でしたが、ミーティング後に外に出てみると、雨が止んで中庭の池が鏡のようで美しかったです。石田さん、キャンパス案内をありがとうございました。

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【石田さんチームのメンバー紹介】
● 工藤さん:療育施設で子供と歌って踊る元音大生。
● 小出さん:元は医療ソーシャルワーカー、今は障害者B型支援施設理事。
● 藤田さん:福祉に関わりがないままDOORを受講した会社員。
● 細尾:中華料理が好きな医者兼ライター(この記事の筆者)。


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