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【Shake it off. vol.086】 人の目がないときの堕落さたるや問題

久々に友人とのキャッチアップを楽しんだ先週。互いに近況報告し合うことで刺激を作ったり応援し合ったり、最高の時間を過ごせた。

キャッチアップ中、友人がこんなことを言い出した。

“仕事の休憩時間を活用してカメラの勉強を始めようかな!”

詳しく聞くと、最近ご飯を一緒に食べていた友人が遠くへ引っ越してしまうらしい。そこで他の人とご飯を食べて話したりするのもいいんだけど、どうせなら1人時間を設けて、ずっと勉強したかったカメラの勉強を始めたいんだよね、と。

素晴らしい時間の使い方だな、と素直に思ったしそれは私を刺激した。



DARAKU



私もフリーランスになって5年目に入る。みんなで現場で楽しく仕事をすることもあれば、もちろん1人自宅に篭り作業をしなければならないこともあるわけで。最初はとってもとっても寂しいと感じていたそれも5年経つとどうだろう、やっぱり寂しく感じてしまうこともあるが前よりは減った。すぐ隣にいる人に相談できたらと思うこともあるし、煮詰まってしまったりすると人と話をしてスッキリさせられたらと思うことも今もなくわないけれど、自分でできることは?と考えられるようになったことで(と言うか考えなければ前に進めなかった)自分で調べ学んでいくことの大切さだったり、やればできるじゃん!というある種自信にもつながったりした気がする。

ただ1番のネックだったのは、1人で篭って作業となると人の目がなくなることで堕落する自分だと認めなければならないことだった。

私はそれまで“ちゃんとできる人間”だと思い込んでいたからこそ、これは痛かった。人の目があると言うことは素晴らしい相乗効果をもたらしているんだなーと感心してしまうほどだった。人と比べることをあまり良く言う人は少ないが、こう言う時に人と比べることで自分への良い刺激になるとも思えたし、やはり比べないと自分の現在地の把握が途端に難しくなる。そう考えると切磋琢磨できる環境というのはある一定で持っておくべきなのかもしれない。結局は己に負けないということだけなのだが。



DARAKU回避術



彼女が休憩時間に勉強を始めると聞いてなんて素晴らしい時間の使い方だろうと思ったのと同時に、私は時間をどこかで無限であると思っていないだろうかと考えてしまった。それを悟ったかのように友人がこう言った。

人生一度っきりだからね!
やりたいことをやらなくっちゃ!

本当にその通りでございます、としか言えないほどこのシンプルで聞き慣れた言葉が自分に染み渡る感覚があったし、ただただ簡潔で潔くってカッコ良い彼女の言葉だった。そして時間は有限であることも改めて心に刻んだ。

このキャッチアップをきっかけに人の目をあえて活用したらどうだろうと思うようになったのは大きい。それは彼女が“休憩場所は人もたくさんいるから1人で本を読んでいたら変な人に見られるかも知れないけどね”、なんて言って笑っていたことがまさに気づきになった。その人の目というものがかなり刺激になるんだよ!と、そして彼女のその学びは必ず実るよ!と感覚的に思ったのだ。
別に大きなことや難しいことをやらなくっても良くって、例えば今まで家で行っていた作業をあえてカフェでやってみるとかそんなこと。そうした工夫で堕落する自分を回避できる。私も気分転換にもちろん外で仕事をしたりしていたがもう少し頻度を増やしてみても良いかもしれないと思えた。そしてそういう場での作業って短い時間でかなりの効率と達成度が得られることも経験済み。これはやるしかない、うむ。



ほくほくした心を活用する



その帰り、本屋さんに寄って私たちは新たな学びのため本を2冊ずつ購入し心をほくほくさせ幸せな気持ちで家に帰ってきた。好奇心を宣言し共有することで本当にここ最近で1番刺激を受けた時間だったと思ったし、とてつもない相乗効果ってやつを感じた数時間だった。

“やりたいと思ったことは72時間以内に(ちょっとでも)始める方が良い”

なんてことを聞いたことがある。好奇心の鮮度が良いうちに少しでも手をつけるということがミソらしい。確かにほくほくしている心ってそう長くは続かないのも事実。だからこそ、そのほくほくをどう活用するかも大切なことかもしれない。

刺激しあって、共有して、そして行動していく。

その間に堕落の瞬間は現れるかもしれない。
人間だからね。
それでも受け入れた後はじゃあどうする?と考えて次の一手を打てる、そんな私で在りたいななんてほくほくしながら思う今日この頃。1人カフェでコーヒーを飲みながら。



それでは今週も皆様にとって素敵になることを祈って…♡



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