vol.142/ Short trip → Okinawa Ⅱ
沖縄2日目、早朝から準備が始まる。
昨日より太陽の日差しがあって嬉しい。
2人ともとっても明るく仲が良く、私たちが笑顔にさせられてしまう。本当は笑わせなきゃいけないのはこちらの方なのに。とてもスムーズにオンタイムで撮影が始まった。
仕事が終わったのは18時頃、7時入で始まった撮影は約半日がかりで無事終わった。奇跡のような日差しが垣間見れたり、他にも様々なことが今回の撮影でも起きた。これは特に珍しいことではない。この仕事をしていると数々の奇跡に出くわす。きっと2人への祝福をいろんなもの達が後押ししてくれているんだろうと勝手に解釈している。この日の夜はホテルで軽く打ち上げをしてパッキングを始める。明日は元々予備日として一日空けていた日だったから完全オフ、本当に有難い旅だ。さてどこに何しに行こうか。
沖縄3日目の朝。ゆっくり支度をしてブランチに出かける。チームにお肉が食べられない方がいたのでヴィーガンランチを探していた。ググっていると、そこまで離れていない場所にカフェこくうという素敵なお店があったので行ってみることに。これがかなりのハードドライブの始まりだった。山を登る登る、そして道が険しくって険しくってわーきゃーわーきゃーそれはもう大変なドライブ。笑
ただ別ルートでちゃんとした優しい道があることを帰る時に知った。なので安心して行ってみてくださいね!
だいぶ上の方まで登るなーとは思っていたが、車から降りたらその絶景に驚いた。美しい自然がたくさん残っている。オープンと同時に入店したのだが、どんどんどんどん増えるお客様たちを見て驚いたが、食事がきてそして食べてわかった。野菜だけでお腹がいっぱいになる食事って、身体が喜ぶんだー!ということが。それを求めてきっとたくさんの方々が訪れるのだろう。
お腹も満たされ、景色に癒され、こくうを後にする。旅中はどうしても油っぽいものや肉料理に偏ってしまったりするが、ここで食べたような優しい食事を挟めると本当に身体が喜ぶし軽くなる。最高のランチタイムでした。さて午後の時間が始まる。
少し車を走らせると世界遺産に到着、今帰仁城跡だ。これまでの“城”が覆りそうになるそのヴィジュアルに驚きつつ、遥か昔にこのグスクを作り上げる技術があったことに脱帽した。だって積み上げるだけでもすごいことなのに、その城壁は独特で複雑な曲線を描いているのだ。
少し雲の多い日ではあったが美しい景色にここでも出会えた。歴史に詳しいわけでもないし、城に詳しいわけでもないがどうしてもロマンみたいなものを感じずにはいられない場所であったことは確か。詳しくは今帰仁城跡(なきじんじょうあと)|難攻不落といわれた沖縄屈指の名城にわかりやすく説明や写真も添えられているのでチェックしてみてください^^改めて私も勉強させてもらいました。
グスクを巡りながら数年前沖縄を訪れた際、斎場御嶽へ行ったことを思い出した。ここは世界文化遺産となっている琉球王国最高の聖地と呼ばれる場所。今回もそうだったのだが、斎場御嶽へ行った当時も絶対行きたい場所!と前々から決めていたわけでなく、成り行きで自然に訪れた場所であった。そしてまた同様に、招かれているようななんとも不思議な感覚をこの2箇所で憶えた。心がホッと温まるような優しい感覚に包まれるのだ。…というとちょっとスピリチュアル強めな印象だろうか、ただ私は見えたり聞こえたりするタイプの人間ではない。肌感覚で感じる、というだけの私の勝手な話なのだが、後から聞くとあまり近づかない方が良いだとか、写真を撮ると不思議なものが映るらしいから撮らない方が良いだとかそんなことを耳にするではないか。
んーーー、
確かにそんなにバシャバシャ写真を撮る場所という感じは私はしなかったし、それより手を合わせたいという思いの方が強かったから写真を見返してみても枚数は少なかった。でも近づかない方が良いということは思わず、来られて本当によかったという感覚、そしてパワーをガシガシもらった感覚でしかなかった。なので是非機会があれば訪れてほしい場所だし、私もまた沖縄へ行ったら手を合わせに行きたい場所。きっと今回仕事をさせてもらったことにも何らかの意味があって理由があって、そして沖縄にも意味があったんだろうと思うと感謝しか湧き出てこず、そしてまたこの景色を見に戻れるまでやってやろう!と思わずにはいられない。意味を考え出したらキリがないのかもしれないが、意味を何も考えないなんて、そんな勿体無いこともできないのだ。
そんなこんなで沖縄の旅も明日で終わる。北から南へ一気に下り那覇へ戻ってきた。夜は那覇の街へ繰り出そう、それがめちゃくちゃ楽しい夜になったのだ。
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