日本で遊べる/遊べそうなミニチュアゲームのリスト(2024年春版)

この記事では日本語で遊べる(予定のものを含む)外国/国産ミニチュアゲームを紹介するよ。前書き長いので興味ない人は←(スマホで読んでる人は↓)の目次から飛んでね。

ここでは私が実際に体験プレイもしくは購入してるものだけ紹介してます。
書いたきっかけですが、色々な作品に触れすぎて記憶が混濁してきたので備忘録として記録しておきたいのと、「ミニチュアゲームが好きだけど予算的余裕がない人たち」の救済措置、自分もお世話になった「知名度によらず本当に面白いゲームを探して遊びたい方たち」向けに何かやっておくべきだと思ったのが始まりです。

基本的に無料~20000円以下の低予算でも日本語で遊べて栄養価(満足度)の高いと思ったものをブランドや会社規模によらず紹介してます。
「ゲームとしての面白さ」「見た目の華やかさ」「必要予算」は必ずしも比例してないので、遊べるものや聞いたことのある作品は機会があれば一通り試してみるのを強く推奨してるよ。
記載予算はメーカー直販価格(送料抜き)で「誰かがスターターを持ってて相乗りできる場合」/「周りに誰も持ってなくてメーカー推奨スターター/相当品を入手する場合」を基準に併記するよ。

・すでに有名な作品は誰かが何処かで詳しく紹介してると思うので省略。(でも記載要請のあったものはここに書いておくことにしたよ)

・テレインや各種ダイス、インチメジャー等はみんな持ってる前提で省略。

・お手持ちのミニチュアで代用プレイ可能なものもあるよ。気に入ったら作者のためにも純正品も買ってね。

・ハンマーしか遊んだ事ないけど他社オススメ作品ある? → 見た目やキーワードで癖に刺さるものがあるならまずそれを。それでも選べないならインフィニティ、フロストグレイブあたりを遊んでみるといいよ。

・どこで買えるの? → 大抵のものはメーカー直販が海外発送対応なのでそこから買えるよ(PayPalのアカウントを取得しておくと万が一の際に購入者補償が使えるので大変便利)。英語わかんないから国内店から買いたいという人は下記のインペチさんみたいに「そういうの取り扱ってそうなお店」にまずメールか何かで相談してみるといいよ。
https://www.impetuousorder.com/about



ファンタジー編

①ランブルスラム/RumbleSlam
・概要
イギリスのTTcombat社製。
ファンタジー世界が舞台のプロレスゲーム。バカゲー成分が非常に濃厚ですが、ゲーム自体は不相応なほど真面目に作りこまれてるので日本プロレスやアメリカプロレス、エンターテイメント格闘技が大好きな人にオススメです。2~4人まで同時プレイ可能。誰が呼んだか、通称裏覇権ミニチュアゲーム。

・始め方、予算(相乗り5000円、乗り出し9000円)
レスラーが数体入った£25.00(約5000円)のチームボックスセットがあれば誰かのリングに即乱入可能!
周りにやってる人がいない場合、「二人用スターター 約£45.00(約9000円)」か、バラ売りの「専用ダイス、リング、トークン」を入手すればOK。
見栄え優先で立体ロープからビヨーンしたい、高いコーナーからジャンプ攻撃したい子はデラックスリングセットも入手しましょう(何故か皆買ってるので売切頻発)
自分のレスラーカードの日本語訳がない場合、スマホにgoogle翻訳を入れてカードを読ませてみるか、X(Twitter)で教えてするといいかも。


・公式サイト、日本語ルール
公式サイト:

https://rumbleslam.com/

公認日本語ルールはこちら:


②カルネヴァーレー / Carnevale
・概要
イギリスのTTcombat社製。
「世界水没後のヴェネツィア」を舞台にしたオシャレな戦闘ゲーム。
・始め方、予算(相乗り5000円、スターター13000円)
遊んでみたい勢力があったら、●●スターターと記載のあるボックスから始める事を推奨します(編成シナジーが考慮されてるのと、最低でも隊長1、下っ端2 とか制限があるので)。

https://www.youtube.com/watch?v=xBkJNADZRFc&t=1304s&ab_channel=Tom%27sTabletopBunker

・公式サイト、日本語ルール

公式サイト:


https://carnevalegame.com/

公認日本語ルールはこちら:


③レリックス / Relics
・概要
あるイギリスの会社が制作するも倒産、その後TTcombat社が買い取って開発継続しているスティッチ(縫いぐるみ)パンクな戦闘ゲーム。
・始め方、予算(標準規模不明につき未定、ミニチュア自体はバラで2勢力購入可能)

https://youtu.be/1l-xGdMWlrY?si=9QVUcPFBL3zzjTDr

・公式サイト、日本語ルール
公式サイト:https://ttcombat.com/collections/relics


日本語ルール:大原先生が作ってる最中(完成して公式許可もらえたら公開予定)


④Conquest/ コンクエスト 
・概要
ギリシャのPara Bellum社が作った合戦ゲーム。神話や宇宙人、機械文明などが複雑に混ざって世界観が一言では説明できないけど一応ファンタジー。バランスを重要視してて弱ユニットも使えるようないい感じの更新が入る。

・始め方、予算(1Pスターターは$160/約25000円~、2Pスターターは約32000円~)
日本で最も遊ばれてるのは「The Last Argument of Kings」と呼ばれる隊列戦モード。お得な1Pスターター(指揮官+対応部隊4つ)か、好きな指揮官(5000円)+その指揮官に対応した部隊(7000円前後)を3箱くらいで約800P(最小)の兵隊が組めるのでこれで遊べるよ。

日本国内に専門店があるので、知りたい事や欲しいモノがあったらここで聞いてみるといいよ:


・公式サイト、日本語ルール
公式サイトで完全無料公開中: https://www.para-bellum.com/rules-and-faq/

基本ルール:Core rules → community Translations→Japanese
勢力ルール:Army Lists → Community Japanese Translations
日本語ルールはむつきちゃんさんが書いたよ。


⑤EldFall Chronicles / エルドフォールクロニクルズ

・概要
スロベニアのフリーカンパニー社が作ったファンタジー冒険ミニチュアゲーム。作者が日本留学経験者なので日本風勢力の解像度が高く、和洋折衷な世界観が好きな人に向いてる。ルール自体はスペインのInfinity the game に非常に近いため、プレイヤー各位からは実質ファンタジー版だと思われてる。
ユニクールと呼ばれる技術を使用していて、ミニチュアの出来が量産品としては非常に良い。

・始め方、予算(1チーム約6500円~ / 2Pスターター約13000円~)
スターターにはAIカードが入っており、クエストによっては1人~4人でも協力/対戦モードのどちらもシームレスに遊べる。相乗りするなら1チームの箱だけでもOK。

・公式サイト、日本語ルール(全部無料)

https://eldfall-chronicles.com/resources/



⑥Shining Heroes / シャイニングヒーローズ
・概要
アメリカ、テキサス州のイグニッションコア社が開発したファンタジー冒険ゲーム。ヘックスで区切られたステージ制マップ上で、ヒーロー(冒険者)4人が協力しながら探索や戦闘と成長を繰り返し、章をクリアするのが目的。
作者がセガのゲームで育ち、これでミニチュアゲームを作りたいと考えて本当に作ってしまったので作りこみが凄まじい。

・始め方、予算(ほぼ無料/1章スターター約13000円+ヒーロー2体約4000円~)
AI制御システム搭載で1~4人まで同時協力プレイ可能。無料公開されてるルールセットと、各章の敵ミニチュアセット+ヒーロー4人がそろえば遊べるよ。各章にはヒーロー2名が付属しているほか、別売りでも入手可能なのでとにかく4名そろえばOK。
全7章予定で、現在3章まで公開中。

・公式サイト、日本語ルール(全部無料)


⑦Kings of War / キングスオブウォー
・概要
イギリスのマンティック社が出したファンタジー合戦ミニチュアゲーム。当初はあるゲームの代用ミニチュアとしてつくられていたものの、そのゲーム(ウォー●ンマー)が打ち切られたため、著名なルールデザイナーがこの会社に合流して事実上の後継作を作ってしまった。ゲームとしての面白さは本家かそれ以上によく出来てると思う。味は濃いめなのにルール処理が非常に軽いので脳に優しい。


・始め方、予算(最小規模のアンブッシュ版なら6000円+月800円でオンラインルールブック全利用可)
なんと他社のミニチュアでも代用プレイ可能なので、あれば使ってもよいし、無ければ2万円前後のメガアーミーボックスを買えば1500~2000Pくらいの大規模戦まで楽しめる。

・公式サイト、日本語ルール

日本語ルールは…英語版ブックを購入してX(Twitter)上で誰かに日本語版無いか聞けば教えてくれるかもしれません。ゆーり☆さん(twitter: @yu-ristar)が無料部分の日本語版を公開してます。



⑧Necromolds / ネクロモールド
・概要
粘土を型に詰めてミニチュアを作り、戦う!負けたらブチュッ!と相手のミニチュアが破壊できる前代未聞のミニチュアゲーム。
キックスターター限定だったが、最近一般販売されるらしい。
子供向けと思いきやバランスもよく、大人も虜にしてしまうバカゲー。

・始め方、予算(0円/基本スターター約9000円)
小麦粘土105g x 人数分(最大4人)と誰かひとりが粘土型になる魔導書と距離測定用の三角定規があればプレイ可能。スターターはキックスターター限定だったが近日一般販売もされるらしいので、ほしい場合はメーリングリストに登録することを強く推奨。AIと戦う一人プレイ用モードもあるよ。

・公式サイト、日本語ルール
公式日本語ルールあり。


⑨ウッドクラッドの子供たち
・概要
森の子供たちの冒険を題材にした国産の冒険ファンタジー。
雰囲気としてはレンジャーズ・オブ・シャドウディープに近く、子供向けに見えてむしろ大人でも物語を楽しめるようなレベルで熟成されている。ソロプレイ対応RPGは海外でも需要があるらしく、英語版を作ってほしいという要望もあったとか。

・始め方、予算(試遊版あり/PDF版1000円~)
一人でも遊べる、代用ミニチュアでも遊べる。

・公式サイト、日本語ルール


⑩レンジャーズ・オブ・シャドウディープ
・概要
闇に吞まれつつある王国で、レンジャー(冒険者)となり事態解決のため廃村調査やモンスター退治など様々なクエストに挑む協力プレイ型冒険ゲーム。敵やイベントがAI制御で動くので、一人でも複数人でも遊べる。ゲームデザインが秀逸で成長要素もあり、独特の「冒険してる感」が大変良い。

・始め方、予算(デジタルルールブック 3850円~)
一人でも遊べる、代用ミニチュアでも遊べる。村や遺跡を再現するのにテレインがいっぱいあると大変よろしい。

・公式サイト、日本語ルール

⑪フロストグレイブ
・概要
魔法使いとなって旧時代の遺跡を探索したり戦闘をする冒険ゲーム。成長要素やパーティ編成、対人・対モンスター戦、ソロプレイ対応と最近のゲームと比較しても「あったらいいな要素」がとにかく充実しており、一度遊べば各地のローカルミニチュアゲームシーンでも未だに遊ばれているほど根強い人気とその理由がわかるよ。

・始め方、予算(コアルール6600円~)
純正ミニチュアもあるが、敵味方やテレインを含めて好きなものを使ってよいので非常にハードルが低い。2~3フィート四方の廃村や図書館等を再現できるテレインがあれば「ラーメンに煮卵角煮」並みに相性がよく、味が引き立つ。

・公式サイト、日本語ルール
https://frostgravejp.thebase.in/categories/138079


歴史もの/現代/現代風架空世界

①ブラックパウダーレッドアース / Black Powder Red Earth
・概要
アメリカで人気のグラフィックノベル(漫画)をリアル系CQB(市街地銃撃戦)ゲームにしたもの。実在の傭兵会社で実際に軍事訓練を受けた作者が全面監修しており、出来が良すぎて最近米軍の教材に指定された。プレイ感は射線管理が重要でキルチームに近いものの、操作は簡単かつ責任重大というシンプル&ハードコアを両立した緊張感あるゲーム体験ができる。

・始め方、予算(1チーム約10000円~ / スターター約55000円~)
誰かのスターターに相乗りするなら自分のミニチュアセット1箱があればプレイ可能。スターターは高価なものの前述のとおりゲーム自体の出来が非常に良いので一度試遊すれば考えが変わるはず。

・公式サイト、日本語ルール

日本語ルールは英語ルールブック入手もしくは公式Patreonの月額$5コース加入後簡易日本語版を入手可能。
https://www.impetuousorder.com/


②スペクターオペレーション / Spectre Operation
・概要
イギリスのスペクターミニチュア社が実在の軍事関係者監修で作ったリアル系銃撃戦ゲーム。歩兵部隊同士の戦いを主軸にしているものの、戦車やドローン戦等の現代戦闘を大体再現できるルールになっており、非常に自由度が高い。簡単に言うとフィストフル・オブ・カンフーの戦争映画版。ガチ対戦というよりナラティブ寄りな味付けで特殊部隊からドラッグカルテルのチンピラ、タイムスリップもの、戦争映画のワンシーンまで再現できるのが最大の売り(AKなど武器の種類やドットサイト、暗視装置などオプションまで細かく指定可能)。部隊が撃たれるとストレスが蓄積していき、言うことを聞かなかったり逃げだしたりする!

・始め方、予算(ルールブック約7000円/純正or好きなミニチュアを必要分)
純正ミニチュアで遊んでもよいし、他社製品を使用してもOK。


・公式サイト、日本語ルール

日本語ルール…非公式版を作成中、英語版ルールを購入後に日本で遊んでる誰かに連絡してみるといい事あるかも(すっとぼけ)



③ゾーナアルファ / Zona Alfa
・概要
オスプレイ・パブリッシング社。ロシア系廃墟探索ゲーム(STALKER,タルコフ)をインスパイアした現代版フロストグレイブというべき作品。
ゾーンと呼ばれる超自然現象やミュータント、バンディット(チンピラ)だらけの危険な廃墟に潜入し、お金になりそうなアイテム探しやクエストをしつつ目標額の12万ルーブルを貯めて危険地帯暮らしから脱出するのが目的。

・始め方、予算(ルールブック約2500円~)
好きなミニチュア(人間、ミュータント類、チンピラ)、ロシアっぽいテレインがあればOK。ソロプレイも複数人協力/対戦プレイも可能。

・公式サイト、日本語ルール

日本語ルール…X(Twitter)で櫻色さん、ホンダラさんあたりに聞けば何か教えてくれるかも。


④Magical Girl Assault / マジカルガールアサルト
・概要
魔法少女が戦闘する前代未聞なハイキャリバー(大口径)マジックパンク対戦ゲーム。
原型師でもあるメキシコ人の作者が魔法少女特殊戦●すかやシン●ォギアを見ながら作ったらしく、魔法で戦うと見せかけて実際は銃火器や肉弾戦による血生臭い戦闘がメイン。ゲーム自体は魔力分配&リーダーがやられたらゲームセットな部分がウォーマシン/ホードに近く、ブシドーブレードのようにお互いほぼ一撃で倒せそうなレベルで緊張感があり、1ゲームが30分前後で終わることも(決してアニメの1話分に合わせている訳ではない)。バカゲー成分が濃いというかボーボボじみているのでそういうのが好きな人に薦めたい。

作者は製造委託先を探すうちにアメリカのイグニッションコア社と仲良くなり、今では一緒に開発販売している。

・始め方、予算(ルールブック無料/2Pスターター 12900円~ )
1チームにつき魔法少女と専用使い魔+戦闘員4人があればすぐ遊べる。
ゲームに必要なテンプレート/トークン類は全部無料で3Dプリントするか、PDFを紙に印刷してチョキチョキすればOK。

・公式サイト、日本語ルール
公式サイト:

日本語ルール:(JPとついてるのが日本語版)

日本のミニチュア販売店:

⑥BoltAction / ボルトアクション
・概要
イギリスのWarlord games社が開発したWW2のミニチュアゲーム。かつて日本展開もされていたがいつの間にか打ち切られた…が未だに一部地域でプレイされており、なんと静岡に国内取扱店(Warstorm games)も再出現した。

こちらもウォー●ンマーを作っていた著名なイタリア人ルールデザイナーが制作担当しており、当時の空気感と勢力色、バランスが調和している。
撃たれると負傷者が出なくてもストレスが溜まり、言うことを聞かなくなる珍しい士気管理システム、交互アクティベーションではなく袋から取り出したダイスで行動順が決まるという戦闘の混乱や摩擦を見事に再現してる。
同社製品で海戦(Vicrory at sea)・空戦(Blood red skies)版もあり、各ゲームの戦闘結果が相互左右するモードもあるらしい。

・始め方、予算(歩兵ボックス4000円~/2Pスターター18900円~)
指揮官1名、歩兵2チーム分があれば最低規模プレイ可能(年代や勢力を無視した編成同士でも対戦可能)。歩兵部隊同士の戦闘をメインに扱っているけど、戦車いっぱい使いたい場合は専用モードもあるよ。ルールは近日3版にアップグレードされる予定。

・公式サイト、日本語ルール

日本語ルール:遊んでるコミュニティに聞けば何か教えてくれるかもしれません。横浜ミニチュアゲームの会とかに聞いてみましょう。

⑥ボット・ウォー / Bot War
・概要
オーストラリアのTraders Galaxy社が作ったロボット対戦ゲーム。
1980年代の架空の地球を舞台にトランsf…どこかで見たような変形ロボット軍団とかエイリアン、海底文明などが戦う。
ポリプロピレン製(一部メタル)のミニチュアを製造していて、エルドフォールのユニクール製法と同じく量産品としては異常に精度が高い。
ゲーム自体はどちらかというとバカゲーに近いけど、80年代風ロボットで合体や変形しながら遊べる男の子たちにとってそんな事はどうでもよかった。

・始め方、予算(1P/2Pスターター15000円~)
トークン類はPDFを印刷してチョキチョキしても良いけど、専用ダイスを使うので2Pスターターか別売りダイスの購入を推奨。

・公式サイト、日本語ルール

ヘビーギアおじさん、セイルさんが日本語ルールを作って作者に送ったところ、公式無料公開されたよ。(0円なのでカート購入後にメールアドレスにPDFのダウンロードリンクが送信されるよ。)

⑦フォールアウト ウェイストランド・ウォーフェア / Fallout Wasteland Warfare
・概要
イギリスのModiphius entertaiment社製、あのフォールアウトのミニチュアゲーム。長い事スターターが在庫切れだったがドラマ版放送を機に7月ごろ再販するらしい。チンピラ同士の抗争を描いたFactions編も同時発売予定。

・始め方、予算(1P ???円 /2Pスターター13000円)
数年近く売り切れで入手難だったので再販後に遊ぶ予定だよ。

・公式サイト、日本語ルール


⑧マリフォー / Malifaux
・概要
アメリカのWyrd社製。
西部開拓~産業革命時代風の異世界を舞台に肉体と魔法で戦うスカーミッシュゲーム。キャラデザインやゲームルールも含め、本当に奇妙としか形容しようがないけど面白さがある不思議なゲーム。
ダイスロールの代わりにトランプのデッキを使う判定方式と、毎回異なる隠し勝利条件で得点を稼ぐため、必ずしも戦闘で勝つ必要がない等の他では類を見ないデザインが高いゲーム性を作っていて愛好者に好まれている。

・始め方、予算(1Pスターター6000円~、コアボックス7300円~)
まず使いたい勢力を決める。本編フルゲームが遊びたければコアボックス、簡易ルールから試したければスターターを購入すればOK。両方買ってもある程度相性が担保されており、「腐らない」ので余裕があれば両方1箱ずつ購入していくのを推奨。詳しくはX(twitter)でホンダラ先生あたりに聞くといいかも。

・公式サイト、日本語ルール


⑨ガスランズ
・概要
オスプレイ社製。どのご家庭にもあるミニカーで野蛮なレースゲームを楽しむためのルールブック。荒廃した地球を舞台に、火星の悪徳企業が開催するデスレースに改造自動車で挑み優勝を目指す。マ●オカートにアメリカ人が好きそうな要素を全部入れたらこうなる、を本当にミニチュアゲームにしてしまったバカゲー。

・始め方、予算(PDFルールブック 約3000円~)
ルールブックから印刷したり3Dプリントできる専用の移動用テンプレートと好きなミニカー(外観改造してもOKというか推奨)、コースがあればよい。バイクや戦車で参加してもOK。

・公式サイト、日本語ルール

日本語ルールは…英語版ルールブック買ったので助けて!とX(Twitter)上で叫べば何かとてもいい事が起きると思います。

⑩フレイムズ・オブ・ウォー / Flames of War
・概要
ニュージーランドのバトルフロントミニチュア社製。WW2がテーマのゲームで、前述のボルトアクションが歩兵主体なのに対して、こっちは歩兵から戦車、飛行機など地上戦における兵器同士の全面的な戦いをより大スケールで描いてる。1:144…じゃなくて1:100スケールなので鉄道模型の情景など色々流用が効きそうなのも高得点。
同じ国のモデルでも年代/戦域によって若干性能が変化するようになっていて、史実戦局の好転/悪化による「味」を感じることができる(枢軸国だと中期でベテラン揃いだったのが末期になると低練度部隊が増えたりなんてことも)。
ユニット数の割にハイペースでサクサク&責任重大なので何かあるとすぐ自分の思い通りに動かなくなる部隊を率いて四苦八苦する当時の中間管理職ごっこを楽しもう。

・始め方、予算(2Pスターター約10000円~)
遊びたい年代(WW2前期~後期、ベトナム編、中東編、WW3編「チームヤンキー」など)を選択したら対応したルールブックとミニチュア(最初は全部入りの1Pスターター箱がいいらしい)を用意しよう。基本ルールは大体同じなため、異なる戦域や時代間でのクロスプレイも理論上可能(本当にやった人がいるかは不明)。
日本に取扱店がねぇ!と思ったら近日クラフトステーションさんが取扱開始予定らしいよ。日本語版も何か動きがあったら・・・いいなぁ

・公式サイト、日本語ルール
Flames Of War
日本語ルール…遊んでる人に会えたら何か持ってないか聞いてみよう。

SF



①ドロップゾーンコマンダー /Drop Zone Commander
・概要
地球が宇宙人に征服されちゃったので軌道降下して取り返しに行く艦隊・地上戦シミュレーションゲーム。
最初はイギリスのホーク・ウォーゲーム社が作っていたが経営効率化のためにTTcombat社に合併吸収され今でも開発継続している。

・始め方、予算(1Pスターター約6000円~)
降下部隊を一箱買えばだいたい遊べそう。

・公式サイト、日本語ルール
ルールは無料公開中、日本語版は…誰かもってないかなぁ。

②イグニッションコア / Ignition Core
・概要
アメリカ、テキサス州のイグニッションコア社が作った純USA製のメカ対戦ミニチュアゲーム。古代文明の地、イサリアを舞台にコアと呼ばれる未知の動力源で動くロボと歩兵の部隊(ファイアチーム)を指揮して戦うスパロボライクな作品。作者はアメリカで人気のガン●ムWや00を見て育ちながら自分でミニチュアゲームを作りたいと考え、軍を退役後に本当に作ってしまった。
一見ゲームに使うモデル数が少ないものの、倒されても即再出撃できるなど熟成度の高いルールデザインなので全く過不足がなく少額投資でたくさん楽しめる(弾数管理などで脳を酷使するので1ターンで焼き切れた報告多数あり)。

・始め方、予算(1Pスターター14200円~ / 2Pスターター40500円~)
プレイマットとスターターがあればいきなりフル規模でプレイ可能。
後継機や傭兵ユニットもいるので入れ替えて楽しめる。ルールは公式日本語版もあり完全無料。


・公式サイト、日本語ルール

③デッドゾーン / Dead Zone
・概要
イギリスのマンティック社が開発したSFスカーミッシュゲーム。
マップとテレインがマス目で区切られていて、1マスずつ移動するためメジャーを使う必要がない斬新なルール。ゲーム好きなミニチュアゲーマーが必ず話題に出すほどルールが優秀で、遊びやすさと駆け引きの重さが両立している。一度は遊ぶべき作品。

・始め方、予算(1Pスターター6000円~/2Pスターター25000円~)
専用テレイン、マップタイル、ダイス類が必要。ミニチュア自体は非常に安価なので入手ハードル低め。

・公式サイト、日本語ルール

日本語ルールは非常に簡単なのであんまり覚える要素がないらしいですが、デッドゾーンが遊べるコミュニティに聞くのがいいかも(小金井会、鉄系会など)



④メカステラ / MechaStellar
・概要
ガ●ダムや日本のスーパーロボの玩具でミニチュアウォーゲームをやるためのシステム。
・始め方、予算
ルールは全部無料、必要なコスト分のロボ(プラモやガチャのSDでも可)を揃えたら遊べるよ。
・公式サイト、日本語ルール

日本語ルール:プレイ希望者いればそのうち作る予定だよ。

⑤サムライロボットバトルロイヤル
・概要
ガネーシャゲームズ社製。どこのご家庭にもあるロボ玩具でミニチュアウォーゲームをやるためのゲームルールだよ。
ロボの性能を再現するための各種ルールや性能値が書いてあるので、ガ●ダムやマ●ンガーなど好きなロボの性能をゲーム上に再現して戦えます。書いた人はイタリア人。個人的超オススメ。怪獣バトルを再現した「マイティモンスター」という姉妹作もあり、交互にクロスプレイ可能。バカゲー風にも、真面目風にも遊べるので自由度が非常に高い。

・始め方、予算(ルールブックPDF 約1200円)
ルールブックとロボ玩具、距離測る棒とダイス3個でプレイ可能。ご家庭のアイテムでパパッと遊べるのでお財布に超やさしい。

・公式サイト、日本語ルール

日本語ルール:ルールブックを購入後に筆者に連絡すると多分すごくいい事が起きる予感がします(すっとぼけ)


⑥クロガネンゲイジ
・概要
国産。ウォーキャスター大好きおじさん、通称てつけー先生が現在開発中のロボ対戦ミニチュアゲーム。プラモ作ったときに出る不要なランナーを再利用してロボットを手作りして遊ぼうというコンセプトで、専用ミニチュアがないので自由度が高い。
ルールはプリセットされたものを当てはめて使う方式。
てつけー先生はテストプレイヤーを呼び込もうと客寄せパンダ(指揮官キャラクター)をデザインしたが、ロボやゲーム本編よりそっちのお姉さんが人気になってしまい困惑している。

・始め方、予算(0円~)
廃材からロボを数体作ればよいので実質タダ。

・公式サイト、日本語ルール

⑦ヘヴィギア・ブリッツ / Heavy Hear Blitz
・概要
カナダ・DreamPod9社のロボ対戦ゲーム。
ボ●ムズ大好きなカナダ人がインスパイアされたTRPGを開発、瞬く間に人気が出てPCゲーム化、アニメ化、ミニチュアゲーム化とカナディアンドリームを実現してしまった国民的ミニチュアゲーム。

・始め方、予算(1Pスターター約11000円~/2Pスターター20000円~)
ルールブックを読んでプレイした勢力/任務部隊を決めたら任務に対応したミニチュアを揃える。バラで揃えてもいいし、お得なスターターを買ってもOK。日本では最低規模の50TVがよく遊ばれているよ(少数のミニチュアでも脳を酷使する上に数時間楽しめる)。

・公式サイト、日本語ルール


⑧ロボプラ・スカーミッシュ
・概要
国産。ご家庭のロボットプラモで対戦ゲームができる汎用ゲームルール。
現在開発中だけどベータ版でプレイ可能。
ロボプラモであれば大体何使っても大丈夫だけど、作者的には30minutes missionで遊ぶのを推したいとのこと。
・始め方、予算(ベータ版なら無料)
ルールを読みながらユニットシートにロボの性能や武装を書き込んだらすぐゲームできるよ!

・公式サイト、日本語ルール

⑨ウォーキャスター/ WarCaster Neo mechanica
・概要
アメリカのPrivateer Press社(かつてGW米国支社の一部だった社員が分離独立して作った会社らしい)が作った生産要素のあるサイバーパンク・メカ対戦ゲーム。発音的にはウォーカスターが近い。ウォージャック(主力ロボ)の武装組み換えシステムと、コストを払えば何度でも再復活して戦えるという斬新な基本ルールが少ミニチュアでも奥深く遊べることもありウケた。会社がWarMachineに注力してるのか暫く音沙汰がなかったため下火になり、熱心なプレイヤーだったてつけー先生は類似ゲーム自作を決意、クロガネンゲイジを作った。

・始め方、予算(1Pスターター10000円~)
専用ダイスが好きな勢力のスターターさえ買えばOK。

・公式サイト、日本語ルール

日本語ルール:

⑩スターウォーズ エックスウィング / StarWars X-wing

・概要
遊んだことがないのでよく分かってないよ。機会があるといいね。

・始め方、予算(2Pスターター9000円~)
スターター箱はよく見るけど何買えばいいかよくわかってない、有識者に聞いてね。

・公式サイト、日本語ルール
日本語ルール、あるのかどうか不明。タレコミ求。

https://www.fantasyflightgames.com/en/products/x-wing/

⑪バトルテック / Battletech
・概要
カタリスト社。古くからあるアメリカン・ロボ戦闘ゲーム。
名前は古いけど最近リブートされて遊びやすくなった。有名すぎるのでここで書かなくてもいいんじゃない?

・始め方、予算(体験スターター約4000円~)
6角形のマス目マップを使う本編以外にも熱管理のない体験版、マス目のないアルファストライク版、TRPG版などゲームモードだけで数種類あるよ。
本編が一番遊ばれてるみたいだけど、編成ルールもいろいろあるので始める前に最寄りコミュニティに聞くのを推奨。

・公式サイト、日本語ルール

日本語ルール

⑫インフィニティ /Infinity the game
・概要
スペインのコルバス・ベリ社製。サイバーパンクな未来世界での銃撃戦を再現した超有名ゲーム。スペインでは国民的遊戯と言っても差し支えないほどの人気があるよ。
・始め方、予算(簡易版2Pスターター約20000円~)
本編(N4)と簡易版(Code One)の2種類のゲームモードがあって、簡易版で使えるモデルはそのまま本編でも使用できるのでまずは簡易版から始めるのを強く推奨。もしくは、バラで好きなものを集めてからプレイしてもOK(編成制限があるので有識者に聞きながら購入推奨)。日本ではどちらのモードも半々ぐらいで遊ばれているよ。

・公式サイト、日本語ルール

⑬ガンダムコレクション タクティカルコンバット
・概要
バンダイ製。1/400スケールの食玩サイズのフィギュアでミニチュアウォーゲームができるルールブック。
2007年ごろの製品なため専用フィギュアを含め新品はまず手に入らないと思われるが、がんのすけ先生は中古品をかき集めて2024年に布教開始した。出目次第でやられメカのはずのマゼラ戦車が1撃でガンキャノンを撃破できたりとややバカゲー気味だが今やっても面白い。

・始め方、予算(ルールブック、フィギュア共に絶番)
持ってる人に読ませてもらおう。当時のフィギュアが手に入らない場合、ガンプラでやるのも手だよ(実際にやった人がいるかは不明)
・公式サイト、日本語ルール


記事を書いた人

Twitter: @Doodle114514810

もしここに掲載されてる中で遊んでみたいもの、記事紹介してほしいものがあったら↑に聞けば何とかなる…かもしれません。
もし遊ぶ機会があったらタイトルのハッシュタグや #ミニチュアゲーム  とかつけてツイートすると大変よろこばれます。

スペシャルサンクス
いつも遊んでくれる皆さま、インペチ、各地のミニチュアゲーマー

続き:


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?