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『飲み込める?』

リハビリ療法士は、それぞれの対象患者の状態を観察して判断し、それを基に計画、どんなことをしていくか組み立てていくようだ。
対象となるこちらと違って何かと忙しく、限られた時間の中でのトライアンドエラーも行っていて、思ったように結果に近づかないことも少なくなさそうだ。

望まれているか分からないが、言葉で伝えられることは、可能な限り伝えるようにしている。
何をされたらどの辺がこんな感じ、というようにだが役に立っているかは、どうなのだろう?
逆に惑わせてやしないか気になったりもする。

療法士の中で、言語は他のものと違ってやっていることも結果も分かりにくい。
その中でとても分かりやすいことが、一つある。
"嚥下"に関することである。
分かりやすいことばにすると、飲み込みに関すること。
種類や大きさなどで、飲み込みにくいとか咳き込んでしまうことを確認して程度を判断する。
この判断が飲食に密接に関わるもので、お茶などにトロミがついたり、食材の細かさや扱いが大きく変わってくるのだ。
毎食お粥にトロミつきの汁物、元の料理がどんなものか殆ど分からないほど細かくされたおかずなどが続くことになったら、問題ありとチェックされたということ。
前の病院では、そんな食べてみて何の料理かようやく分かる様な食事が数週間続きウンザリしていたものである。

続く・・・

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