『環境がそうさせているのかも』
廊下ですれ違ったり、他の病室を目にしたり、食堂に現れる姿を目にしたりと、殆どが自分より年上の方々とはいえ、前よりリハビリが進んでいる姿を目にするともっと先、もっと上の回復をしないといけないなと感じてしまいます。
食事の席、前に座る大正生まれ90代のおじいちゃんが、ばくばく食事する姿に元気をもらえます。
脳梗塞を発症して入院してこれまでの様にいかないことがいくつも出てきますが、それ以上のハンデを克服しようとしている方ばかりで、自分が回復という個人的なことだけではなく、自分の行動が少なからず他の人の力になるかもしれないと思ったりすることが出てきました。
不思議なものです。
入院することもなく日々を過ごしていたら、こんな感覚は浮かんでこなかったかもしれません。
同じ病棟内には、認知症を患っている方や病状により場所などの認識に難のある方もいらっしゃいます。
歩行器を使っているとはいえ、耳も目も思考なども健常者と然程変わらない者としては、病棟を彷徨きながら行動がやばくなりそうな方や困っているらしい方の手助けをそっと目立つことなくさりげなくする様に心がけていてもそうもいかないことがあったりして、患者なのか警備員の延長線上なのか分からなくなってる気がする毎日を送っています。
続く・・・
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