43.不思議な話し合い

ワタシを抜かして
妖怪コンビとモラオの3人で話し合いをしてもらい
モラオが何を言っていたかを後日聞き
それについて
じゃあ次はこういう風に話を持っていこう・・・
という相談をする

こんな調子でなかなか進展しない話し合いが進んでいった


妖怪コンビ
頭のネジが飛んでいるのでは?ということもしばしばあった
それとも
素晴らしい息子の色眼鏡と妄想で
なかなか現実を直視できないでいるのか・・・・


例1

モラオ   病院の薬の袋がこれ見よがしに捨ててあった
      それを見たら薬の量が増えていた
      病状が悪くなっていっているのは知っている

と言ったらしいのですが

これ見よがしとか言われて
腹が立たんのか?
なんとも思わないのか?と思ってしまう

これみよがしとか
ワタシには悪意しか感じられない


しかもこれ見よがしに捨てたわけではないので笑

ただただ
紙ごみに薬の袋を捨てた
それだけで
何故これみよがしになどと言われなければならないのか?

それでも
妖怪コンビは

ああそうですか・・・

とぼーっと返事をしたそうな^^;


しかも自分のせいでしょ?
病状が悪くなってるのは
それが分からないからモラオなんだけど笑


何故こんな他人事な返事をされなきゃいけないのか
訳がわからなかったし
ああそうですか状態の妖怪にも理解に苦しんだ^^;


例2

モラオ    そんなに怒鳴ったりなどしてはいないんですけどねぇ~~
       (さも自分の身に覚えがないとでもいいたげ)

ならばなぜ娘は病院に通っているのでしょう?

の一言くらい言って欲しかった!
それでも妖怪コンビは

ああそうですか

としか言えなかったらしい


ワタシが
アイツの言ってることは全部でたらめだ
と必死に伝えたことが
何も分かってないではないか妖怪コンビ^^;


例3

モラオ    姉貴がなるべく家に留まってお金を貯めた方がいいよ
       そうアドバイスをくれたんです
       だから今お金を貯めてるんです
       お金を貯めて出ていきます


これにも妖怪コンビは
ああそうですか
という返事だったらしい・・・・


モラ姉がなかなか厄介だと感じていたけれど
まさかこんなしょーもないアドバイスをしていたとは

モラオも普段はモラ姉の文句ばかり言っていたくせに
都合のいい時だけ言うことを聞くもんだ


さらにこの時にはすでに
モラオの給料が入る銀行口座のキャッシュカードを
返してしまっていた

それまではワタシが必要に応じてお金を引き出し生活費に使っていた
でも最初に出ていってくれと言ってから
なかなかアパートを探すこともせず
出ていくのやめたと勝手に前言撤回されて
そのせいで病状は悪くなっていく一方

それにしびれを切らし
ある日
これを返すからアパートを探してくださいと

そう言ってキャッシュカードを返した

生活費はどうするのか

と聞かれたけれどそこはワタシの意地で

貯金で何とかするから

と言った


返す前に当分の生活費のお金はいただいておいたが
アパートを探すのにお金もいるだろうからと
200万の残金を残して返したのだ

その後終わってみたら
キャッシュカードを返してから2年以上も居座られた
こんなことなら残高ゼロにして返せばよかった笑


何故ならその間
モラオは一切のお金を入れることなく
冷蔵庫だけを漁り
当然のことのようにワタシが買った食糧を
勝手に食べていたから

貯金だって元はモラオの稼いだお金ということは
承知しています
でも家族を踏みにじったのはモラオ
(それはモラオには理解はできていないんだけど)
ワタシにしてみたら
キャッシュカードを返した時点で最後通告のつもりだったから

なるべく節約をするために
なるべく家にあるものを食べるモラオの行動が理解に苦しんだ

家に留まっていることで
息子たちの反応も明らかに悪くなってはいたけれど
モラオはひとり上機嫌を絵にかいたようににこにこし
ホラーとしか思えなかった笑
周りの空気感はわかっているのかわかっていないのか
ただ
ぼくちゃんも辛いけど頑張ってる!
というスタンスを貫いていた

これは確認したわけじゃないけど絶対モラ兄モラ姉に言ってる!
ぼくちゃん頑張ってるよアピールと
被害者面はモラオの欠かせない武器だから

もっと強くセンゴクが言ってくれたら
もっと早く出て行ってくれたんじゃないだろうか

そう思っていた

ワタシが何を言ってももう無駄ということはわかっていた

モラオは
ワタシの話を聞くことは拒否し
思い通りにさせるもんかとそういう状態だったから

お互いの人生のために
などということはモラオの脳内にはない思想だった

ワタシ以外の誰かがモラオに言うことが重要だと考えていた

ただ
妖怪コンビは至ってにこにこと穏やかに話をすることにこだわっていた
まるで
いつかモラオが帰ってきて
いつか養子になってくれるんじゃないか
そんな妄想が捨てきれないでいるんじゃないかと
そんな気がしていた


話し合いは常にお茶を飲みながら笑顔で進んでいき
亀の歩みのようなのろさだった^^;

モラオは毎回
分かりましたアパートを探します
口では言うので
誰だってそう言われたらすぐ探してくれるものだと思ってしまう
でもそれはいつものように
その場を切り抜けるだけの言葉で
なんの意味もない言葉だった


その亀の歩みで
2023年の年明け

センゴクからの話で

モラオがアパートを探しているんだけど見つからないんですよね

と言っていたと


いやいや見つからないなんてそんな話はない!
周辺にはアパートの空き部屋がいくつもあるし
モラオがどのあたりに住むつもりかわからなかったけれど
駅の近くにだって
モラ実家の近くや会社の近くだって
空いてないということは断じてなかった


今はネットで空き部屋なんて探せる
空き部屋は何千軒もある!

そう言うと妖怪コンビは
へええええ!と
心底驚いていて
本当に頭を抱えたくなった

それを知っていれば
空いてる部屋がないなんてことはない
どういう条件で探しているのか?など
次の質問も投げかけられるというものなのに
妖怪コンビは言われたら言われたまま

最後の頼みの綱に
アテにしてワタシが悪いのか?^^;


それでも
次回のモラオ会議では

センゴク  アパートが見つからないと言っていたが
      おまえも忙しそうだしそれなら俺が探してやろうか

そう言ってみようということになった


のらりくらりと世間話をしているわけではない
センゴクが本気だぞ

と見せることが肝心だった


結局それを告げる前に
モラオからとうとう2023年3月にラインが来て
部屋の契約をした
4月に引っ越す


長かった

出て行ってくれと告げてから
何年経っただろう・・・・


本当に長かった

正直最初に
出て行ってくれと告げた2019年に出て行ってくれていれば
ワタシの病状もここまで悪くなっていなかったのではないか

おかげで未だ
不安障害の後遺症に苦しんでいる




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