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27.モラオのインフルエンザ

モラオは予防接種に積極的でした

こどもが小さいころは
インフルエンザは毎年保育園や学校からもれなく必ず
いただいてくるし
予防接種をしておけば重症化しにくい
という話をきき
小学校のうちは予防接種をしていました

ちなみにモラオは会社負担で受けれるということで
毎年せっせとひとりだけ予防接種に余念がありません

ワタシはというと
接種したとモラオに言っておきながら
(わざわざ確認される)
接種箇所がひどく腫れてしまうのが嫌で接種はずっと控えていて
息子たちが受験の時だけ打ちました

コロナの時も
もう真っ先になんの不安もなく接種しておりました


長男が中学生
次男が4年生の年だったでしょうか

この年の年末
モラオは体調を崩し病院でインフルエンザを宣告されました

当の本人は予防接種をしていたのにもかかわらず
かなりの重症で
ひーひーいいながら寝てました
その日は近くの内科の年内最終診療日で
モラオは点滴まで打って万全の体制笑


インフルエンザといえば
薬ももらったし
点滴までしてもらって
あとは寝てればすぐ治ると思っていたら
なかなかにあとをひいて長引いておりました


こども達は無事にインフルエンザをもらってくることもなく
学校を終えられたというのに
なんと家の中にインフルエンザが^^;

せっかくのクリスマスやお正月気分もぶっとびました


本人はもうしっかり診察してもらって薬ももらって
あとは寝てるだけ

でもこの後移ったら
病院はやってない
市の休日夜間診療所に行かなければならない
この時期2時間待たされたという話も聞いているので
普段の日ならばまだよかったのですが
全くモラオのタイミングの悪さといったらさすがです!!!笑

自分が元気ならばまだ看病もできるし
夜間診療に連れていくこともできるが
自分が移ったらどうしよう
こどもが移ったらどうしよう、、、
毎日そればかり考えて
息子たちだってせっかくの冬休みなのに
どこにも行けず
(移っていたとしたらお友達に申し訳ないから
お友達と遊ぶこともできず)
悶々と年末を過ごしてました

朝起きて熱があったらどうしよう、、、

そう思うと夜も眠れなかった


モラオはというとごほごほ咳をしながら
リビングまでおりてきて
空いてる病院を探しておいた方がいいと
ネット検索しようとするので
まじでやめてほしいと
部屋で寝ててくれと訴えました

ワタシにとっては
あとは治るのを待つだけのモラオよりも
息子たちに移るのか移らないのかただそれだけが重要でした
何度もいいますが
年末年始でなければこれほど神経質にはならなかったのですが
年末は病院が一斉にお休み
ただただそれだけが心配でした

まあ当然
ワタシの態度はモラオは面白くなかったでしょう


モラオは最初は部屋でおとなしく寝ていましたが
熱が下がって二日たったらもう移らないからと
リビングをうろうろし始めました

ワタシは
熱が下がったは夕方だから
その夕方から48時間はまだ部屋にいてほしいと訴えました

それがモラオを怒らせ
怒りモードで部屋へ
そしてそのあとは何か食べるか
食事はどうするか聞いても無視でした笑
完全にへそをまげてました

そして完全に治っても仏頂面で日々すごし
とうとう息子たちがいる前で怒鳴り始めました

ぼくちゃんのことが心配じゃないのか!!!!

もちろんぼくちゃんとは言ってません笑
俺様のことが心配じゃないのかと言ってました

息子たちの前でそのセリフ恥ずかしくないのかしら
もうそれしか感じなかった

お前たちもお前たちだ!

ぼくちゃんを病原菌扱いしやがって!!!
(注釈ぼくちゃんとは言ってません)

いやしてませんって

息子たちは何も悪くないじゃないか
とんだいいがかりもいいところ
冬休みだというのにどこへも行かず我慢して家の中で過ごしてたんだよ?
それわかんない?

ただ誰も言い返せない
だって相手はモラオだから

そしてワタシには

オマエの態度がそうさせてるんだ!!!!!


ワタシはワタシの職務を全うしたかっただけだ
一番は誰にも移らず正月を迎えられること
ただそれだけだった

そのあとも
モラオは怒り出すと手が付けられない

おまえたちは部屋へ行けと
息子たちを部屋に下がらせ
ワタシに向かって延々と怒鳴りまくってた

もう何度も同じことを繰り返し言ってるだけで
ぎゃんぎゃん怒鳴られ
頭がおかしくなりそうだった


熱が下がってからきっかり48時間部屋にいてといわれ
ぼくちゃんがどんなに絶望したのかを
延々と1時間近く何度も何度も同じセリフを
怒鳴られた


吐きそうだった
気持ち悪くなって
段々眩暈がしてきて
なんとか立っている状態だった


悪いけど
こんなに怒鳴られる筋合いはない
そんなに大事に看病されたいのなら
ご実家で大好きなお義母さまに看病してもらえばいいのに

モラオが体調を崩すと
いつもいつも
そう感じていた


ワタシはお義母さまではない
お義母さまの代わりではない
お義母さまと同じ看病はできない

マニュアルがあれば最初はできたかもしれないが
マニュアルもなければ
取説もない
こうしてくれと頼まれたわけではない

黙って察してくれ

これもモラオからよく言われた言葉

え笑

え笑


エスパーとかメンタリストとか
そういうのを求められてる???笑

いや
無理なんで笑


思い出すのも辛い
インフルエンザのおもいで





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