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ゴルフ場を呪った日々

注:ゴルフ好きかつ「ゴルフを悪くいうことは許せない」方はこの記事を読まずにページを戻してください


東南アジア某国で新婚生活をはじめた当時、夫が駐在員村社会特有の「おじさんの自己満足のためのゴルフコンペ」に参加しなければいけないのが受け入れられませんでした。
(ここでいう”おじさん”はおじさん文化を内在化した女性も含みます)
そして「この世にあるゴルフ場がすべて爆発すればいい」と方々で息巻いていました。
ゴルフ(場)が嫌いなのは周囲の生態系を破壊することはもちろんですが、特定の人間関係のなかで繰り広げられる茶番があることも理由の一つでした。
なにより、週末の家族団らんから”父親”を奪っていくものだと幼少のころから認識していたからです。
実父は明けても暮れてもゴルフ第一の人でした/です。
実父の場合は純粋な趣味なので誰かに付き合わされているものではありませんでしたが、それでもほとんど家にいない父親が週末も自分たち子供以外のことでかかりきりになって会えないことで次第に父親から心も遠ざかりました。

とくに海外の日本人村社会では、地方の伝統行事よろしく「慣例だからしなければいけないこと」であるかのように様々に細かな取り決めや暗黙の了解に支配されたゴルフコンペが開催されていたようです。
もちろん、このように週末のゴルフを通して社交/交流を行うのは日本人だけではないことも知っています。
ただ私のなかではすでに 海外駐在+(ほぼ)強制ゴルフコンペ@週末=bullshit jobという図式がどこかのニューロンにタトゥーのように焼き付いています。
なぜおじさん達がゴルフコンペに執着するのか、を考えることもできますし実際に掘り下げたこともありますがもう気色悪いのでここには書きません・・・

ちなみに、環境アセスメント会社に勤めていた知人が「ゴルフ場やリゾートホテル建設のために会社内+クライアントからの圧力によって、保全すべき生態系があってもアセスメントの結果を書き換えて環境破壊/改変に加担してきたことに耐えられず辞めた」と話したことも併記しておきます。