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やっぱりのんびり地方暮らしがいいね

クルージング船上から撮ったサンフランシスコのスカイライン 右端に急坂が見えます

先日買い出しをかねて生まれて初めてサンフランシスコを訪れました。
景観と街の香り(かぐわしくない臭いやweedな臭いも含む)がとても刺激的で、普段2階建てばかりのこじんまりした街に住んでいる上に引きこもりの私はサンマテオあたりから気後れし始めました。
ロサンゼルスにやはり用事があって行ったときには、到着後3時間くらいでうんざりしてきて一切観光せずに用事だけ済ませて帰ってきました。
それもこれも、東京の中心で生まれ育った私でも桁違いだと思う都市の大きさ、パワー、せちがらさ?を感じたからです。
もしくはカリフォルニアの地方生活が板についたせいで「都会はこえぇところだべ」という気持ちになっていたからかもしれません。
話をサンフランシスコに戻します。
まず都会には車線が多いです。car pool*ってなんだべ・・・というのが最初の感想です。
 *car poolとは大都市で交通渋滞緩和のために設けられている相乗り車優先
     車線のことです
車が渋滞することがないと言い切れる街から来るとそこでまず気圧されて、気持ちがしぼみ、車をとめて観光をはじめるころには挙動不審にお上りさん感を全面に出します。
最近それが楽しいです・・・・
そうやって圧倒されたあとに”おらが街”に帰ってくると「やっぱりこの肥料っぽい香りのする街がいいよ~」となります。
あと地味なところで違いを感じるのはyelpのレビューに日本語で書き込んでいる人が登場するところです。
地方都市には日本人が限りなく少なく(地元でほぼ見たことがない)、近隣のお店のレビューはすべて英語です。
見渡す限り私だけがガイドブックを握りしめ、一眼レフを首から下げてぼやぼやと歩きます。
見たいところ、行きたいところはたくさんありましたがまた次回に。
今回は偶然にもプライド月間のラストを飾るイベントが開催される週末にあたりました。

PRIDE parade&celebrationが開催された中心地 Civic Center Plaza


予定を変更して会場へ。皆さんが持っていたレインボーカラーのトートバッグ(おそらくfreebee)が欲しくてキョロキョロし、芝生に寝転んで休んでいるときに夫が隣に座っていた若者に聞いてくれました。IKEAのfreebeeだということが判明しましたが、急ぎ向かったときにはすでに配布終了・・・
とはいえ、abortion banningについて最高裁からの発表があった翌日のイベントだったため、ステージでマイクを握るMCもそのトピックを取り上げます。私も激しい怒りのツイートをした翌日でしたので「SCOTUSの決定がFXXXXXXXXだと思う人は一緒にブーイング!」という呼びかけに応じてきました。
別の日、地元の公園でも結婚したばかりというカップルを祝うLQBTQイベントがあり、偶然参加することに
幸せそうな2人の笑顔が輝いていました・・・
好きな人に好きと伝えて、ラッキーならカップルになって、結婚する・・・・
なぜ制限されなければいけないのか未だに理解できません。
こんなに不可思議な制限が多いのであれば「自由の国」あらため「自由が欲しい人がいる国」に変えてくれたらわかりやすいです。
制限されるいわれがない事柄で苦しむ人が現状を変えようと努力することを、当事者だけに任せておくことは差別の固定化に参画することだと思います。
残念ながらアメリカの市民権がないため署名運動に参加できませんでしたが、国籍のある日本では自分にできることをします。

署名しました。
https://www.change.org/p/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%94%BF%E5%BA%9C-%E5%90%8C%E6%80%A7%E5%A9%9A%E8%B3%9B%E5%90%8C%E7%BD%B2%E5%90%8D%E6%B4%BB%E5%8B%95