コインランドリーの頭脳戦法

梅雨の時期、一人暮らしで困るのが洗濯物だ。

いや、まぁ、どこの家も困るだろうけども。

ただ一人暮らしはそんなにすぐ洗濯物がたまらない。

週に一回、洗濯機をまわせばだいたいなんとかなる。

ただ、梅雨の場合、その一回のタイミングと天気がマッチングしてくれなければ

バイト先の服や、パンツやらが足りなくなってきてしまう。

そんな、今日。外は雨が降ったり止んだり。

なので仕方なく乾燥機だけをやりに、コインランドリーに行ってきた。

10分100円で乾燥してくれる。これを安いと捉えるか。高いと捉えるか。

まぁ、普段外で干せばタダなんだから、どうも俺は損した気分になる。

そんな気持ちな中、グルグル回る乾燥機を見てる。

10分後、eNdと謎に小文字と大文字のアルファベットが表示される。

中のものを触ると、バスタオルとかはまだ湿っている。

はぁ。もう10分かと。あぁ、もう100円かと。200かと。

マックのスパチキ食えるよって。僕あれ好きなんですよね。

そんなことをぶつぶつ考えながら小銭入れを開けると、100円玉がない。

あー。じゃあ両替しよう。あー。ない。

ふと思い出す。家の近くのランドリーが2カ所あって、どっちも両替機はない。

昔、専門の同期の家の掃除をさせて頂いた時(今は社長です。当時からバイト代いただいてました)もランドリーに行ったが両替機はない。

代わりに何があると思えば自動販売機だ。

全くうまい商売だ。

洗濯をしにきて、小銭がないとなれば、ついでに飲み物を買わせて、

売り上げにしている。

僕は別に喉が乾いてるわけでもないのにコーヒーを飲むことになる。

本来は200円で済むところを300円払ってる。

300円て。回転寿司でちょっといいデザートが食べれるよ。

スーパーでハーゲンダッツ買えちゃうよ。限定のパイナップルの、うまいんだよ!

うまいけど高いから我慢してるんだよ。それが買えちゃうんだよ。

なのに僕は飲みたくない缶コーヒー飲んでるんだよ。

はぁ、これは全く。

自販機と洗濯機と乾燥機で企ててやがるよ。

「自販機さん、お主も悪よのう。」なんて洗濯機が言ってるよ。

「いやいや、僕なんかより乾燥機さんの方こそ。」と自販機

「何をおっしゃいますー。僕なんか洗濯機さんあってのなんですから」と乾燥機

「「「さぁ、また1人小銭が足りないお客が来ましたよ。儲けさせてもらいますよ。ヘッヘッヘ」」」


なんて会話を想像しながら、僕は嫌いではないが、

今は飲みたくないポッカの缶コーヒーを飲む。

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