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1度経験したら根強く残ってしまうよね。

今回の話は、私が今まで経験してきた恋愛とかについてうだうだ喋って「私、可哀想だな〜」って感じを出しているので苦手な方は読まない方が良いかもしれません。


初恋は幼稚園の時だった。好きになった男の子は足が早くて背も高くてみんなに優しい子だった。
同じ小学校に入り日々を過ごす中で4年生になった時、その男の子から告白された。
今の自分からしたら、小学生で付き合うとかとんだマセガキじゃねえかって思うけど当時は大人の真似事をすることで自分たちも大人になれるのではないかと思っていた。多分。
その子はもちろん親同伴でだけれど夏祭りとかに一緒に行ってくれたり、近所の公園に遊びに行ってくれたりした。
それから2年が経って卒業式が迫った1月下旬。
「みーちゃんって𓏸𓏸くんともう別れたの?」と友達に聞かれた。
もちろん別れてなどいなかったから否定すれば「でも𓏸𓏸くん、☆ちゃんの事が好きって言ってたよ??」と。
当時の私はものすごく行動力も度胸もあった(子供故)から、すぐさまその男の子の元に行き真相を確かめようとしたのだが彼の友人から「今は話したくないってよ」と事実上の面会謝絶。
そこで私は人の心などずっと同じでは無いのだと幼ながらに悟ったが、少し傷ついた自分にも気がついた。


その事件から一回も彼氏を作らず大学生まで来てしまいそれを友人に相談すれば「一緒にマッチングアプリやらない?ほら私ら男の人とあんまり関わりないから慣れておくのも良いかも」と言われ、確かに…と納得してしまい無事にインストール。
ちょうどコロナがまたも流行り始めた時期だったから授業は1部リモートになり、家から出ない日も続いた。
そんな中話し始めたのがHくん。
彼は隣の県の1歳上の大学生で、なんだか女の人慣れしている感じだった。
私がネガティブモードに入っていると真剣に話を聞いてくれて、肯定もしてくれる。この人だと思った。
実際に会う約束もして、本当に会って会ったその日に付き合った。人生初キスも済ませた。
でもなんだか押しが強いな…と心の奥底では思っていた。
付き合ってこれは守って欲しいと言われた事がある。
・ショートカットにしない
・毎日電話(10分程はビデオ通話)
・男となるべく話さない
・痩せる

若干の違和感がそこで生まれた。
数日様子を見ようと思い日課のビデオ通話をしていた。
私もHくんも勉強をしないといけないからビデオ通話は10分だけと決めて私はタイマーをセットしていた。
そのタイマーが鳴った時に「え、もうカメラ切るの?せっかくみーの為に時間を作ってあげてるのにそっちは何か無いわけ?」ときた。
皆様薄々気づいていると思いますね。
「Hくんさ、もしかしてあの日押せばいけるって思ってなかった?」
そこで私は付き合った日に思ったことを質問してみた。
「あ、バレた〜?笑でもまぁ女の人とかは"好き"とか"可愛い"とか言ってれば押されてくれてたし〜」
ヤリモクと呼ばれる類の男だった。

次の日別れた。

初回が本当にとんでもねえ男だった。

あと私はHくんと話してて判明した事だが、もしかしたらノンセクシャルというセクシャリティかもしれないという事だ。

※ノンセクシャルとは他者に性的感情は湧かないけど恋愛感情は湧いたり湧かなかったりするセクシャルらしい。こういうジャンルは区別が分からなかったりするので今回はノンセクシャルという事でお願いします。(読む解説文献などによって呼び方が違ってきますので。)

Hくんにその思考の事を言ったら「え〜おかしくない?」と言われてしまい、少し落ち込んだけどあとから自分で調べてみて少数派なだけでおかしくはないと知れて良かった。だが、自分がまた傷ついた事には変わり無かった。



そしてそれから時間が経ったある日、中学高校の時に好きだった人からインスタのDMが来た。
4年間ほど好きだったというのもあり少し胸がときめいたが、そのメッセージの内容を読んで驚愕した。
「彼女と別れた。俺のモチベになって欲しい」
との事。
彼は頭が良く難関の大学に入った時にそれまで付き合ってた彼女をモチベーションに今まで頑張ってきたらしい。それが居なくなってモチベーションが無くなったからと私に声をかけてきたという事だ。
つまり
「彼女と別れた。だからその彼女の代わりになって欲しい」
という事になる。

いや、まぁ中学の時に彼には告白しては居るもののまだ好きとは限らないじゃないか。
なんならこの理由を聞く中であまりにも自分勝手で、女性尚且つ私のことを見下しすぎてて冷めたわ!!

彼がこんな人だったと気づけなかった自分に腹が立ったし、誰でもいいうちの1人なんだと気づいてまた傷ついてしまった。



それまでやめていたマッチングアプリもまた再開してしまい、なぜか私は思わせぶりをしまくってドタキャンするという事が楽しくなってしまっていた。
本当に良くない。

そしてちゃんとドタキャンしないで会ってみたい人が現れた。
Jくんと呼ぼうか。Jくんは社会人で私の4つ上。私の通っていた専門の近くに会社があってよく放課後とかにお茶に連れて行ってくれていた。
ある程度親しい存在になったら「うちに来ない?」とお家デートに誘われるようになった。
私は付き合ってない異性の家には上がらないと決めていたからその旨を伝えると「じゃあ付き合お」と言われた。
それが少し引っかかり考える時間を貰うことにした。

お互いによく話し合い私の思考(ノンセクシャルであること)もよく理解した上でお付き合いをする事になった。
私の思考に関してはこちらの押しつけも悪いので譲歩という形にはなったが。

付き合ってからまたお家デートの誘いが激しくなった。
それを毎度ギリギリ交してカラオケデートや映画館デートなどに逸らしていた。申し訳ないとは思ったが、まだ怖かったのだ。
そしてJくんがよく上司に連れられ飲み会に行くようになった。
彼はあまりお酒が得意ではないのに自分から沢山飲んで挙句の果てに吐くという事を繰り返しそれを毎回報告してくるようになった。
それを聞いた私の一言目は
「いい大人がみっともねえ事してんじゃねえよ」だった。
毎回「飲みすぎないでね。心配だから」と打ち込むのも疲れてしまった。

1ヶ月くらいで別れた。

欠点のない人間なんて居ない。もちろん私も欠点だらけだ。
でも、自分のふとした行動で他人を大いに傷つけると思ったら一層気をつけないといけない。



どうでしたでしょうか、20歳前後の私の好き放題さは。
道徳の教科書をあげたくなりますね。

でもこういう経験があって自分の中に固定概念がより一層こびりついてしまった事も確かです。
どうせまた見下されるかもしれない、どうせまたヤリモクかもしれない。と。

今22歳だけど、もう一生独身でいる覚悟は出来てる。


人間って、学生とかの時代に経験できなかった物や事に執着するらしい。
私の場合はまともな恋愛かもしれない。

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