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生きづらい

嫌な人を見て嫌だなと感じる自分が嫌だ。

いつも乗るバスにいる

文句ばっかり怒鳴るおばあちゃんを

みんなが驚いたような目で見るが

わたしからすればいつものことなので

人一倍 冷めた目で、それも見下してしまう

加齢だとか病気だとかなはずなのに

優しくなれない自分が嫌になる。

誰も悪くないのに

その瞬間 その周り一体がものすごく黒く

嫌な雰囲気が漂う。

そんな彼女も生きている。

お財布から1万円をだしたりなおしたり

釣り銭箱にはお金を投げつけるし

さっき出した1万円札を駅員に差し出し

切符を買えと怒鳴りつけるし

でも生きてるんだよな。

服も着てるし髪も結ぶし

かわいい鞄を背負ってるのに

怒鳴ってるし生きている。


だから私は生きてるのが

辛くなってしまうんだよ。

もう何を食べてるかもわかってないような

おじいさんが隣で齧るパンも

その横のおばあさんが

震えた手で持つフォークで巻くパスタも

ぜんぶ辛くなってしまうんだ

変かな。


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