【ゲームレビュー】続編が待ちきれないショートビジュアルノベル-Twilight Town: A Cyberpunk Day In Life

はじめに:続編はFPSタイトルとして制作中!

今回は、「Twilight Town: A Cyberpunk Day In Life」のレビューを書いていこうと思う。予め書いておくが、本作は2021年3月にリリースされたビジュアルノベル作品だ。「でもってなぜ今?」という話だが、理由は簡単。

私自身が本作の存在を最近まで知らず、Twitterでおススメ情報を見つけ、「続編がFPSなビジュアルノベル、しかもサイバーパンクでドット絵だと!?」

FPS大好き人間かつVa11-Ha11aなどサイバーパンク世界の人間模様大好きな身としては、プレイしなくてはと使命感を感じた。そしてプレイ。
率直に言って世界観とキャラクターが良すぎてぶっ刺さったのです。
(ちょっと所ではないが)ピンク色な表現がコミカルに展開され、それも楽しかった笑。

そして、6月中旬の情報で今年の9月18日に続編のリリースが予定されている。ゴア強めのFPSとのことだが、ワクワクが止まらない。
ゴア×FPS×個性の強いキャラクターなんて、もう最高じゃないですか…(うっとり)

本作の概要

(以下Steamストアページより引用)
ギャンブル中毒の青年Ikuroは、彼自身の手によってパーソナライズされたAIロボットの妻Seiへと依存していく。しかし彼女は問題を抱えており、定期的に新しいメモリーが必要だった。そのための資金を得るのは簡単なことではなく、彼はその過程で怪しげな人物と出会うことに……。
 特徴
・リラックスした臨場感あふれるOST!
・豪華なアニメーション背景とスプライト!
・魅力的でダークなストーリー!
・個性的で魅力あるキャラクターたち!

ざっくりとした話の流れ(ストアページ説明の+α)

ギャンブル沼にハマっている主人公"Ikuro"は、漫然と落ち込んでいく日々の中である日、自分オリジナルのAI”Sei"を作り上げようと決心した。
Seiに必要なパーツのためにIkuroはギャンブルしたり借金したりとなんとかお金を工面しようとする。
そんな中、路地裏で不思議な○○の少女に出会う。

少女は、いわゆるエッ!なお仕事のためにIkuroに声をかけたらしいが、
話す量が一方的に多かったり、やけにエネルギッシュで個性的な言動が見られる。

だが、彼女はそのお仕事をしたことが無いという…
そして、Ikuroは気まぐれに彼女と連絡先を交換してしまうのだった…

本作の良さ、個人的大好きポイント

”安心する冷たさ”を感じるデザイン

サイバーパンク作品と聞いてまずどんな情景を思い浮かべるだろうか?
宵闇の中煌々と発行するネオン、所狭しと聳える建造物とその間を駆け巡る乗り物。ホログラムの巨大広告があちらこちらで怪しく光る姿。
そんなイメージは割と一般的ではないだろうか。

そしてそのイメージは、人間の生気を感じない、どちらかといえば怪しさや冷たさを感じさせるものだと思う。

だが、本作のデザインはそうしたサイバーパンクの世界観でありつつも、むしろ”安心できる”ものだった。
「なんのこっちゃ?」と思われるだろうが、背景イラストやOSTからそんな、”安心できる冷たさ”を感じたのだ。

登場キャラクターの味わい深さ(抜けてるのもこれ一興)

「なんでそういうことばっかり覚えるかなぁ…w」と苦笑いさせてくれる二人を今回は紹介しておきたい。
AIのSeiと名前は出て来ないが、銀髪の少女の二人だ。

予め言っておくと、この二人とにかくお卑猥なお話をポンポンしてくる。
主人公に作られたAIであるSeiと、自称ピンクなお仕事に自信のある少女(あくまで本人談)が仲良く話している姿は非常に微笑ましい。
話している内容は…だけど(苦笑)

ただ、これも一つのユーモアなのかなと思ったりした。何もAIと一口に言っても機械的だったり、脅威を感じさせるものではない。「こういう話題で楽しむAIがいてもいーじゃない!」と言わんばかりの何かを感じた。

そして、この銀髪の少女だが、あくまで”本人談”に尽き、まあ普通な感じの女の子!って感じでは一切ないのだ。マシンガントークをかましてきたり経験が無いことにも自信たっぷりだったりと。

前項で述べた本作の”冷たさ”だったり世界観のダークさと打って変わって、この二人は非常にエネルギッシュ(すぎるかも…)。
この子達に主人公はどんな風に引っ張られていくのだろうか?それが続編の大きな楽しみにもなっている。

本作をプレイし終えて

プレイし終えてからはそれなりに時間が経っているのだが、ストーリーを通して、一つ思うことがある。
「変化は突然に、そして気づかずにうちに訪れているものだ。」なぁと。
きっかけと連鎖反応、小さくてもいいから動いてみる。そこに大小差はあれど、事柄が続いていく、そんなテーマを感じることができた。
(あくまで個人的にね…笑)

単純に、これまで述べてきた内容、おそらくサイバーパンクが好きでビジュアルノベルがOKならまずおススメしたい作品です。

いつものことですが、加筆する時があるやもしれません。

今は9月の2作目にワクワクしながら待っていることにしましょう。
それでは。


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